とっとパーク小島に行こう!
とっとパーク小島は大阪府泉南郡岬町にある海釣り公園です。
関西国際空港建設時の積み出し用桟橋を有効利用した海釣り公園で、大阪湾でも魚種が豊富な小島沖に位置し、年間を通してさまざまな魚が釣れています。
本記事では、元釣具屋の筆者がとっとパーク小島の利用方法や釣り場の特徴を詳しくレポートします!
とっとパーク小島の概要
とっとパーク小島は小島沖へと1本に伸びた大きな桟橋型の釣り場です。
200人までの釣り人が入れるキャパがあり、無料駐車場が完備されていることから、ファミリーからベテランまで幅広い釣り人から人気があります。
営業の詳細情報はとっとパーク小島のHPを確認してください。
とっとパーク小島で釣れる魚一覧
時期 | 釣れる魚 |
1月〜3月 | マダイ、チヌ、スズキ、ガシラ、メバル、アジ、イワシ |
4月〜6月 | マダイ、ヒラメ、チヌ、スズキ、ガシラ、メバル、ウマヅラハギ、グレ、アジ、イワシ、マダコ |
7月〜9月 | マダイ、チヌ、イシダイ、カワハギ、ウマヅラハギ、アジ、タチウオ、ハマチ(メジロ)、アオリイカ 、マダコ、ケンサキイカ |
10月〜12月 | マダイ、チヌ、スズキ、ヒラメ、カレイ、メバル、ガシラ、イシダイ、カワハギ、ウマヅラハギ、アジ、イワシ、タチウオ、グレ、ハマチ(メジロ)、アオリイカ |
料金
区分 | 料金 | 障がい者手帳をお持ちの方 |
大人 | 1,500円 | 900円 |
小人(小・中学生) | 750円 | 450円 |
・15時以降の入場
区分 | 料金 | 障がい者手帳をお持ちの方 |
大人 | 1,000円 | 600円 |
小人(小・中学生) | 500円 | 300円 |
・回数券
区分 | 料金 |
大人 | 15,000円(11回分) |
小人(小・中学生) | 7,500円(11回分) |
営業時間
時期 | 料金 |
3月〜11月 | 6:00〜20:00 |
12月〜2月 | 7:00〜18:00 |
定休日:毎週金曜日(祝日は営業)
休園日:12/31〜1/2
アクセス
住所:大阪府泉南郡岬町多奈川小島455-1
南海電鉄多奈川線多奈川駅より岬町コミュニティバスで10分
「海釣り公園とっとパーク小島」で下車
入園の流れ
ここからは釣行当日の入園の流れを紹介します。
早朝は整理券配布のため、駐車場で待機する必要があるので注意してください。
受付の流れは変更されることもありますので、事前にHPを確認するようにしましょう。
早朝は駐車スペースの番号順に駐車
開園前から駐車場に入る場合は、駐車スペースの番号順に車を駐車しておきます。
整理券を貰う
駐車して待機してる間にスタッフの方から整理券をもらいます。
車に不在の場合は整理券がもらえないため、注意しましょう。
整理券の番号順に受付へ
建物横の広場に5時50分までに集合して待機します。
5時55分に整理券番号順に呼ばれるので、番号順に建物内に入ります。
受付で券を購入
受付で入園券を購入します。
釣り座につける番号プレートももらえるので失くさないようにしましょう。
連絡橋で釣り場まで移動
受付が終われば、連絡橋を通って釣り桟橋まで移動します。
そこそこ距離があるため、荷物が多い方はキャリーなどがあると便利です。
プレートを釣り座に掛ける
プレートが掛かっていない場所が空いているスペースです。
釣り座を決めたら、プレートを掛けましょう。
とっとパーク小島のポイント
とっとパーク小島は手前12〜3mに投石漁礁と間伐漁礁が交互に配置されており、ほぼ桟橋全体が好ポイントです。
桟橋全体を大きく分けると先端〜中央付近、階段下、デッキ下の3つのポイントがあります。
桟橋を挟んで大阪側と和歌山側に竿を出せますが、払い出す潮の方向(潮の上流・潮上側)に釣り座を構えるのがおすすめです。
ここからはポイントごとの特徴を解説します。
先端〜中央付近
水深が18〜25m程度あり、とっとパークで最も水深が深いポイントです。
潮通しがよくてマダイや青物の実績が高く、カゴ釣りや泳がせ釣りに最適なポイントと言えます。
ただし、もっとも人気ポイントなので後から入るのは難しいです。
階段下
水深は15〜18m程度で、先端付近と比較すると混雑しにくいポイントです。
先端よりも実績は劣りますが、泳がせ釣りやマダイ釣りも十分にできます。
また、カレイやチヌの好ポイントです。
デッキ下
水深は10m前後。雨でも濡れにくく、夏場は影ができるので快適に釣りができるため、初心者やファミリーの方におすすめのポイントです。
2階部分が張り出していますので、磯竿などの長いロッドを扱う場合は頭上に注意しましょう。
内側のポイントなので青物などの実績は低いですが、サビキ釣りはよく釣れるポイントです。
内向き
桟橋の内側でも竿を出せます。
アジやイワシは足元まで回遊してくるため、内向きでも十分に釣れます。
桟橋の橋脚に魚が付いているため、落とし込み釣りでチヌ、胴付き仕掛けでカワハギなどを狙うのもおすすめです。
とっとパーク小島で実釣してみた
ここからは、カゴ釣りでマダイ、泳がせ釣りで青物とヒラメ、サビキ釣りでアジ、スッテでケンサキイカ狙いにチャレンジした様子を紹介します!
