バス釣りのバイブレーションについて
扁平なボディが特徴のバイブレーションは、投げて巻くだけで振動(バイブレーション)を起こし、バスを誘ってくれるルアーです。バス釣りにおいては広範囲をサーチしたり、ディープを効率よく探ったりする用途でよく使われます。
しかし基本的に投げて巻くだけとなるため、選び方や使う製品によって釣果が大きく左右されます。本記事ではバス釣り用バイブレーションの選び方からおすすめまでご紹介していきます。
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バイブレーションおすすめ16選
ここではおすすめのバス釣り用バイブレーションをまとめました。ここから選べば間違いない定番アイテムを中心にピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ボディ外に高比重タングステン素材を配置したアウトメタルシステム搭載のバイブレーション。ボトム感知能力に優れ、ストップやフォール後からの素早い立ち上がりが特徴です。
5つのサイズ展開に、オリジナル・フルタングステン・サイレントのサウンド違いがあり、シーンに応じた使い分けがしやすいです。
チェックポイント
- 1.アウトメタルシステム搭載
- 2.アクションの立ち上がりが良い
- 3.サイズ・サウンドローテがしやすい
TNシリーズの特徴であるアウトメタルシステムをさらに進化させ、さらなる遠投性・ボトム感知能力を高めた製品です。アゴの下に伸びたウェイトシステムは唯一無二で、圧倒的な飛距離を叩き出し、ボトムで倒れにくい特徴もあります。
対岸を狙いたい、広範囲を探りたい等、とにかく飛ばしたい時にはコレがおすすめです。
チェックポイント
- 1.パワーアップしたアウトメタルシステム
- 2.遠投性・ボトム感知能力が高い
- 3.飛距離重視ならコレ
岸釣りのプロフェッショナル・金森隆志氏がプロデュースした陸っぱり専用バイブレーション。コンパクトサイズながら十分な飛距離を出せ、リトリーブスピードを問わず使える、こだわりの詰まった製品です。
陸っぱりで気になる根がかりもしにくく、非常に使い勝手の良いバイブレーションです。
チェックポイント
- 1.陸っぱり専用バイブレーション
- 2.コンパクトサイズ
- 3.根がかりしにくい
バス用では数少ないソリッドボディのバイブレーションです。通常のプラ製バイブレーションでは実現が難しい超コンパクトサイズで、リトリーブすればしっかりと手元に伝わってくるパワフルな振動を生みます。
波動の違いを活かして、プラ製バイブレーションやメタルバイブとのローテーションに組み込んでみたいアイテムです。
チェックポイント
- 1.数少ないバス用ソリッドバイブ
- 2.超コンパクトサイズ
- 3.ローテーションの一角におすすめ
数々のバイブレーションの中でも特に強い振動が特徴。ウィードエリアやマッディウォーターのようにバスがルアーの存在に気づきにくい状況でも発見されやすいです。
ラインナップはハイサウンド・SOS(サイレントタイプ)・タングステンがありサウンドローテーションが可能。
サイレントタイプには珍しいインナープレートモデルもあります。
チェックポイント
- 1.強い波動が特徴
- 2.サウンドローテーションが可能
- 3.珍しいインナープレートモデルも
ビッグバス狙いにこだわるデプスのバイブレーション。低重心セッティングのボディは引き抵抗が少なく、1日中投げて巻き続けられます。
フォール姿勢も安定しているので、巻き始めやリフト&フォールでラインとフックが絡んだなんてトラブルも少ないです。
貫通性能の高いRYUGI製ピアストレブルフックでフッキング率を高めてあるのもポイントです。
チェックポイント
- 1.引き抵抗が少ない
- 2.安定したフォール姿勢
- 3.RYUGI製ピアストレブルフック搭載
やや前傾したフォール姿勢が特徴のバイブレーション。これによって立ち上がりの良さとラインとフック絡みのトラブルを軽減しています。
ヘッド面積が広くリップのような役割を果たし、スナッグレス性能が高いのも特徴です。
ウィードをスムーズに引くことができ、ロックエリアでも根がかりしにくいです。
チェックポイント
- 1.立ち上がりが良い
