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「1投で移動」か「100投粘る」か。釣果を分ける“ポイントの見極め方”

「1投で移動」か「100投粘る」か。釣果を分ける“ポイントの見極め方”

「ひとつのポイントに何投するか」は、釣り人を悩ませるテーマです。

1投で見切って次へ進むべき場所もあれば、時合を信じて100投する価値がある場所もあります。

では、その違いはどこにあるのでしょうか。ランガンと粘りを使い分け、限られた時間を釣果につなげる考え方を解説します。

目次

1投だけでいい?100投すべき?

釣りをしていると、こんな話をよく聞きます。

「ここは1投だけでいい」

1投目に反応してくる魚は活性が高く、何度もルアーを通すと魚がスレて釣れにくくなる。だから、1投だけして次のポイントへ移動する。

一方で、「釣れるまで投げ続けて、最後にようやく釣れた」という話もあります。

同じ場所で何時間も粘って、何十投、何百投とキャストを繰り返す。

一見すると、まったく正反対の釣り方です。では、どちらが正しいのでしょうか。

先に結論を言うと、どちらも正しいです。

釣りには、「1投だけでいいポイント」と「100投する価値があるポイント」の両方が存在します。

大切なのは、自分が今釣っている場所が、どちらのタイプなのかを見極めること。それが分かれば、同じ時間でも、もっと効率よく釣りができるようになります。

ビックリマン高田

今回は、その見極め方を初心者にも分かりやすく解説します。

1投だけでいいポイントとは

1投だけでいいポイントでは、基本的に、1投してどんどん次のポイントへ移動するランガンスタイルが向いています。

つまり、足で魚を探していく釣りであり、「適当に1投して移動すればいい」という意味ではありません。

1投だけでいいポイントは、言い換えれば、「魚に一度ルアーを見せたら、次は釣りにくくなる可能性が高い場所」です。

何度も同じ場所にルアーを通してしまうと、魚が警戒してしまいます。

だからこそ、最初の1投に意味があるのです。

どこに投げるのか。どの角度から入れるのか。どんなルアーを選ぶのか。どんなスピードで通すのか。

ビックリマン高田

1投だけでいいポイントほど、その1投を丁寧にする必要があります。

居付きポイント

1投だけでいい代表例が、ストラクチャーやカバーなど、魚が身を寄せるポイントです。

例えば、岸際のカバー、沈んだ木、岩、テトラ、桟橋、水中の障害物など。

こうした場所では、魚が障害物の近くに身を潜めながら、そこを通る餌を待っていることがあります。

そこにいる魚を狙うのであれば、何度もルアーを通す必要はありません。むしろ、一度警戒させたり、ストラクチャーから離してしまったりすると、その後は釣りにくくなります。

