元釣具屋が「メバリングロッド」の選び方を徹底解説&おすすめ10本を厳選

2020/05/11 更新

ライトソルトゲームの中でも根強い人気を誇るメバリング。ロッドの多様化が進んでおり、ロッド選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。メバリングロッドの選び方を詳しく解説し、価格別にオススメのロッドを厳選しました。そして、編集部実使用ロッドのインプレ(レビュー)も紹介。


アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

メバリングで選ぶべきロッドは?

メバリングロッドの画像
撮影:TSURI HACK編集部
ライトソルトゲームの中でも歴史が古く、今なお根強い人気を誇るメバリング。

釣果を伸ばすには専用ロッドを使いたいところですが、近年はロッドの多様化が進んでいるので、「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、元釣具屋の筆者がメバリングロッドを選ぶ際のポイントを解説し、おすすめのメバリングロッドを価格帯別に紹介します。

ぜひ、ロッド選びの参考にしてくださいね。

メバリングロッドの選び方1. 長さ

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撮影:TSURI HACK編集部
一口にメバリングロッドと言ってもその長さは様々で、短いものだと6フィート、長いものだと9フィートを超えることも。

長さによってどのような違いがあるのかをチェックしておきましょう。

操作性重視のショートロッド

6フィート前後の短いロッドは感度・操作性が良く、軽いジグヘッドやプラグの動きを把握しやすく設計されています。

また、軽量で穂先のブレが少ないため、ルアーのコントロールがしやすく、メバルが潜むような障害物周りを性格に狙い撃つことも可能です。

漁港の港内や足場が低い堤防、ボートフィッシングに適しています。しかし、風が強い状況や足場が高い場所で扱いにくいことがデメリットです。

遠投に特化したロングロッド

8フィート前後の長めのロッドは、ジグヘッドやプラグなどに加え、キャロライナリグやフロートリグを用いた遠投釣法に適しています。

キャロやフロートは強風時や沖のポイントを狙う際に使用しますが、仕掛けが重くて長いために短いロッドでは扱いが困難なので、ロングロッドが用いられます。

ロッドを下げると穂先を海面近くに構えられるので、足場が高いポイントや強風時にアドバンテージがあります。ただし、重くて操作性が劣り、取り回しの悪さが弱点です。

オールラウンドなのは7フィート程度

ジグヘッドをメインとしつつも、いざという時にフロートやプラグを使え、色々なフィールド状況に対応することを考えると、汎用性が高いのは7フィート程度のロッドです。

そのため、最初の1本には6フィート後半〜7フィート前半のロッドを選べば様々な釣り方を楽しめます。

メバリングロッドの選び方2. パワー(硬さ/適合ルアーウェイト)

メバリングロッドの画像
撮影:TSURI HACK編集部
柔らかいものから順番に、UL(ウルトラライト)→L(ライト)→ML(ミディアムライト)と、パワーが数段階に別れています。

ただし、メーカーによって基準や表記は異なるため、あくまでも目安ですが、パワーごとに適した釣り方を解説します。

ジグ単中心ならULクラス

ULクラスはメバリングロッドの中でも柔らかいロッドで、適合ルアーウエイトは0.5~5グラム前後です。

軽めのルアーをキャスト・操作しやすいように設計されており、ジグヘッド単体を用いた釣りに向いています。

重たいルアーは使いにくいですが、使用頻度が高い軽量ジグヘッドの操作感が明確なので、ビギナーの方にもおすすめです。

オールラウンドなLクラス

ULよりワンランク強いのがLクラスで、適合ルアーウエイトは1〜8グラム前後です。

ULクラスより硬くてハリがあるため、少し重ためのジグヘッドやプラグとの相性が良く、ライトワインドや小型メタルジグを用いた釣りにも対応します。

汎用性が高く、最初の1本にもおすすめです。

キャロ・フロートにはMLクラス

MLクラスは強めのロッドで、適合ルアーウェイトは3〜10グラム前後です。

重たいルアーを遠投できるため、メタルジグやフロート、キャロに適し、パワーを活かして磯からの大型メバル狙いなどにも用いられます。

ただし、港湾・堤防で使用頻度が高い軽量ジグヘッドは扱いにくく、小型メバルの引きを味わえないため、2本目以降に検討するのがおすすめです。

メバリングロッドの選び方3. ティップの素材

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撮影:TSURI HACK編集部
メバリングロッドのティップ(穂先)部分には、大きく分けて3種類の素材が用いられています。

