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アマゴ 釣り

アマゴ釣り王道ルアー3つと狙い目の時期!意外と身近な川で狙えます!

渓流魚と聞いてイメージされるのは“アマゴ”や“ヤマメ”でしょう。今回は入門しやすく、奥深いアマゴ釣りの世界をご紹介します。ハードルの高そうなイメージのある渓流釣りですが、盛んに放流されている場所では意外と簡単に狙うことができますよ!怪魚ハンターがオススメするルアーもあわせてチェックしてみてください。

目次

アマゴってどんな魚?

朱点の有無で見分けよう

アマゴの魚体

渓流の女王と称されるヤマメ・アマゴ。そっくりな見た目ですが、体表の赤い点々(朱点)の有無でアマゴとヤマメを見分けることができます。

朱点があるものがアマゴと呼ばれ、神奈川県西部以西の太平洋側および四国、九州の一部の河川が本来の生息域とされています。

どんな場所で釣れるのか?

アマゴ釣り 渓流

渓流と言われると山深い場所重装備が必要などハードルの高いフィールドと感じてしまう方も多いと思います。

確かに、アマゴ釣りの奥深さにめり込んでいくと壮大な大自然と対峙することになりますが、こんな過酷な場所ばかりではありません。

民家や道路脇の里川でも楽しめるんです

アマゴ釣りのポイント

アマゴは川の源流域から本流域にまで広く生息しています。

自分の趣味に合わせて釣行場所を選べるのもこの釣りの楽しみの一つですね。なかでも、里川と呼ばれる人の生活圏内を流れるような身近な川が渓流釣り入門に最適でしょう。

放流が行われている川を探してみよう

ルアー アマゴ

お住まいの県や地域の名称アマゴ放流情報というワードで検索してみましょう。

「あれっ?あの川でもアマゴが釣れるんだ!」って発見があると思います。ついでに必ず入漁券の販売場所を調べておきましょう。

大きな河川では、近くのコンビニでも購入できることがありますが、小さな河川だと近くの民宿や釣具店でしか販売していない場合もあります。

 

>>Next Page:アマゴ釣りにおすすめなタックル

アマゴ釣り“3つの王道”ミノー、スプーン、スピナー

アマゴ釣りでコレだけは持ってきておきたいシンキングミノー

デュオ スピアヘッド リュウキ 50S

全長:50mm
自重:4.5g
アマゴをルアーで狙う際、定番なのが5cm前後のシンキングミノーです。なかでもリュウキシリーズは、コスパと実力を兼ねそろえた大人気ルアーです!

流れの中で自由自在にレンジを変更でき、しっかりとアクションしてくれます。

アマゴを反応させるためにはトゥイッチングでルアーをキラキラさせながら不規則に動かしましょう。

初心者の方には3.5g前後のスピナーがオススメです

スピナーは「投げて巻くだけ」というシンプルな使い方が特徴のルアーです。重さは3.5g前後が使いやすくおすすめ!

上流へ向かってキャストした場合は早巻き、下流に向かって投げた時はゆっくり巻いてみましょう。アマゴが追いかけてきても食いつかないという現象が頻発するのもスピナーの特徴です。

一か所に集中せず、ポイントを移動しながらヒットするまで巻き続けてみてください!

広範囲に探りたい場合に効果を発揮するスプーン

アマゴポイント 本流域

奥深いルアーではあるものの、初めての渓流釣りでは使いづらい面もあるのがスプーンです。

本流など大規模なポイントで広く探る必要がある際、活躍しますので持って置いて損はないです。重さは3~7gの間が良いでしょう。

これだけの装備は用意しましょう!

アマゴ釣り 道具

撮影:TSURI HACK編集部
渓流釣りを始める際、必ず必要な道具をご紹介します!
本格的な道具でなくとも、気軽にチャレンジしてみてくださいね。熊よけ鈴は必ず携帯していきましょう。

ウェーダーは必須!

ダイワ パワーウェーダー PW-4205R

モデル:チェストハイ型
格安ウェーダーもネット上で販売されていますが、ちょっと草木に引っ掛けただけで穴が開いてしまうような粗悪なものもあります。

入門には、1万円前後の有名メーカー品をおすすめします。

渓流は滑りやすい場所が多いので、フェルトタイプを選びましょう。

ロッド:5.3~6.0ftの渓流専用ロッド

同じトラウト(マス)が相手だからといって管理釣り場用ロッドは使いづらいので、代用する際は注意しましょう。

バス用ULクラスの竿も代用できますが、長すぎて使いづらい場合が多いでしょう。

メジャークラフト トラウティーノ TTS-542UL

全長:5.4ft
継数:2本
仕舞寸法:2本
ルアー重量:1-8g
フロロライン適合:2-6lb
PEライン適合:0.3-0.8号
お財布に余裕がある方は、専用ロッドの購入をおすすめします。

渓流では、流れの中でロッドでルアーを操作する場面が多くなるので、柔らかな竿よりも張りのあるものが使いやすいです。

アブガルシア トラウティン マーキス ナノ TMNC-532L-KR

全長:5.3ft
自重:80g
継数:2本
仕舞寸法:2本
ルアー重量:2-10g
フロロライン適合:4-8lb

渓流釣りは、手返し良くピンポイントにキャストを決めていくのも醍醐味のひとつ。

バス釣りなどでベイトリールの扱いに慣れている方はベイトフィネスもおすすめですよ!