※釣行は7月です。
サビキ釣り
足元でのサビキ釣りでアジやサバはたくさん釣れました。
底付近でヒットすることが大半です。
潮流が速くて水深が深いエリアなので底にマキエが効きづらく、アミエビが出過ぎないフタ付きカゴ(重さは15〜20号程度)がいい感じでした。
カゴ釣り
オキアミをマキエに真鯛を狙ってみました。
ウキ10号(オモリ6号)で7〜8ヒロ程度のラインを流し、一度ヒットがありましたがハリ外れ。以降はアタリ無しでした……。
当日はかなり渋い日ながらも、周りでは良型のマダイが2枚釣れていました。
ノマセ釣り
サビキ釣りで釣れたアジをエサに、ノマセ釣りで青物とヒラメを狙ってみました。
隣の人との間隔が狭く流れも速いため、胴付きタイプの仕掛けに20号のオモリをセレクト。(とっとパークではウキ釣り仕掛けは不向きです)
大型のヒラメを掛けるも、取り込み寸前に4号のハリスが飛ばされました……。
青物・ヒラメともに大型がヒットすることも多いため、太いハリスの仕掛けを持っていくことをおすすめします。
ケンサキイカ狙い
常連の方が隣でケンサキイカを連発させていたので、スッテで同じように誘ってみると早速ヒット。
型は大きくありませんが、夏の時期は日中でも美味しいケンサキイカが釣れます。
ノマセ釣りのエサにも最高です。
とっとパーク小島に初めて行かれる方へ
初めてとっとパーク小島を利用される方に確認していただきたい点を紹介します。
ライフジャケットが必須
小学生以下のお子様はライフジャケットの着用が義務付けられており、未着用での入園はできません。
もちろん、大人の方も安全のためにライフジャケットは着用するようにしましょう。
売店・トイレ完備のレストハウス
デッキ上にあるレストハウス内では釣具の販売もされていますので、忘れ物や仕掛けを失くした場合も安心。
トイレや給湯設備、休憩スペースもありますので、疲れた時にちょっと休憩するのにも便利です。
食堂でお昼ご飯
ドーム型の建物が目印の「とっと食堂」でお昼ご飯を食べられます。
釣り場からすぐなのでとても便利です。
注意しておきたいレギュレーション
・竿は2本まで
・団子釣り禁止
・ペットの持ち込み禁止
とっとパーク小島のおすすめアイテム
とっとパーク小島を攻略するためのおすすめのアイテムを魚種毎に紹介します。
仕掛け選びなどに迷った際はぜひ参考にしてください。
マダイ狙いに
・ウキ
カゴ釣りのウキは遠投タイプの棒ウキを使います。
号数は8〜12号程度のものを選びましょう。
視認性がよいものがおすすめです。
・カゴ
マダイ狙いはマキエにオキアミを使用するのが一般的です。
エサが一気に出るようなカゴではマダイのタナにマキエが効きにくいため、オキアミが出にくい蓋つきのカゴがおすすめ。
オキアミ用(カゴの目が粗いもの)のカゴを選びましょう。
・天秤
天秤があると仕掛けが絡みにくいため、用意しておくのがおすすめです。
サイズは20cm程度のものを選びましょう。
・仕掛け
2本針で2〜3m程度の長さの仕掛けが一般的です。
がまかつの「遠投カゴふかせ」はケン付き針が用いられており、エサが取れにくいのでおすすめ。
自作の仕掛けや1本針でも問題ありません。
青物やヒラメ狙いに
当日に大型ヒラメがヒットした仕掛けです。
全長が短く、ビギナーの方でも扱いやすいと思います。
当日はハリス4号を切られたため、良型を狙うなら5号以上のものを選びましょう。
アオリイカ狙いに
水深が深くて潮流が速いことも多いため、重ためのエギがおすすめです。
とくにヤマシタの「エギ王LIVE ディープタイプ」は人気があります。
通常のエギにシンカーを足すのもアリです。
アジ・サバ・イワシ狙いに
・サビキ
型のいい群れもよく回遊してくるため、5号以上の針を選びましょう。
ハヤブサの「リアルアミエビ」はアミエビそっくりで喰いがよくおすすめ。
軽いカゴではマキエが効きにくいため、フタ付きのサビキカゴか15号〜20号の鉄製のドンブリカゴが適しています。
・ジグサビキ
ジグサビキでも小型回遊魚が狙えます。
アジやサバ以外には青物やタチウオも狙えるため、万能な仕掛けです。
20〜30g程度のジグを選びましょう。
根魚・カワハギ・サンバソウ狙いに
青イソメやシラサエビなどで足元を探ると根魚やカワハギが狙えます。
太軸小針の仕掛けならカワハギを狙いつつ、引きの強いサンバソウにも対応できます。
ケンサキイカ狙いに
夏場はケンサキイカの回遊もあります。
小型のエギは流されやすいため、底をしっかりとキープできる胴付き仕掛けとスッテの組み合わせがおすすめです。
イカのアタリを取れるように、穂先が柔らかめのロッドを選びましょう。
タコ狙いに
潮流が速いエリアのため、底取りしやすいテンヤ仕掛けがおすすめです。
遠投して広い範囲を探るか、漁礁周りを細かく探りましょう。
ただし、漁礁付近は根掛かりが多いので注意が必要です。
とっとパーク小島はファミリーからベテランまで楽しめる!
とっとパーク小島は魚種が豊富で年間を通してさまざまな釣りを楽しめるフィールドです。
設備も整っていてファミリーや初心者の方でも安心して楽しめるので、ぜひ釣行してみてください。
釣行の際はルールを守り、トラブルを避けて快適な釣りを楽しみましょう!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。