「ピットブル12」新登場!
ソルトのルアーゲームにおいて、今や欠かせない存在となったPEライン。3、4、5、6、8、12本編みと、様々なラインがある中、シマノのルアーキャスティング用PEライン「ピットブル 12」が登場しました。今回はその特徴を解説します。
「ピットブル12」の特徴
ピットブル12は東洋紡のイザナス®(高強力ポリエチレン繊維)を採用し、強度と低伸度を高めたシマノオリジナルの「タフクロス 2 工法」によって作られています。これにより、低伸度で、操作感・感度に優れたラインに仕上がったようです。
低伸度コンセプト構造
工法によって伸びを抑えることができました。操作性向上/フッキングUP
『タフクロス2』により、ダイレクトな操作性を実現し、フッキングにも貢献します。ガイドトラブル抑制
ややラインにコシを残した設計。そのためにスラックがガイドに回りづらく、トラブルを防ぐ効果があります。キャスティングチューン
バックラッシュしづらく、トラブルを防ぐ編み方をテスト。“投げやすい”とのインプレッションが返ってきています。出典:シマノ
上記は、ピットブルの編み数における特性の比較表。通常、PEラインは編み込む繊維の数が多くなればなるほど表面が滑らかになり、ガイド滑りが良くなる為、飛距離が伸びるというメリットがあります。
また、タフクロス 2 工法の恩恵により、低伸度(伸びにくさ)も◎となっており、高感度化にも期待が持てそうです。
カラーは2種類
カラーはサイトライム(単色)とトレーサブルピンク(単色)の2種類。サイトライムは4月に発売されましたが、トレーサブルピンクの発売月は未定となっています。
「ピットブル12」は値段がスゴイ!
号数 | 最大強力lb(kg) | 長さ(m) | カラー | 価格(円) |
---|---|---|---|---|
0.6 | 13.9(6.3) | 150 | サイトライム/トレーサブルピンク | 3,450 |
0.8 | 18.3(8.3) | 150 | サイトライム/トレーサブルピンク | 3,450 |
1 | 23.4(10.6) | 150 | サイトライム/トレーサブルピンク | 3,450 |
1.2 | 28.4(12.9) | 150 | サイトライム/トレーサブルピンク | 3,450 |
1.5 | 36.2(16.4) | 150 | サイトライム/トレーサブルピンク | 3,450 |
2 | 43.7(19.8) | 150 | サイトライム/トレーサブルピンク | 3,450 |
0.6 | 13.9(6.3) | 200 | サイトライム/トレーサブルピンク | 4,040 |
0.8 | 18.3(8.3) | 200 | サイトライム/トレーサブルピンク | 4,040 |
1 | 23.4(10.6) | 200 | サイトライム/トレーサブルピンク | 4,040 |
1.2 | 28.4(12.9) | 200 | サイトライム/トレーサブルピンク | 4,040 |
1.5 | 36.2(16.4) | 200 | サイトライム/トレーサブルピンク | 4,040 |
2 | 43.7(19.8) | 200 | トサイトライム/トレーサブルピンク | 4,040 |
そして、何より特筆すべきはその価格。製品にもよりますが、一般的な高級8本編みPEラインよりリーズナブルな設定となっています。
また、PEラインは号数が細くなる程、価格も高くなりがちですが、ピットブルは0.6号と2.0号(150メートル換算)で価格が同じ。細いPEの使用頻度が高いユーザーにとっては嬉しい設定です。
12本編みの戦国時代突入か!?
12本編みのPEラインは、まだ数える程度しか出回っていませんが、シマノのピットブル12の登場をきっかけに、他のラインメーカーも参入も増えるのでしょうか?ユーザーにとっても選択肢が増える事は非常に良い事なので、是非各社競い合って、良いラインが沢山出てきて欲しいものです。まずは、今後増えるであろうピットブル12のレビューに注目しましょう。