ダイソーのスモラバ
みなさん、ダイソーが本気出しましたよ!
たびたびアングラーたちの話題になるダイソールアー。
価格に見合わず、「普通に釣れる。」といったレビューも散見し、釣り人を楽しませてくれる製品を多数ラインナップしています。
とはいえ、そこは100円ルアー。どこか「おもちゃ感」や「B級感」も否めなかったのもまた事実。
そんなダイソールアーの中でも、スモラバ(スモールラバージグ)の仕上がりが特に良いという噂を聞きつけ、近所のダイソーで購入してみました。
ラインナップ
ラインナップは全6種類。ウェイトが2.5gと3.5gの2種類で、カラーが黒/赤ラメ、ウォーターメロンシード、グリーンパンプキンシードの3種類。
今回は訪れた店頭に在庫していた、3.5gのグリーンパンプキンシードを購入しました。
ダイソースモラバのディティール
全体図
パッケージから取り出した図。ヘッド、フック、ラバー各部のバランスが取れていて、しっかりと「スモラバしてる」外観です。
“ダイソー”と書かれていなければ、メーカーのそれとほぼ互角に戦えるのでは? と思ってしまうような見た目です。
実測での自重は約4.5gでした。表記の自重は「ヘッドの自重」、ということでしょうか。
ラバー
シリコン製ラバー。長短3種類の長さに切り分けられています。
さすがに一流メーカーのスモラバが持つ、「絶妙に調整されたラバー長&ラバー数によるシルエットの美しさ」みたいなものはありません。
しかし、この価格で切り分けられているだけでもすごいですね。
フック
線径やゲイプ幅はこの大きさのスモラバに対して適切な印象。先端の尖り具合も悪くありません。
ヘッド&アイ
ヘッドはシンプルな丸型ヘッドで、黒い塗装がされています。素材はおそらく鉛製でしょうか。
アイは90度の縦アイ。前方にアイがついたスモラバより移動距離を抑えたアプローチが可能です。
ワームキーパー
ワームキーパーは単に太くなっているだけの形状で、あまりホールド力はありません。
一方で、ワイヤーキーパーなどと比較してワームへのストレスは低く、取り外しも簡単そう。
ガード
ガードはシンプルなモノガード仕様(ブラシガードが1本)。線径は細く、フッキング良さそう……と思いきや、やや硬めですね。
一流メーカーのスモラバに装着されているナイロン製のガードとは、はっきり使用感が違うものが搭載されています。
ジャクソン エグジグとの比較
左)ダイソースモラバ 右)ジャクソン エグジグ
ジャクソン エグジグとの比較。当然ながら細かい仕上がりは劣りますが、100円ということを考慮すれば十分すぎる仕上がりだと感じました。
実釣インプレ
トレーラーを装着
トレーラーは、ゲーリーヤマモトのディトレーターを装着。ラバースカートとのマッチングもよく全体のシルエットが素敵。
フックのゲイプ幅とディトレーターのボディ太さもよく合います。……うむ。これ、普通に釣れるやつですね。
ゲーリーインターナショナル ディトレーター 2.4インチ
アクション
チョンチョンとリフト&フォールすると、着底後にラバースカートがふわっとフレアしてくれます。一流メーカーのスモラバに負けない仕上がりですね。
▼アクション動画はこちら
スナッグレス性能
丸いヘッドはスナッグレス性能に優れます。今回試した範囲では、ボトムをズル引いたりしても根がかりはしませんでした。
安くても、ちゃんとスモラバに仕上がっていましたことに驚き。バカにできませんね、ダイソールアー。
現状、コスパ最強のスモラバか?
コスパに優れたダイソーのスモラバ。唯一、ガードが硬すぎることが気になりました。
でも、もしフッキングが気になるようでしたら、切ったり曲げたりすることで解決すると思います。
スモラバはフックなどと同様に、「消耗品」という宿命を背負っているルアーだと思います。使い方次第では取り入れるのもアリ、だと感じました。
ライタープロフィール
ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。
復刻されたT.Dハイパークランクを投げてみました?
モグリなのでオリジナルは使ったことが無いですが…
ギュンと潜って、タフなチタンリップも良い感じ‼️
[復刻]DAIWA T.D.ハイパークランク1066Ti インプレ。そそるチタンリップ。 https://t.co/XtDlno2rLx @@ikahime_netより
— ikahime (@ikahime_net) April 16, 2020