- 2.ラインとフックが絡みにくい
- 3.スナッグレス性能が高い
ザリガニの見た目を模した特徴的形状のバイブレーションです。ラトルを鳴らしながら沈んでいくシミーフォールは唯一無二の存在。
ヘッドにあたる部分は丸みを帯びているため、ボトムコンタクトした際に跳ね上がりにくく、すり抜けるようにかわしていきます。
内部は複数のスペースに区切られ、それぞれにスチール・ガラス・真鍮と異なる素材のラトルを配置。効果的なミックスサウンドでバスにアピールする工夫が行われています。
チェックポイント
- 1.ラトルの鳴るシミーフォール
- 2.ボトムをすり抜ける回避性能
- 3.複数ラトル素材によるミックスサウンド
最強トーナメンター“ケビンバンダム”後用達のバイブレーションで、アメリカでは不動の人気を誇ります。
シミーフォールが特徴的で、フォールでは弱った小魚が沈んでいくようなパタパタとしたアクションを起こします。
アクション・引き抵抗・飛距離のバランスが良く、集中力を保って使いやすいのも特徴です。
チェックポイント
- 1.アメリカの最強トーナメンター“ケビンバンダム”後用達
- 2.アクション・引き抵抗・飛距離のバランスが良い
- 3.1/4ozのラインナップも
日本製バイブレーションながらアメリカのトーナメントプロに愛用者が多く、実績も残している製品。9~10個のラトルが生むハイアピールが、シャローからディープまでのチェックを容易なものとしてくれます。
浮き上がりにくく、一定レンジを引きやすいのも特徴です。
チェックポイント
- 1.アメリカでの実績も高い
- 2.ハイアピールなラトルサウンド
- 3.一定レンジを引きやすい
不朽のバス釣り定番バイブレーションです。現ラインナップは3サイズで、63mmと74mmにはノーマルサウンドと、かつてはバスプロのシークレットだったサイレントのウェイト外れモデルを再現したウーファーもラインナップ。
フックは触れればかかるサクサクを搭載。誰でも巻くだけで釣れるおすすめバイブレーションです。
チェックポイント
- 1.バス釣り定番バイブレーション
- 2.サクサスフック搭載
- 3.誰でも巻くだけで釣れる
T.D.バイブレーションをダイワのトップバスブランド・スティーズ仕様にカスタムした製品。フォールではヒラヒラと泳ぐシミーフォールを披露し、ウィードエッジの切れ目やリフト&フォールでの食わせ性能を向上させてあります。
ラインナップは、3サイズにサイレント・ガラス・ウーファーの3種類のサウンドと盤石の布陣です。
チェックポイント
- 1.ヒラヒラと泳ぐシミーフォール
- 2.食わせ性能が高い
- 3.3サイズ×3サウンドのローテが可能
名作・ラトリンジェッターにタングステンウェイトを搭載したモデル。レンジキープ性能が特に高く、3mより深いレンジでも一定層をトレースしやすいです。
その特徴を持ちながらアクションは派手。ボディバランスがよく取られています。
ワーム感覚で使うスローローリングも得意とし、スピナーベイトやワームでヒットに持ち込めなかったバスもヒットに持ち込めます。
チェックポイント
- 1.レンジキープ性能が特に高い
- 2.浮き上がりにくいがアクションは派手
- 3.スローローリングも得意
初代を現代のバスシーンに合わせてリメイクした2代目バイブレーションX。超スローにもハイスピードにも対応するアクションレスポンスの良さを、リアルフォルムで実現しています。
アクションはウォブルとロールがミックスされたウォブンロールで、状況を問わず使えます。
人の目にも魅力的に映るカラーリングの美しさは、各メーカーの中でもトップクラスではないでしょうか。
チェックポイント
- 1.引くスピードを問わない
- 2.状況を問わないウォブンロールアクション
- 3.リアルフォルム&カラー
51mmのコンパクトシルエットで強烈なハイピッチアクションを起こすバイブレーション。強い波動と速い明滅は、食い気のないボーッとしているニュートラルなバスのスイッチをも入れてしまいます。
低重心化された内部ウェイトは圧倒的な立ち上がりの良さを実現。広範囲だけでなく、障害物際のバスにも反応させやすいです。
チェックポイント
- 1.コンパクトでも強い波動と速い明滅
- 2.ニュートラルなバスのスイッチも入れやすい
