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【磯釣り】寒グレの攻略方法を元釣具屋が徹底解説!

2022/10/20 更新

寒の時期はエサ取りが減って良型のグレ(メジナ)を狙いやすいシーズンです。しかし、喰い渋った寒グレの攻略は一筋縄にはいきません。寒グレの特性・釣り方を詳しく解説します!

目次

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喰い渋る寒グレを攻略しよう!

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水温が下がりきる寒の時期は、エサ取りが少なくなって良型グレを狙いやすい時期ですが、グレの活性は高水温期のように高くはありません。

今回は、そんな気難しい寒グレを“如何にして攻略するか”を、元釣具屋が詳しく解説します。

寒グレの特性

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寒グレを釣るためには、まずは寒グレを知ることが大切です。厳寒期のグレ達がどの様に生活しているのかを把握しておきましょう。

行動範囲が狭い

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水温が低くなると活性が下がり、グレの動きは鈍くなります。エサを求めて活発に泳ぎ回るのではなく、エサが多く流れてくるような場所に定位して体力の消耗を抑えながら生活します。

喰いが浅い

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撮影:TSURI HACK編集部

活性が下がると捕食に体力を使わなくなります。と言うよりは、「使えなくなる」と言った方が正しいかもしれません。

低水温下で運動するには「体力を消費する」というリスクがあるため、省エネ思考の寒グレはエサを吸い込む力が弱くなり、いわゆる“喰いが浅い”と言われる状態になります。

水温が安定する深場を好む

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高水温期には浅場にも進出しますが、厳寒期は水温が安定する深場を好みます。浅い場所は気温の影響などで水温が変化しやすいため、グレにとっては居心地が悪く、体力を消費してしまいます。

また、厳寒期はエサが少ないことを理解しているため、浅いタナまで上がって捕食することもしません。グレからすると体力が無駄になる上、捕食されるリスクもあるのでデメリットしかないからです。

強い流れを嫌う

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体力の消耗を嫌がる寒グレは、強い流れの中での捕食活動を避けます。余計な体力の消費を抑え、流れが弱い瀬際や根周りでの生活が中心になるのです。

それゆえに、速い流れが発生する沖磯よりも、地方(地寄り)の磯を好む傾向が強まります。(水温が安定している沖磯はこの限りではありません)

寒グレの釣り方

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以上の特性をふまえた上で、どうやって寒グレを釣るのかを解説します。

鈎は細軸・小型、エサも小さく

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撮影:TSURI HACK編集部

エサを吸い込む力が弱く、口を大きく開けて捕食しないような寒グレには、軽くて小さな鈎を使用するのがセオリーです。

違和感を軽減し、弱い吸い込み力でも口の中に入りやすくなる効果があるので、喰いが浅い場合はまず鈎を変えてみましょう。

合わせて、刺しエサのサイズを小さくしたり、オキアミの頭を取ったりするのも効果的です。

ただし、小さな針には、強度が低い、スッポ抜けが起こる、飲み込まれやすい、といったデメリットがあります。掛かり具合や掛かり所を確認した上で、適切な鈎を選ぶようにしましょう。

撒きエサを撒きすぎない

撒き餌の画像

撮影:TSURI HACK編集部

釣れないからといって、魚を寄せようとエサを撒きすぎるのはNGです! 活性が低いグレは必要最低限のエサしか食べません。

従ってエサを撒きすぎると、グレがすぐ満腹状態になってさらに活性が下がってしまいます。“普段より少量”を意識して撒きましょう。

タナ調整をマメに

フカセ釣りのウキの画像

撮影:TSURI HACK編集部

寒グレは目の前に流れてきたエサを捕食しているため、タナがしっかりと合っていないと刺しエサをスルーされてしまいます。

高水温期は少々タナがズレていても釣れますが、厳寒期は10センチのタナの違いが釣果を分けることも。ウキ下の調整は細かくマメに行うようにしてください。

瀬際・深ダナを狙う

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前述した通り、厳寒期のグレは瀬際・深ダナがセオリーです。足元からドン深のポイントがあれば、まずはそこから狙いましょう。

また、瀬際を狙う際は、グレに警戒心を与えないために、海面に近づきすぎず2・3歩下がって釣りをするのがおすすめです。

沖磯より地方がチャンス

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こちらも前述した通り、流れが強くて水温変化が大きい沖磯よりも、地方の磯が狙い目となります。

ただし、地方の磯といっても水深が浅いような場所ではなく、ある程度の深さがあることが前提です。

そのため、磯選びの際はハイシーズンに釣れたような沖磯にこだわらず、船頭に今釣れている磯を聞いてみましょう。

集魚効果・深ダナを意識したエサ作り

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喰い渋る寒グレには、集魚効果が高くて深ダナまで届きやすい集魚剤を選びましょう。エサ取りが少ない時期なので、集魚効果を高めるデメリットがありません。

また、集魚力が高くて満腹状態になり難いアミエビを混ぜるのも効果的です。通常ならオキアミを6キロ入れるところを、オキアミ3キロ・アミエビ3キロの配分にすればかなり集魚効果は高まります。

脂ノリノリの寒グレは絶品!

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寒グレ攻略は一筋縄ではいきませんが、試行錯誤を繰り返して釣った時の喜びはひとしおです。

また、食べても美味しいことも寒グレの魅力。寒の時期は脂がノリノリで、鍋(グレしゃぶ)は最高です!

ぜひ、そんな寒グレを狙ってみてはいかがでしょうか。

寒グレにオススメのエサ

マルキュー イワシパワーグレスペシャル

集魚力が高いイワシ粉末が入った集魚剤です。エサ取りが多い時期は他の魚も寄せすぎるため要注意。

グレの集魚剤の中では比重が高めで深ダナにもしっかりと届きます。オキアミ、アミエビエキスが配合されているので集魚力も高い集魚剤です。

マルキュー グレにこれだ!!

ドリップタイプの添加剤です。オキアミ成分が10倍濃縮されており、喰い気を誘います。

筆者の紹介

フカセ釣りの画像tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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