リール:ハイギアタイプ

ロッドに比べてスピニングリールには専門性は求められません。

お手持ちの1000〜2000番を使ってみてください。

ダイワ レガリス LT2000S-XH

自重:190g
巻取り長さ:81cm
ギア比:6.2
ドラグ力5.0kg
ベアリング:5/1
ナイロン糸巻量 (lb-m):2.5-200、3-150、4-100
PE糸巻量 (号-m):0.4-200、0.5-170、0.6-150

新調される方は、リールはハンドル一回転で多くの糸を巻きあげることのできるハイギアタイプを選びましょう。

流れのある渓流では、速やかに糸フケをとったり流れより早くルアーを動かす必要があります。

シマノ 16アルデバラン BFS XG

自重:130g
巻取り長さ:80cm
ギア比:8.0
ドラグ力:3.5kg
ナイロン糸巻量 (lb-m):8-45

ベイトリールは、使用するルアーが軽量であるためベイトフィネス専用リールを購入するようにしましょう。

ハンドルはお好みですが、僕は手返しを重視するため、右投げ左巻きのスタイルを取っています。

ライン:ナイロンが無難ですがPEもアリ

渓流 ベイトフィネス

初心者の方には伸縮性に優れたナイロンラインをおすすめします。太さは4lbが良いでしょう。

ルアーの操作や流れの中での釣りに自信のない方は蛍光カラーなど見やすい糸を選びましょう。

モーリス スーパートラウト アドバンス サイトエディション

魚の警戒心が気になる方は透明に近いカラーがおすすめ。

ナイロンラインは傷みやすいので2~3回の釣行に一回交換を目安にしましょう。

PEラインについては、0.6号を基準にシンキングミノーなど機敏にルアーを動かす場合に効果を発揮します。

岩や倒木などストラクチャーが多いので、リーダーはフロロラインの5lb前後を30-60cmほど取り付けましょう。

 

>>Next Page:アマゴが狙える時期とマナーについて

アマゴを狙う上でのベストシーズンは?!

解禁日は見逃せない

釣った アマゴ

河川ごとに定められた解禁日は、冬の間釣り人からのプレッシャーを受けていないスレ知らずの魚を狙う一大チャンス!

もちろん、アングラーの数も多いですがアマゴをキャッチできる可能性の最も高い1日です。

水温が未だ低いので、深みとなる淵を中心に魚が溜まりやすい場所を狙うのがコツ。

多くの河川では3月に解禁を迎えます。釣行前に各漁協のHPなどで確認しましょう。

初夏こそ最も活性の上がるベストシーズン

初夏の渓流

山々が新緑の緑に染まる頃が、一年で最もアマゴの活性が上がる時期。

水温や気温が上がり、アマゴの餌となる虫などの小動物たちが動き出すためです。

水温が上がることで、アマゴは浅い場所に出るようになりアグレッシブにルアーを追いかけてきますよ。

大物狙い!婚姻色狙いなら禁漁間際

婚姻色 アマゴ

多くの河川では9月までアマゴを狙うことができます!

産卵を意識したアマゴたちは婚姻色と呼ばれる鮮やかな模様を見せてくれます。

禁漁日が近づくにつれて初夏のように果敢に餌を追わなくなるので釣ることは難しくなってきますが、一匹の価値が高く多くの感動が生まれる時期でもあります。。

渓流ならではのマナー

上流へ釣り上がるのが基本

渓流釣りの基本

渓流では魚は頭を上流に向けて餌が流れてくるのを待っています。魚に警戒心を与えないために下流から釣り上がりましょう。

また、先行者がいる場合はできるだけ距離を取り、下流側へ入るのがマナーです。

安全第一を常に意識しましょう

増水した渓流

山は天気が変わりやすいと言われます。時にはその場は晴れていても上流で大雨が降ると一気に濁った水が押し寄せてきたりします。

常に天気予報を確認し、雷鳴が聞こえたり、水位に変化が感じられたら早めに川から離れるようにしましょう。

おわりに

釣れたアマゴ

川を登っていくと次々と釣れそうなポイントが出てきます。その都度ワクワクしながらキャストをしていくのが、渓流釣りの醍醐味でしょう。

そこから、ルアーや竿など道具に拘りも持つようになる方もいれば、人の入らない大自然の渓流へ挑むようになる方もいます。

実はアマゴにも様々なタイプ(地域差)があります。僕は色んな場所へ出かけながら自然由来のアマゴを探して楽しんでいます。

まずは気軽にウェーダーを履いてお近くの渓流へ出かけてみてはいかがでしょうか?

清らかな水の流れと美味しい空気。そして美しき渓流魚がきっとあなたを癒してくれますよ!

撮影・文:山根 央之

筆者紹介

怪魚ハンター山根山根 kimi ヒロユキ
初めての1匹を求め、世界中何処へでも行く怪魚ハンター「山根ブラザーズ」の兄。餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っています。フィッシングガイド兼ライターとして活動中です。皆さんも僕と一緒に初めての1匹を求めて釣りに出かけてみませんか?

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