ティップの素材によってもロッドの性格は大きく異なるので、それぞれの特性を把握しておきましょう。

チューブラーティップ

チューブラーティップは穂先が中空になっている構造を指し、根元から先端まで繋ぎ目がなく、軽くて反響感度が良いのが特徴です。

ハリが強いものが多く、ジグヘッドに加えてフロートやキャロ、プラグ、ワインドなどの釣り方に適し、汎用性が高いこともメリット。

しかし、ソリッド素材ほどの柔軟さがないため、超軽量ルアーの操作感が悪い、魚のアタリを弾くことがある、といったデメリットがあります。

ソリッドティップ

穂先の中身が詰まっているのがソリッドティップで、チューブラーのブランクの先端にソリッド素材を継ぎ足した構造になっています。

しなやかなので軽い負荷でもティップが曲がるため、軽いルアーを投げやすくて操作感も高いため、軽量ジグヘッドを扱うのに適しています。

また、チューブラーと比較すると魚のアタリを弾きにくく、喰い込みが良いことも特徴です。さらに、明るい場所ではティップの動きでアタリを取れるため、目感度が優れているともいえます。

重たいルアーの操作性が悪いことと、反響感度がやや劣ることが弱点です。

チタン(メタルトップ)

チューブラーティップの反響感度と、ソリッドティップの柔軟性を両立したような金属製の穂先です。

とにかく感度が良いことが特徴で、操作からフッキングまでカーボン素材には再現できない感度でサポートしてくれます。

しかし、穂先が重たくなるのでやや先重りすること、低温下では弾性が下がって性能が低下してしまうことがデメリットです。また、市販品が少なく、あったとしても高額なことが難点です。

メバリングロッドの選び方4. 自重

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撮影:TSURI HACK編集部
基本的には高価なロッドほど軽量化がされていますが、必ずしも軽ければ良いというわけでもありません。

軽量化のメリットとデメリットを把握しておきましょう。

軽いロッドのメリット

ロッドが軽量化されることで、操作性と感度が向上し、長時間釣りをした際の疲労も軽減されます。

そのため、高価格帯のロッドは軽量化が徹底されていることが多く、重量以外を同条件とした場合は軽いことにデメリットはありません。

軽いロッドのデメリット

軽量化をするためには弾性率の高いカーボンを薄く巻く必要があり、塗装が省かれたロッドも多いので、使い方を少しでも誤ると破損に直結することもあります。

中には、魚を抜き上げないように注意書きされているロッドも存在します。高額で軽量なロッドほど繊細に作られているため、取り扱いには注意が必要です。


おすすめのエントリーモデル(1万円前後)

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撮影:TSURI HACK編集部
1万円前後のコストパフォーマンスに優れる入門モデルをピックアップしました。これからメバリングをはじめる方におすすめのロッドです!

