メバリングのワーム
メバリングにはプラグやメタルジグも用いられますが、もっとも汎用性が高く、使用頻度が高くなるのがワームです。
釣具店に行けばさまざまなメバリング用のワームが売られており、選ぶのに悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで本記事では、元釣具屋の筆者がワームを選ぶための基礎知識とおすすめの人気ワームを紹介します!
メバリング用ワームの種類
メバリングに使われるワームをザックリと分けると、シャッドテール・カーリーテール・ピンテール・ワインドの4種類があります。
ワームの形によって動きが大きく異なるので、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
シャッドテール
ボディに対して垂直気味に付いているテールが、水を受けて大きくスイングするのがシャッドテールタイプです。
テールが大きく水を掻くのでアピール力が高く、広範囲のメバルにアピールできます。
巻いた時の抵抗がしっかりとあり、初心者の方でも扱いやすいです。
カーリーテール
テール部分が平たくカールしているのがカーリーテールです。
カーリーテールは水を受けるとヒラヒラとなびくようにアクションします。
アピールがシャッドテールより弱く、ピンテールよりも強いワームです。
ピンテール(ストレート)
テール部が真っ直ぐになっているピンテールは、もっとよく使われるオーソドックスなタイプです。
テールが微妙な振動を発生し、ナチュラルなアピールを演出します。
シャッドやカーリーなどの強いアピールに反応しない場合にも有効です。
ワインド
ワインド用ジグヘッドに合わせるための、断面が三角形状のワームです。
専用ジグヘッドを組み合わせることで、ロッドアクションを加えると左右へのダートアクションを発生します。
ただ巻きでは喰わない個体をリアクションで反応させられるため、日中や低活性時にも効果的です。
カラーはクリア系が基本
メバルは普段から小魚やアミなどの透き通った色のエサを捕食しているため、クリア系のカラーを選択するのが基本です。
クリアなカラーは光を通すのでシルエットがぼやけて見え、ナチュラルなアピールができるため、警戒心の強いメバルを騙しやすくなります。
反面、光量が少ない場所ではアピール力が不足するため、グロー(夜光)やチャートなどの派手なカラーも必要です。
サイズは2インチが基準
堤防からよく釣れる10〜20cmのメバルに対しては、2in(約50mm)前後のサイズがおすすめです。
アタリはあるもののフッキングしない状況は、活性が低くて吸い込みが弱いことが多いため、ワームのサイズを小さくして口の中に入りやすくします。
反対に、良型を狙う場合やアピール力が必要な時は、2in以上のサイズや太いワームが有効です。
おすすめメバリングワーム10選
メバリングにおすすめの人気ワームを集めました。
ワーム選びに迷った時は、この中から選べば間違いありません!
月下美人シリーズで最も軟らかい素材を採用したワームです。
生命感溢れる艶かしい動きを演出し、喰い渋るメバルも反応させられます。
ボディ中心部には集魚効果の高い成分を高濃度で配合しており、喰い込みも抜群です。
ライトゲームでは定番のピンテールワームです。
微細なバイブレーションで小魚の動きを再現しています。
メバルに効くフォーミュラーを配合しているのでバイトも深くなります。
メバルの好物であるシラスをイメージしたワームです。
ナチュラルな微振動がメバルにアピールします。
リーズナブルで比較的丈夫ですのでコスパもGOODです。
ウナギやアナゴの幼生をイメージしたワームです。
テールが波打つアクションや、フォール時のスライドアクションがメバルを刺激します。
スリット付きなので簡単にフックに刺せ、エラストマー素材が採用されているで針持ちも最高レベルです。
リーズナブルな価格で初心者の方に人気があるワームです。
テール部の強い波動はタダ巻きでもアピール力が抜群。
サイド部分に設けられたエンペラが水を受け、ドリフト時やフォール時にもしっかりとアピールしてくれます。
ただ巻きはもちろん、ダート釣法にも対応できるワームです。
コンパクトで飛距離も良く、キビキビした動きでアピールできるので広い範囲を探るのに適します。
フォール時やリトリーブ時はナチュラルな動きになることも特徴です。
独特な形状ながらメバルの実績が非常に高いワームです。
テール部の水押しでメバルに強烈にアピールするアクションが特徴。
柔らかい素材を使用しているので喰い込みも良好です。
バチ(ゴカイ類)をイメージしたワームです。
非常に柔らかいハンドポワードのマテリアルによって、非常に艶かしいリアルな動きを演出してくれます。
ただ巻きやカーブフォールがオーソドックスな使い方ですが、ボトムステイでも釣れる力を秘めたワームです。
超コンパクトなシルエットが特徴のワームです。
シルエットが小さいことに加え、素材に塩が入っていて比重が高いので飛距離が抜群。
メバルが虫や甲殻類を捕食している時によく効きます。
ピンテールとシャッドテールの特徴を併せ持つワームです。
素材が柔らかくて丈夫なので、アクション・食い込み・針持ちを高いレベルで両立しています。
どの点をとっても優秀なのでオールマイティに使え、パイロットルアーとしても最適です。
状況に応じたワーム選びを!
メバリングのワーム選びで迷ったら、2in前後でクリア系のピンテールタイプを選んでおけば間違いありません。
もちろん、釣り場の状況に合わせ、上記以外にも選択肢を用意しておくことで釣果がよくなります。
初めはどれも同じように見えますが、さまざまなワームを使ってみると違いがわかるはずですよ。
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
さまざまなジャンルの釣りを楽しんでいますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。