クローワームについて
クローワームとは、ザリガニと言った甲殻類をイメージして作られたワームのこと。ザリガニはバスと生息域が重なる重要なベイトで、釣ったバスの口にザリガニが入っているなんてことも珍しくありません。
そんなクローワームの種類は非常に豊富で、どれを選んだらよいか分かりにくいもの。今回はおすすめのクローワームBEST8をご紹介します。
クローワームおすすめ8選
ここでは数々のクローワームの中から、「クローワームと言えばコレ」といった、レビュー評価の高い代表的な商品を厳選しました。それぞれの製品の特長や使い方をぜひ参考にしてみてください。
ドライブクローは、「10年スタンダード」をキャッチコピーとしているOSPのクローワームです。その言葉通り、発売から10年ほど経った現在でも高い実績を残し続けています。
その理由は、「SwingHands」「HulaHige」「HighPitchLegs」といった各パーツにより、着水時から回収までずっとアクションし続けるため。水中にある間は常にバイトチャンスとなります。
サイズ展開は2・3・4・5インチと幅広く、スモラバのトレーラーからテキサスリグ、ラバージグまで、使い方に応じた適切なサイズセレクトが可能です。
エバーグリーン キッカーバグーバグ
入り数:8本(3.5インチ)/7本(4インチ)/6本(4.5インチ)/3本(5.5インチ)
ビッグバスハンター・菊元俊文氏がデザインしたキッカーバグ。特徴的なのは、アームやレッグの先端がボール状になっていること。このボール状パーツによって各パーツが微振動を生み、バスにアピールします。
また幅広で蛇腹状の「フラッピンシザース」は大きく水を動かし、着底時にはゆっくりと倒れ込みバイトチャンスを増やします。
さらに3.5・4.5・5.5インチと4インチで配合の違う「スペシャルフォーミュラ」で、匂いと味でもバスを誘います。
ウルトラバイブスピードクローは、国内外問わず、トーナメンターの愛用者も多いクローワームです。切り込みが入ったツメは、フォールやリトリーブの際に強烈なバイブレーションを発生させバスにアピールします。
あまりゆっくり動かすとそのバイブレーションを活かしづらいため、7グラム以上のシンカーを使ってアクションにスピード感を持たせて使うことをおすすめします。
スパイニクローは、全体に無数の棘を纏ったバルキー系クローワームです。ボディ頭部には「中空エアホルダー」が設けられています。
ボディ全体に水がまとわりつき発生する独自アクションと、中空エアホルダーによるゆっくりとした倒れ込みは、ビッグバスに強烈アピール。
さらに中空エアホルダーは、別売りの泡フレーバーを仕込むことも可能。泡+音を発生させることで、止めていてもバスに強烈アピール出来ます。
バスがフォール~着底で喰ってくることが多い状況でおすすめのベコンクロー。大きなツメはフォールでしっかりアクションしつつ、フォールスピードをゆっくりにしてバスに見せられる時間を長くする効果も。
ツメには「中空エアホルダー」が設けられているため、フォーミュラーやラトルを挿入してアピール力をアップさせることも可能です。
引っ張り強度が高いため、クローワームでよくある「ツメだけ取られた」なんてことも少なく、針持ちも良いです。
4インチグラブやカットテール等、バスアングラーに大人気のワームを多数輩出しているゲーリーヤマモト。
ミディアムクローは、他のクローワームと比べるとシンプルなシルエットが特徴的。カバーにまとわり付きにくいメリットがあり、アシやヒシモ等のカバーをテンポよく撃っていく釣りに向いています。
状況によってワンサイズ上の5インチクローや、一回り小さめのファットベビークローとの使い分けもおすすめです。
チガークローはワイドアームが生み出す、強すぎず弱すぎない絶妙なアクションでバスを誘います。カバー攻略でもオープンウォーターでも使いやすいです。
バークレイ独自のマテリアルは、味や匂いでもバスを魅了。バイトタイムが長いことも特徴と言えます。
テキサスリグやラバージグトレーラーとしての使用にベストマッチするワームです。
高比重素材を使用したミブロのデスサイズ。大きなツメがはためくと同時に、触角や脚が細かく動いてバスにアピールします。
またワーム自体に重さがあるので、飛距離を稼ぎやすい特徴も。テキサスリグやジカリグでの使用の他、バックスライドリグで使うのもおすすめです。
時にはツメを切り落とし、アピール力を抑えて使うのも良いです。
ボディが肉厚なので、使用の際にはワイドゲイプのオフセットフックを使用してみてください。
クロー・シュリンプ・ホッグ系の違いとは
みなさんは釣具店で「ザリガニには見えないけど、ザリガニと似たような形のワーム」を目にしたことはありませんか? それらは時に、ホグ系と呼ばれたり、シュリンプ系と言われたりします。これらの違いとは一体何なのでしょうか? 以下でチェックしていきましょう。
クロー系
ザリガニをイメージして作られたワーム。太めのボディーで、ザリガニの爪を模したアームやカーリーテールがついており、高いアピール力を重視している。といった傾向があります。
シュリンプ系
シュリンプ(エビ)をイメージして作られたワーム。細身のボディーで細長いアームが付いているものは、そう呼ばれる傾向にあります。
ホッグ(ホグ)系
クローとシュリンプの中間的なシルエット。細身のボディーに「前ならえ」をしたような“縦型の大きな扁平アーム”が付いているのが特徴です。
細身の為「カバーへの侵入性が高く、大きな扁平アームによってアピール力も兼ね備えている」といった傾向があります。
ホグ系の元祖と言われるZOOM(ZBC)ブラッシュホグ。この特徴(縦型の扁平アーム)を持つワームは、ブラッシュホグの名にならい、ホグ系と呼ばれるようなりました。
何をイメージするかは使い手次第
ここまで、クロー・シュリンプ・ホグと、それぞれの傾向をご紹介しましたが、クローと呼ばれているワームでもシュリンプをイメージして使っても良いですし、その逆もまた然りです。
是非、色々なワームを試してみて、あなたのイメージするベイトフィッシュや、理想の動きに近いワームを探してみてください。
クローワームはバス釣りで必須!
ザリガニをイメージしたクローワームは、全国の各フィールドで間違いなく活躍してくれます。特に平地にある濁ったフィールドを攻略する際には、クローワームが強い武器となってくれるはずです。
まずは一つ、本記事でご紹介した製品をボックスに忍ばせておいてみてはいかがでしょうか。