釣って楽しい食べて美味しいコウイカ

釣っている時点で楽しく、持ち帰ってからも魅力が尽きないコウイカ。
身は厚くて甘みがあり、刺身でも加熱でもしっかりとした存在感があります。
可食部が多いのも嬉しいですね。
イシカワ
胴やゲソはもちろん、墨やワタまで使えるので、料理好きな人ほどハマるイカだと思います。
コウイカについて

コウイカは東京湾以西の日本全域に生息しているイカです。
アオリイカと比べるとずんぐりとした体型をしていて、胴体の中に硬い甲(貝殻の名残)を持っています。
見た目はオスとメスで少し違いがあって、オスは縞模様がはっきりと出やすいですね。
捌く時の注意点

コウイカはスミイカと呼ばれる通り、捌くと墨まみれになります。
手はもちろん、まな板やシンクまで黒くなりやすいので、最初からそのつもりで準備しましょう。
墨が濃く落ちづらいので、汚れても良い服を着て捌くことをおすすめします!
刺身

なんといっても外せないのが刺身です。
胴体の表皮と薄皮を剥がしてやると、綺麗な白い身が現れます。

身が厚く、しっかりとした甘みがあります。
釣りたてはシャキッとした歯触りで食感を楽しめます。

捌いた身を冷蔵庫で1〜2日寝かせると、身がねっとりとして旨味と甘みが増します。
噛むほどに旨味が出る刺身……たまらないですよ。

わさび醤油だけでももちろん美味しいのですが、生卵と和えて食べるのもおすすめです。
イシカワ
卵のまろやかさが加わると、コウイカの甘みがさらに引き立ってちょっと贅沢な一品に!
丼

刺身で食べて美味しいなら、丼にしても間違いなし!
ご飯との相性がとにかく良くて、箸が止まらなくなります。
やはりコウイカは卵との相性が良いので、卵黄を落とせばそれだけで満足の一杯に。

そのままでも美味しいですが、漬けにするのもおすすめ。
醤油・酒・砂糖で作ったタレにイカの身を漬け込んで、白飯の上に乗せてかっこみましょう!
漬けにしてもコウイカの甘味や旨味は消えないのでご安心を。
手まり寿司

酢飯の酸味がコウイカの甘みを引き立ててくれるので、寿司も良いです。
身に厚みがあるので、寿司ネタにしても存在感がしっかりとありますよ。
簡単なので、握り寿司よりも手まり寿司にして食べることが多いです。
イカスミパスタ

コウイカが釣れたら、一度はやってほしいのがイカスミパスタです。
墨袋を潰さずに取り除くのが難しいですが、真っ黒になる工程が楽しいのでぜひチャレンジをしてみてください。

みじん切りにしたニンニクとタマネギをオリーブオイルで香りが立つまで炒めます。
そこにイカの身を加えて軽く火を通し、トマトソースを注いでコンソメと塩胡椒で味を整えます。
ここでイカスミの登場。真っ赤なトマトソースが……。

イカスミを入れると、あっという間に驚くほど真っ黒になります!
茹で上がったパスタをソースに絡めたら完成です。

見た目のインパクト抜群のイカスミパスタです。
しかし見た目の強さだけでなく、しっかりと味も美味しいのがこのパスタ。

イカスミにはグルタミン酸をはじめアミノ酸が豊富で、際立つのは特有の旨味とコク。
イシカワ
食べると歯が黒くなるのには注意が必要ですが、「コウイカを料理する楽しさ」がかなり詰まったメニューです。
イカスミ&イカワタ煮

イカスミも美味しいですが、イカワタも旨味たっぷりで美味しいので使いたいですね。
そこでおすすめなのが、イカスミ&イカワタ煮。
イカスミとイカワタを酒で溶いておき、イカの身を多めのバターで炒め、少し火が入ったところでイカスミと肝を溶いたものを投入。
イカスミとイカワタで味が濃くなるので、味付けは塩少々でOKです。

真っ黒な墨でこちらも見た目にインパクトがありますが、墨のコクとワタの風味が合わさった旨味たっぷりの一品。
刺身で食べるのとはまったく違う表情が出る料理なので、イカを1杯丸ごと楽しみたい時におすすめです。
白ご飯にも合い、酒のつまみとしても抜群です。
揚げ物

コウイカの食感の良さがわかりやすい、揚げ物。
表面はサクッと、中はやわらかく、噛むとしっかり旨味が出てきます。

ゲソを唐揚げにしたり、厚みのある胴部分を天ぷらにするのも良し。
コウイカは火を入れすぎると硬くなりやすいので、揚げすぎないのがポイントです。
短時間でサッと仕上げると、やわらかさがちゃんと残って美味しいですよ。
炒め物

炒め物もコウイカと相性が良いです。
醤油・バターにイカワタを加えて炒めれば、簡単にご飯の進む一品の完成です。

少し方向を変えるなら、オイスターソースを使って中華風にするのもおすすめ。
イシカワ
揚げ物と同様ですが、あまり火を入れすぎるとイカの身が硬くなるので、炒めすぎないようにするのがポイントです!
コウイカが釣れたらぜひいろいろお試しを!

今回は紹介していませんが、焼くだけでももちろん美味しいです。
刺身でも良し、丼でも良し、火を入れても良し。墨やワタまで活かせるのも大きな魅力。
捌く時は少し大変ですが、その手間込みでも、持ち帰る価値があるイカだと思います。
イシカワ
コウイカが釣れたら、ぜひいろいろな料理で楽しんでみてください!
撮影:イシカワヒデカズ