ファーストキャスト FCS-S732UL(メジャークラフト)

柔らかめの設定で1グラム前後のジグヘッドに適しており、フィールドを選ばない長さも魅力です。

ソリッドティップが搭載されているのでメバルに違和感を与えにくく、巻いているだけでヒットに持ち込めるロッドです。

ITEM
メジャークラフト ファーストキャスト ライトゲームモデル FCS−S732UL
全長:7.3ft
自重:-
継数:2本
仕舞寸法:-
ルアー重量:0.4-5g

ソルティーアドバンス メバル S76UL-S(シマノ)

入門モデルながらかなり軽量に設計されており、ハリを抑えたチューブラーティップが用いられているので、繊細さと汎用性がうまく両立されています。

軽量なジグヘッドやプラグを扱いやすいロッドなので、漁港や堤防でのメバリングにおすすめです。

ITEM
シマノ ソルティーアドバンス メバル S76UL-S
全長:7.6ft
自重:75g
継数:2本
仕舞寸法:117.0cm
ルアー重量:0.5〜5g

オーシャンゲート JOG-72UL-K ST MB(ジャクソン)

1〜7グラムの幅広いルアーウェイトに対応しており、ジグ単はもちろん、プラグや軽めのフロートリグなど様々な釣りに対応できます。

長すぎず短すぎずの絶妙なレングスはどんな場所でも不便を感じさせず、「いろんな釣り方をしたい」という方には最適です。

ITEM
ジャクソン オーシャンゲート メバル JOG-72UL-K ST MB
全長:7.2ft
自重:85g
継数:2本
仕舞寸法:112.5cm
ルアー重量:1-7g

メバリングX 78L-T(ダイワ)

ハリのあるチューブラーティップを搭載していて長めのレングスなので、フロートやキャロ、重めのジグヘッド、マイクロメタルジグ向けのロッドです。

磯や足場が高いポイントで、大型のメバルを狙いたい方にはもってこいの1本。

ITEM
ダイワ メバリングX 78L−T
全長:7.8ft
自重:129g
継数:2本
仕舞寸法:121cm
ルアー重量:1-10g

おすすめのミドルグレードモデル(2万円〜3万円前後)

メバリングロッドの画像
提供:釣り好き!まっちゃん
2〜3万円程度のミドルグレードのロッドを集めました。入門モデルは少々物足りないという方におすすめです!

レガシーブルーライン 72MLT(アピア)

高弾性素材が多く用いられているので全体的にシャープなフィーリングのロッドです。チューブラーティップであることも相まって、感度はかなり良好。

1グラムのジグヘッドからプラグやキャロもこなせるオールラウンドロッドです。

ITEM
アピア レガシーブルーライン 72MLT
全長:7.2ft
自重:84g
継数:2本
仕舞寸法:-
ルアー重量:1-12g


ブルーカレントⅢ 74(ヤマガブランクス)

人気のブルーカレントシリーズの中でも、74はほぼ全てのライトゲームをカバーできるシリーズ屈指の汎用性を誇ります。

ジグヘッドは0.3グラムから、キャロなら10グラムまでと幅広く、1本持っていると非常に便利なロッドです。アジングでも高評価を得ています。

ITEM
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 74
全長:7.4ft
自重:71g
継数:2本
仕舞寸法:114.5cm
ルアー重量:MAX10g(JH0.3~7g / Rig1~10g / Plug1.6~7.8g)


 

インスピレーション S80 シャローフリーカー(アルカジックジャパン)

同社のフロートリグ「シャローフリーク」用に設計されたロッドで、フロートリグを操作するのに理想的な調子に仕上がっています。

重たいフロートリグでもしっかり振り抜けるので、サーフや遠浅なポイントを攻略するには最高の1本です。

ITEM
アルカジックジャパン インスピレーション S80 シャローフリーカー
全長:8.0ft
自重:90g
継数:2本
仕舞寸法:125cm
ルアー重量:3-24g

おすすめのハイエンドモデル(3万円以上)

メバリングロッドの画像
撮影:TSURI HACK編集部
メバルを釣るための性能を徹底追及したハイエンドモデルを集めました。とことんメバリングを極めたい方におすすめのロッドです。

月下美人 EX AGS 610LS-SMT・E(ダイワ)