ビックリマン高田

だからこそ重要なのが、「一発で魚のいる場所にルアーを入れる」こと。

とくにカバー際の釣りでは、数十cmのキャスト精度が釣果を分けます。

ブレイクや足元

1投だけでいいポイントは、目に見えるストラクチャーだけではありません。

ブレイクや足元、そのほかの地形変化も、1投ずつ探っていく価値があります。

例えば、「このブレイクに魚がいるかもしれない」と思ったら1投。反応がなければ次の地形変化へ。その次の岬へ。さらに次のカバーへ。

こうやって1投ずつポイントを回っていけば、同じ時間でも非常に多くの場所をチェックできます。

ビックリマン高田

これが、いわゆるランガンの基本です。

100投する価値があるポイント

一方で、「ここなら投げ続ける価値がある」というポイントも存在します。

こちらは、1か所に長時間とどまり、魚を待つスタイルです。

では、なぜ100投もするのか。理由は、魚がその場にずっといるとは限らないからです。

魚そのものが回遊してくる。餌となるベイトが入ってくる。潮が動く。流れが発生する。風向きが変わる。

そういったタイミングで、突然「時合」が始まることがあります。

ビックリマン高田

つまり、そこにいる魚を釣るのではなく、魚が釣れるタイミングを待つ。そんな釣りです。

100投するなら「一級ポイント」であることが前提

ただし、どこでも100投すればいいわけではありません。

ここが非常に重要。

1か所に時間を使い切るわけですから、その場所に対する信頼が必要です。

「ここには絶対に魚が入ってくる」「ここはベイトが溜まる」「この潮になれば魚が差してくる」「この時間帯には大型魚が回ってくる」

そんな確信がある場所だからこそ、粘る価値があります。

逆に、「なんとなく良さそう」程度の場所で何時間も投げ続けるのは、あまりおすすめしません。

ビックリマン高田

魚がいるかどうか分からない場所で100投するくらいなら、100か所を1投ずつ回ったほうが、はるかに多くの情報を得られます。

河口、岬、ブレイクは粘れるポイント

100投する価値があるのは、基本的に大きな変化がある場所です。

例えば、河口、岬、大規模なブレイク、水路の出口、大きな流れ込み、ベイトが集まる場所など。

こうした場所は魚が通過する「道」になったり、餌が集まる「餌場」になったりします。

そのため、魚が入ってくるタイミングさえ合えば、一気にチャンスが増える。

しかも、一級ポイントには大型魚が入っていることも珍しくありません。

ビックリマン高田

だからこそ、「ここは絶対に魚が回ってくる」と信じられる場所なら、100投する価値が出てきます。

ストラクチャーでも粘る価値がある

「ん? ストラクチャーは1投で移動するんじゃないの?」と思った方。

確かに、小さなカバーなどは1投でチェックして次へ移動するほうが効率的です。

しかし、巨大なストラクチャーや、ベイトと魚を大量にストックしている場所なら話は変わります。

例えば、大きな橋脚群や魚礁、大規模な沈み物など。

そこにベイトが集まり、ターゲットとなる魚も入っているのであれば、そこも十分に「100投するポイント」になります。

魚が回遊してくることもあります。潮や水の流れが変わって突然時合になることもあります。

ビックリマン高田

最初の数投では何も起こらなかったのに、条件が変わった瞬間に魚が連発する。

そんなことも釣りでは珍しくありません。

迷ったら「1投スタイル」がおすすめ

では、実際にどちらを選べばいいのでしょうか。

僕なら、基本的に1投スタイルをおすすめします。

とくに初心者にこそ、おすすめです。

まだ魚がどこにいるのか分からない。どの場所が一級ポイントなのかも分からない。

そんな状態で、なんとなく同じ場所に100投するより、100か所に1投ずつ投げたほうが、圧倒的に経験値が増えます。

「この地形には魚がいた」「ここは反応がなかった」「このカバーは魚がついていた」「この水深では反応しなかった」

そうやって、とにかく多くの場所を見る。

ビックリマン高田

その経験を積んでいくと、やがて、「ここは100投する価値がある」という場所が、自分の中で分かるようになってきます。

そのうち「100投したい場所」が見えてくる

釣りが上手くなるというのは、単純にキャストが上手くなることだけではありません。

「どこに時間を使うべきか」が分かるようになることも、ものすごく大切です。

最初は全部のポイントを1投ずつ回る。

そして経験を積む。

その中から、「ここは魚が入ってくる」「ここはベイトが溜まる」「この時間になったら魚が差してくる」という場所が少しずつ見えてくる。

そうなれば、今度はその場所で100投する。

1投の釣りを繰り返していくことで、100投する価値のあるポイントが見つかってくる。

ビックリマン高田

僕は、これが釣りが上達していくひとつの過程だと思っています。

メリハリをつけることが、いい釣りにつながる

冒頭で触れたように、結局のところ、1投と100投のどちらが正しいという話ではありません。

大切なのは、ポイントによって使い分けることです。

ランガンするなら、一投一投を丁寧に。魚の回遊を待つなら、100投するつもりで腰を据える。

そのメリハリが、釣りの効率を大きく変えます。

どこで投げるか。そして、どこで投げ続けるか。

ビックリマン高田

このメリハリこそが、誰でも釣果を伸ばしていくための大切な考え方だと思っています。

撮影:ビックリマン高田

本記事で使用している画像の一部は、画像生成AIを使用して作成しています。AI生成画像に描かれている人物や場所などはイメージであり、実在の人物・場所を示すものではありません。

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