バスタークとは
アメリカのバストーナメントにも参戦する日本屈指のプロアングラー、木村建太氏が開発したバスターク。
ウォーキングタイプのフロッグとは対照的に、移動距離を抑えた力強く鋭いポップアクションと、遊動ウェイトが発するサウンドがバスの威嚇バイトを誘発します。
バスタークの特徴
バスタークは、マットカバーに潜むバスを水面に出させる事をコンセプトに生み出されたポッパーフロッグです。
随所にこだわりが詰められているバスタークの特徴をチェックしてみましょう。
カップ形状
上あごを薄くデザインし、大きなカップ形状が特徴的なバスターク。ジャーキングによる連続ポップアクションでもしっかりと水を噛む設計となっています。
水平浮き姿勢
センターポジションに重心を置くことで水平の浮き姿勢となり、カップの半分以上が水中に入る事でさらに水を噛むように設計されています。
オープンウォーターのみならず、マットカバーでもしっかりとポップアクションを付ける事が可能です。
遠投性
遊動ウェイトを採用する事で、遠投性に優れると同時にサウンドアピールでバスを誘います。
浮き姿勢ではアクションがしやすいようセンター重心に、キャスト時には遊動ウェイトにて重心が後方になる事で高い遠投性能が実現されています。
ラビットファー・テール
テールにはダブルでラビットファーテールが採用されています。移動距離を抑えるブレーキの役割を果たすと同時に、止めた時に揺れるテールでバスのバイトを誘います。
バスタークを使いたいポイント
マット(ウキ草など)の下に潜んでいるバスに対して、水面を意識させることができるバスターク。
ウィードが切れて溜まったマットカバーやリリーパッド等のあるポイントでは外せないルアーとなるでしょう。
オープンウォーターで使用する場合は、何かしらの障害物に絡ませることがポイントです。
バスタークのアクション
アクションはジャーキングにより一定にポップアクションをされます。緩急をつける事で、静と動のメリハリが何よりも大事と木村建太氏は言います。
ジャーキングは叩くように
ジャーキングは叩くように行う事で、メリハリの付いたアクションが出せます。
ジャークが弱いとフロッグの姿勢が崩れ、ポップアクションが出せないこともありますので注意しましょう。
常に一直線になるように
風や流れによりラインが流される事で、狙ったコースを通せなくなってしまいます。
特にバスタークは障害物に絡ませて真価を発揮するルアーなので、思い通りのコースを通せるよう、キャスト後にはしっかりと糸ふけを取っておくことが重要になります。
フッキング率向上の秘密とは
フロッグは針の形状により高いウィードレス性を誇りますが、反してフッキング性能が悪いといわれています。バスタークはフッキング率を上げる為、あらゆる工夫がされています。
カップがめくれ上がる
薄く設計された上あごはバスのバイト時にめくり上がる事ですっぽ抜けを防ぎフッキング率を向上させました。
フックポイントとエアホール
バイト時にフックがボディー本体に刺さることを防ぐ為に、アップポイントにセッティングされたオリジナルフックと、2つ配置されたエアホールが、バイト時にスムーズにボディ内の空気を排出される事でフッキング率をさらに高めています。
マットカバーを攻略しよう!
ウィードレス性を活かしたフロッグゲームは夏に最盛期を迎えます。今回ご紹介したバスタークはフロッグの弱点ともいえるフッキング率に特にこだわり開発されたルアーです。
今年の夏はバスタークでカバーゲームを攻略してみてはいかがでしょう。