メバリングロッドの中でも数少ないメタルトップが採用されたロッドです。メタルトップながら先重り感がなく、軽快な振り調子を実現しています。

とにかくティップが柔軟にできているため、軽量ジグヘッドやプラグのドリフトといった、低負荷で繊細な釣りには相性が抜群です。

ITEM
ダイワ 月下美人EX AGS 610LS−SMT・E
全長:6.10ft
継数:2本
仕舞寸法:107cm
標準自重:65g
ルアー重量:0.5-8g

ソルティセンセーション スペリオル SPRS-70L-T スカウトマスター(エバーグリーン)

高弾性カーボンのチューブラーティップで抜群の感度を誇ります。軽量ジグヘッドとフロートのどちらかに特化しているわけではなく、オールラウンドな性格のロッドです。

オールラウンドといえど、ジグヘッドもフロートも並の専用ロッドを上回るレベルでこなせます。

ITEM
エバーグリーン ソルティセンセーションスペリオル SPRS-70L-T スカウトマスター
全長:7.0ft
自重:55g
仕舞寸法:109.2cm
継数:2本
ルアー重量:0.4〜10g

ブルーカレント85TZ/NANO Allrange(ヤマガブランクス)

適合ルアーウエイトが3〜21グラムの、フロートとキャロに適したロッドで、闇磯での尺メバル狙いにも最適なスペックです。

ナノアロイカーボンが採用されたしっかり曲がってしっかり戻るブランクによって、メバリングの他にもライトエギングやシーバスも楽しめます。

ITEM
ヤマガブランクス 85TZ/NANO Allrange
全長:8.5ft
自重:80g
継数:2本
仕舞寸法:131.5cm
ルアー重量:3-21g

TSURI HACK編集部愛用の3本

メバリングロッドの画像
撮影:TSURI HACK編集部
ここでは、TSURI HACK編集部が愛用しているロッドをご紹介。使っている本人がお気に入りの理由を解説します!

ソアレBB S76UL-S(シマノ)

ジグヘッド専用に使っているロッドです。全体的に柔らかい調子ですが、適度に長さがあるので堤防・ゴロタ浜・磯と、釣り場を選ばすに使えます。

柔らかいロッドなので非力に思えますが、夜のゴロタ浜で尺メバルをキャッチできたのでパワーも十分にありますよ。

ITEM
シマノソアレBB S76UL-S
全長:7.6ft
継数:2本
仕舞寸法:117.0cm
自重:77g
ルアー重量:0.5〜5g

グラマーロックフィッシュ TE83deep(ブリーデン)

もう、かれこれ5年近く愛用しているロッドです。かなり強めなスペックなのですが、ティップが柔らかいので1グラムのジグヘッドも快適に使うことができます。

もちろん、フロート・キャロの使用感も良好。大型魚への対応力も高く、PE0.3号で75センチのシーバス、45センチの青物も難なくキャッチできました。

ITEM
ブリーデン グラマーロックフィッシュ GRF-TE83deep
全長:8.3ft
自重:116g
継数:2本
仕舞寸法:129cm
ルアー重量:0.5〜13g

999.9マイスター ホワイトウルフ66 2LB(ロデオクラフト)

ジフヘッドやプラグ、小型メタルジグなど、幅広い釣りに使っているロッドです。ブランクのブレの収束が速く、ショートロッドながらかなり飛距離が伸びます。

やや硬く感じるので、伸びのあるナイロンラインを組み合わせるのがお気に入りです。安いロッドではありませんが、買って後悔することはないと思います!

ITEM
ロデオクラフト 999.9 Meister ホワイトウルフ 66 2LB
全長:6.6ft
自重:76g
継数:2本
仕舞寸法:-
ルアー重量:0.5g〜5g

自分にあったメバリングロッドを探そう!

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撮影:TSURI HACK編集部
一口にメバリングロッドと言えどもロッドによって特性は様々で、オールラウンドなロッドからマニアックなロッドまでが揃っています。

ぜひ本記事を参考にして、ご自身のスタイルに合ったメバリングロッドを選んでくださいね。

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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