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ぶっこみ釣りの釣果

投げて待つだけのブッコミ釣り、釣果を分けるのは〇〇だ!

ブッコミ釣りって全然釣れないじゃん!

そんなお困りの方に、釣果を伸ばすためのコダワリを伝授します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

ブッコミ釣りはもっと釣れる!

手軽にどこでも楽しめる釣り

皆さん、ブッコミ釣りってご存知ですか?

オモリと針のシンプルな仕掛けを作り、餌をぶっこんで魚が掛かるのをじっくり待つ。これがブッコミ釣りです。

この釣りの魅力と言えば、海でも淡水でもとにかく手軽に楽しめることだと思います。

山根

ウナギやスズキといった身近な魚から、ピラルクやヨーロッパオオナマズといった海外の巨大魚もブッコミ釣りで釣れるんですよ。

僕のコダワリをご紹介します

ブッコミ釣りはルアー釣りと違い、1日で投げ込む回数が非常に少ない釣り方なので、事前準備や1投ごとの試行錯誤が釣果UPに欠かせません。

今回の記事では、僕がガチでブッコミ釣りをする時に拘っていることをいくつかご紹介します。

山根

これからブッコミ釣りでいろんな魚を釣ってみたいと言う方は、ぜひ最後までお付き合いください!

釣り座の環境を把握する

ターゲットの生態を理解する

魚釣りすべてに共通することですが、まずは対象魚の生態と釣果情報を詳しく調べ上げます。

いつ、どこで、どんな行動を起こすのか。予習することで釣り上げるまでの時間を大きく短縮できますよ。

釣り座選びが重要

ブッコミ釣りは一カ所でじっくり粘ることが多いため、釣り座選びがとても重要です。

地図アプリなどを使って川の形状や流入河川の位置、漁港の立地、水深、磯ならエントリールートも机上で調べましょう。

釣り座の候補地をいくつかピックアップできたら、その周辺で釣れている本命以外の魚種も調べることで、釣り場の環境を予想することもできますよ。

山根

例えば、砂地を好むウチワザメを狙っているなら、ダイナンウミヘビやマゴチなどが釣れているポイントなら「脈あり」といった具合です。

レア魚やゲテモノ系をターゲットにする場合、釣果情報が皆無なこともあるので、似たような生態を持つ魚を使って釣り座を選んでいきます。

オモリを引いて底質を理解する

釣り座に到着したら、まずはオモリだけを遠投して底質を確認します。

大まかで良いので、砂・岩・人工物・泥・リーフといった具合に区別し、底質が変化する距離や釣り座からの角度などを把握し、毎投必ず狙いを定めて仕掛けを投げ込みます。

山根

底質や水深の変化を感じた場所には、少なくとも1本は仕掛けをぶっこんでおきたいところですね。

魚探を使って測深

慣れてくるとオモリを引くだけで水深や地形変化をイメージできますが、最近は投げ込み式の魚探も販売されていますので、1機持っていて損は無いでしょう。

アオウオやコイなど、直径1m程度のピンポイントに餌を置きたい釣りでは、僕も投げ込み式の魚探を使って詳細な地形把握を行うことがあります。

山根

安い物ではありませんが、それ以上の価値はありましたよ。

    deeper deeper pro+2

    深度範囲15cm ~ 100m
    稼働時間最大9時間
    内蔵バッテリーリチウムイオン、3.7V充電式、950 mAh
    充電時間45分で80%、75分で100%
    wifi接続距離100m

    スマフォとWi-Fiで繋ぐことで岸釣りでも使用できる可搬型の魚探です。

    釣り糸に結んで投げ込むことで、広範囲の地形変化や水深を把握できます。

    ターゲットに合った仕掛け作り

    遊動仕掛けがオススメ

    使用頻度の多い仕掛けは、中通しオモリやパイプ天秤を使用した遊動仕掛けです。

    遊動仕掛けのメリットは、餌を咥えた魚に違和感を与えにくいこと。

    パイプ天秤は根掛かりが多い釣り場で、捨て糸を使用する際に重宝します。

    山根

    捨て糸とは、道糸およびハリスよりも細い糸でオモリを結ぶことで、根掛かりした際にオモリだけを犠牲にして仕掛けやヒットした魚を取り込むためのものです。

    ブッコミ釣り全般に使っている万能なパイプ天秤です。

    投げ込んだ際のハリス絡みを減らせるのもメリット。

    向こうアワセの釣りは固定・半遊動仕掛け

    向こうアワセで針掛かりさせる場合は、三又サルカンを使った固定仕掛けや、オモリ止めを使った半遊動仕掛けを使用することがあります。

    また、餌がオモリよりも重たい場合やハリスを長くする場合は、中通しオモリと餌がキャスト中に分離してしまう場合があるので、そのような場合も半遊動仕掛けを使用します。

    オモリのサイズと形状

    オモリの重さは飛距離と流れ、餌、対象魚に合わせて決めるため、一概には言えませんが、ノーシンかー(オモリ無し)から50号程度の範囲で使用しています。

    川釣りでは底で転がりにくくするために、スパイク付きやお多福型、小判型が◯。

    海釣りは六角オモリの使用頻度が高く、根掛かりが多発する場所では鉄オモリや鉄筋を使うこともあります。

    針やハリスは対象魚と餌に合わせる

    釣り針は対象魚と餌に合わせて選択しますが、好んで使用しているのは丸せいご、伊勢尼、タマン針、菅付深海針、泳がせ針、クエ針、トレブルフックです。

    ハリスはフロロを基本とし、歯や根ズレ対策としてワイヤー、超大型魚にはナイロン、カープフィッシングや小型ガー類などにはPEラインをハリスに使用するケースもあります。