- 3.障害物際での使用もおすすめ
ワームのように使う繊細なバイブレーション。一般的なバイブレーションとは違い、ラインスラックを出しながらスローに巻くことが釣果を得るためのコツ。
基本的にシャローエリアや水面近くまで伸びたウィードエリアの攻略を得意としています。
ここぞというピンスポットではショートジャークを入れた誘いも効果的です。
チェックポイント
- 1.ワーミングバイブレーション
- 2.浅い水深攻略におすすめ
- 3.ショートジャークでの誘いも可能
バイブレーション選びのポイント
バス釣りのバイブレーションを選ぶポイントは大きく6つ。バイブレーションには様々な種類があるので、以下の解説を参考にしながら選んでいきましょう。
サイズ
バス用のバイブレーションは、小さなものだと4cmくらいのものから、大きなものでは10cmくらいのものまであります。
ベイトが小さい場所やプレッシャーの高い場所では小さめ、ベイトが大きい場所やアピール力を強めたい場合は大きめがおすすめです。
重さ
重さによってバイブレーションは使いやすい水深、そして飛距離が決まってきます。
軽いものは浅い水深を、重いものは深い水深での使用に向いています。例えば野池のように浅い場所では11gくらいまで、3mより深い場所を狙う場合は14g以上といったような使い分けをしてみましょう。
また重ければ重たいほど飛距離が出しやすくなります。
ラトルの有無
バイブレーションにはラトルが入ったものとそうでないものがあります。
ラトルが入ったものはアピール力が強く広範囲を素早くサーチしていくことが出来ますが、そのアピール力の強さゆえにバスがスレやすいです。ラトルが入っていないタイプはサイレントと呼ばれ、アピール力は弱いものの食わせやすい特徴があります。
これらの特徴を踏まえて、シーンに応じた使い分けが必要です。
ラトルの種類
ラトルにもいくつかの種類があります。例えば鉛・タングステン・ガラス・真鍮といった素材があり、それぞれでサウンドが異なります。
同じシリーズで異なるラトル素材を使っているものも多く、ローテーションすることで釣果を伸ばしていくことが出来ます。
ボディの種類
バス釣りのバイブレーションはほとんどがプラ製です。しかし一部には中身が詰まったソリッドタイプもあります。
基本的に2つを比較した場合、プラ製バイブレーションはアピール力が強め、ソリッドタイプはサイズがコンパクトで細かな振動を起こしやすい特徴があります。
浮力
ほとんどのバイブレーションは沈むシンキングタイプで、沈める秒数を数えることで狙いの水深を探っていくことが出来ます。
その一方で水中で漂うサスペンドタイプや、浮力を持ったフローティングタイプもあります。これらはシンキングタイプよりも浅い水深をゆっくりと引くことが出来るため、シャローエリアや水面近くまでウィードが伸びているエリア等で重宝することがあります。
バイブレーションの使い方(アクション)
バイブレーションの持ち味を最大限に生かす使い方やアクションを解説します。
カウントダウン
ルアーが着水してから底に着くまでの時間を数え、引いてくる層を意識します。シンキングタイプを使う際は、このアクションがキモとなります。
タダ巻き
文字通り「タダ巻く」だけです。底を感じながらでも良し、底に当たるか当たらないかのギリギリを通しても良し、中層を泳がせても良し、一定のリトリーブスピードを保つのがコツです。
リフト&フォール
タダ巻きでも釣れないときにはリフト&フォールが効果的。一旦ボトムまで沈めたら、ロッドの上げ下げを繰り返します。上げる動作はしっかりとアクションさせ、メリハリをつけるのがコツ。糸ふけの巻き取りはルアーが着底してから行います。
高速巻き
タダ巻きの応用編です。スピードでのリアクションや、モノに当てての不規則なアクションでバイトを狙います。
ボトムバンピング
ボトムバンピングはワームやラバージグなどのようにボトム(底)で跳ねさせるテクニックです。他の使い方よりも、根がかりが多いので注意が必要です。
年中活躍するバイブレーションをチェック!
バイブレーションはバスが高活性なハイシーズンから、冬のタフな低活性の状況まで、一年中活躍する、バスアングラー必携のルアーです。本記事を参考にバイブレーションを選んで、多くのバスをキャッチしてみてください。