ハイフローティング釣法にうってつけな小型ミノー“ダブルクラッチ 45F1 tuned by HMKL”
ハイフローティング釣法とは
一般的なフローティングミノーよりも高浮力なダイビングミノーを使用し、ダイブ後の急浮上でリアクションバイトを誘発させるテクニックをハイフローティング釣法(別名:マジックジャーク)と呼びます。
ペレットの沈下をイメージした縦釣りとは対照的な浮上を活かした釣りですが、コレが管理釣り場のニジマスにとても効果的なんです!
▼マジックジャーク(ハイフローティング釣法)のやり方はコチラの記事で紹介
ハイフローティング釣法=ハンクル ザッカー50 F1
ハンクル ZAGGER(ザッガー)50 F1
自重:1.5g
タイプ:ハイフロート&シングルフック
フック:VANFOOK SP-21zero#8
ハイフローティング釣法といえば、「ハンクルのザッカー50 F1」とおっても過言ではないほど、多くの管理釣り場アングラーに支持されるルアーがあります。
そんな圧倒的な信頼とリスペクトを受けるハンクルが、ダイワのダブルクラッチをチューニングしたものが今回ご紹介する“ダブルクラッチ45 F1 tuned by HMKL(以下、ダブルクラッチ45 F1)”です。
ザッカー50 F1を補完することを目的として開発された
ダイワ プレッソ ダブルクラッチ 45F1 tuned by HMKL
自重:1.6g
フック:SaqSasショートマルチ #10
ダブルクラッチ45 F1の凄さは、45mmの極小プラグとは思えない安定感のある飛行姿勢です。
ザッカー50 F1が苦手としていた飛距離をしっかり補完するダブルクラッチ45F1は、使っていてストレスが少ない印象を受けます。
飛距離って、魚釣りの楽しさ度をアップさせてくれる重要な要素ですよね!
ファットなボディで高浮力を実現したダブルクラッチ45F1
ダブルクラッチ45F1を机上インプレ
マイクロプラグは、ほんのちょっとした形状の変化で浮力やバランスが大きく変化します。
ダブルクラッチ45F1は、45mmという長さの中で最大限に浮力を得るためにボディが少し太く作られています。
ボディラインから追従するリップが飛距離を安定させる
一見すると何の変哲もないリップですが、他のルアーと比べるとダブルクラッチ45F1はボディ腹部のラインが綺麗にリップまで繋がっていることが分かります。
素人感覚ではありますが、ダブルクラッチ45 F1の形状は「飛距離と飛行姿勢を重視して作られたんだろうな」と感じさせられます。
フロントフックを搭載できるアドバンテージ
ダブルクラッチ45F1は、ボディを太くして浮力を高めているため、フロントフックを取り付けることに成功しました。
ハイフローティング釣法では多くの場合リアフックに掛かってきますが、1~3割程度の確率でボディにバイトがあります。(個人的な感覚値です)
このサイズの高浮力ミノーでは、浮力を得るためにフロントフックを取り外す選択を取るルアーが多い中で、フックを2つ背負えるダブルクラッチ45F1は釣果面で大きなアドバンテージ持っているといえるでしょう。
映像を交えてダブルクラッチ45F1を実釣インプレ
ダブルクラッチ45F1のハイフロート釣法(水中映像)
ダイブ・浮上ともにアクションが安定しているのがダブルクラッチ45F1の強みです。
誰が操作しても同じように動いてくれることは、初心者や中級者にはとてもありがたいことですね!
ダブルクラッチ45F1のヒットシーンをご覧ください
ルアーの動きに安定感があるので、リズム良くアクションを加えることができます。
ヒットシーンをよく見ると……横からだったり真下から突き上げるようにルアーにバイトすることもあり、やはりフロントフックの重要性も感じますね。
浮上の姿勢は水平に近い
ラインテンションを張った状態で、できるだけ早くで浮上させることがハイフローティング釣法のコツです。
ダブルクラッチ45F1の浮上姿勢を良く見てみると水平に近く、浮上速度も速いことが分かります。
うん。やっぱり綺麗なアクションですね!
ダブルクラッチ45F1を使ってハイフローティング釣法を始めてみよう
ハイフローティング釣法はとにかく数が釣れるますよ!
実際に僕もハイフローティング釣法を練習したのは、ダブルクラッチ45F1でした。
サイズ感に対して飛距離も出るし、ルアーアクションが安定していて使っていてストレスがありません。
釣果もしっかり伴ってくるので安心して使えます。
まずはクリアポンドでイメージを作ろう
初めてハイフローティング釣法をやってみる場合は、クリアポンドへの釣行をオススメします。
チェイスした魚から敢えてルアーを見失わせる感覚だったり、浮上時間の取り方・リーリングのメリハリの付け方など、ルアーの動きと魚の反応を目視できた方がイメージが付きやすいんです。
ダブルクラッチ45F1のオススメなカラーは?
スプーンほど繊細にカラーを用意する必要はありませんが、やはりそこは管理釣り場です。
カラーによって釣果に大きな差が出ることがありますので、最低でもペレット系と光物の2色を持っておくと良いでしょう。
サイトフィッシングが多くなりますので、はじめはルアーの背中が見やすいカラーが使いやすいですよ!
ダイワ プレッソ ダブルクラッチ 45F1
自重:1.6g
フック:SaqSasショートマルチ #10
カラー:サクラオールブラウン
ダイワ プレッソ ダブルクラッチ 45F1
自重:1.6g
フック:SaqSasショートマルチ #10
カラー:ホログラムワカサギ
ダブルクラッチ45F1の短所をあえて挙げてみます
ダブルクラッチ45F1だけでは少し物足りない
浮力をより多く得るためにファットなボディのため、ザッカー50F1やスティルエリアチューンと比べるとややスレやすいルアーかなと感じました。
数釣りを目的とするならば、カラーローテも重要ですがルアーの変更も頻繁に行うことが大事ですね。
フックが2個ついていることが煩わしくなる
活性が上がり本当の数釣りモードになってくると、フックが2個ついていることでリリースに時間を取られたり、フック交換の数が多くなったりと……。
とっても幸せな悩みで恐縮ですが、フック1本で良いわ!ってなりますw
ダブルクラッチ45F1を使って数釣りを楽しんでみてください
ダブルクラッチ45F1を使い込んでみて……魚を反応させたり見失わせたりする感覚を掴んでくると、より一層エリアトラウトって楽しいな。って感じさせられました。
皆さんもダブルクラッチ45F1のハイフローティング釣法で、新たな管理釣り場の楽しみ方を実感してみてはいかがでしょうか?
最後に注意点!フック交換はマメに行うべし
ダイワ プレッソ プレッソ シングルフックSS バーブレス ショートマルチ
入り数:25本
釣れるルアーの宿命ですが、フック交換はマメに行う必要があります。
掛かりが悪くなったり、何匹か釣ったらどんどんフックを交換しましょう。
ハイフローティングミノーは、フックでバランスを取っているためメーカーが指定するフックを装着することが大事!
ダブルクラッチ45F1のフックは、リアフロント共にプレッソ シングルフックSS バーブレス ショートマルチ #10が採用されていますので、参考にしてみてください。
筆者紹介
山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017