    山根

    使用頻度の高い針と用途をまとめました。

    • 丸せいご:スズキ、カレイ、アナゴ、ウナギなど50cm程度までの魚。イソメ系全般、小さな身餌、テナガエビなど。
    • 伊勢尼:小型イシダイ、イシガキダイ、チヌなど50cm程度までの魚。貝類、エビの剥き身など。
    • タマン針:タマン、フエダイ、アカエイ、海外の怪魚など1m程度までの魚。どんな餌とも相性が良い。
    • 菅付深海針:小~中型サメ類、エイ類、タマンなどカンヌキに確実に掛けたい場合。身餌との相性が良い。
    • 泳がせ針:マダラエイ、ピラルク、ピライーバなど巨大魚全般。怪魚釣りには大きくて軽い針が扱いやすい。
    • クエ針:クエ、アカメなど餌が極端に大きい場合。サバやボラの一匹掛け。
    • トレブルフック:海外の大型ナマズ、ガー類など。大きな切り身を使用する際のアシストフックとして使用する。

    餌が一番重要です

    釣り餌は鮮度と活きが命

    餌の種類はターゲットの生態にあったものを複数用意するのはセオリーとしまして、僕が気を付けているのは餌の鮮度管理です。

    例えば、アナゴやナマズ類など腐肉食性の強い魚であっても、餌の鮮度は良いに越したことはありません。

    山根

    温度管理だけでなく、乾燥にも注意しながら、キャストごとに新しい餌に交換することを心掛けています。

    ナイフやハサミを使って切る

    釣り餌を用意することを僕は調餌(ちょうじ)と呼び、鮮度管理と合わせて気を遣っているポイントです。

    切味の良いナイフで切ったり、塩を使って餌を締めたりして、形や状態にこだわっています

    コマセを使用することもある

    磯からの底物釣りやカープフィッシング、エイ釣りなどでは撒き餌が効果を発揮することが多いです。

    逆に、普段から餌が撒かれている場所、例えば漁港内のアラ捨て場や、海外に多い水上レストランの洗い場などは狙い目と言えます。

    アタリの待ち方

    置き竿の角度が重要

    ブッコミ釣りは複数の置き竿でアタリを待つのが主流ですが、置き竿の角度にも拘っています。

    例えば、ウナギやタマンなど、向こうアワセを狙う魚や走られたくない魚、波の影響を受けるサーフでは竿を立てた状態で待ちましょう。

    一方で、コイやエイといったヒット直後に走る魚は竿を寝かせてアタリを待ちます。

    山根

    竿受けは、釣り座の環境に合わせてバンクスティックやロッドポット、三脚、ピトン、そして直置きを使い分けます。

    待っている間のドラグ値

    待っている間のドラグ値は、竿の角度やタックルバランスに合わせて設定します。

    竿を立てている時は強く寝かせている時はバックラッシュしない程度に緩くするのが基本です。

    山根

    ブッコミ釣りでは魚に竿を取られる事件が時々起こりますので、ドラグを締めて待つ場合は尻手ロープを使用するように心掛けましょう。

    アタリを知らせるアイテム

    竿受けにロッドをセットして待つことが多いため、アタリを目や耳で感じることが殆どです。

    定番の鈴の他に、夜釣りでは振動を検知して色が変わる電池式竿先ライトも使用しています。

    さらにバイトアラーム(音でアタリを知らせるアイテム)も使っており、竿を立てて待つ時は傾き/振動センサー、寝かせて待つ時はラインローラーセンサーといった形で使い分けています。

      シーサイドクラフトジャパン サザンセンサー

      センサー・構造振動傾斜感知型
      待機時LEDカラー5色+消灯から選択可能
      アラーム音量4段階調整可能(消音含む)
      LED連続点灯時間約120時間(国産メーカー電池使用)
      対応竿径約19㎜ 〜 32㎜
      サイドバー可動域180度(前後90度)

      振動と傾きを感知して音が鳴るタイプのバイトアラームです。

      竿を立ててアタリを待つタマン釣り等に活躍します。

      こんな時はどうする?

      根掛かりが多い時

      ブッコミ釣りにはどうしても根掛かりが付き物ですので、ある程度の我慢と転がりにくいオモリを使ったり、捨て糸を活用したりといった工夫で対応します。

      一方で、毎投必ず根掛かりしてしまうような場合は、釣り座の移動を検討するのが良いでしょう。

      また、底を這うようにして泳ぐターゲットを釣る場合は、ファイト中に根ズレ等のトラブルに繋がることも多いので、障害物が多すぎて明らかに釣り人が不利な場合は移動します

      餌取りが多い時

      フグやウスバハギといった厄介な餌取りが群れていると、1匹丸掛けのデッドベイトが数分で骨だけにされてしまうことも。

      着底するまでに餌を取られてしまうような状況では、移動を決断した方が良いでしょう

      一方で、時間帯や日取りを変えるとすっかり餌取りが消えることもありますので、一級ポイントの場合は入り直すこともあります

      実績場なのに本命が釣れない時

      時期と釣り場は合っているのにターゲットからのコンタクトが無い時は、魚種や釣法にもよりますが、基本として投入点、餌、仕掛けの順で見直していきます

      ブッコミ釣りは、仕掛けを置く位置によって釣果差が生まれやすいので、複数の竿を出したり、毎投少しずつ投入点を変えて探っていきましょう。

      ブッコミ釣りも奥が深いんです

      投げて待っているだけのように思われがちなブッコミ釣りですが、効率良く狙った魚を釣っていこうとすると、意外と準備から実釣まで忙しい釣りだったりします。

      とは言え、技術的には投げ込んで待つだけなので、手軽に始められる釣法であることに違いはありません。

      始めやすくて奥が深いブッコミ釣り。皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。

      撮影:山根央之

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