隠れた名作ルアー「ナバロン」
今から一昔前、アイマとDUOがコラボしてとあるルアーを市場にリリースしました。
それが今回紹介する、「ナバロン」というシーバス用のミノー。
このナバロンが今でも、コアなシーバスアングラーの間で“名作ルアー”として語り継がれているんです。
発売されたのは約10年前
たしか2010年前後に発売されたと記憶しているので、登場から既に10年以上は経過しているはず。
今となっては知らない人も多いと思いますが、根強いファンが多かったので、2018年あたりに一度復刻されています。
おそらくそれ以降は復刻されておらず、今買おうと思ったら中古を漁るしかありませんが、大好きなルアーなのでご紹介します!
ナバロンについて
アイマとDUOのコラボルアー
冒頭でも少し触れましたが、ナバロンはアイマとDUOがコラボして発売したルアーです。
数々の名作ルアーを作り上げてきたアイマの知見と、DUOの技術力が合わさったわけです。
当時はメーカー同士のコラボが珍しかったうえに、ビッグネームのコラボとあって発売時はかなり話題になりましたよ。
磯マル専用としてリリース
じつはナバロンは“磯のマルスズキ専用”としてリリースされた、少しマニアックなルアーでした。
しかし、その完成度の高さから河川や港湾部でも威力を発揮。さらにシーバスだけではなく、ヒラメにもナバロンは有効でした。
マニアックなルアーとして発売されたものの、さまざまな場所で高い釣獲性能を発揮したことが、名作と呼ばれている理由かもしれません。
ウォブンロールアクション
アクションはしっかりとしたウォブンロールアクション。
一見すると普通のミノーとそう変わりはないのですが、波や強い流れの中でもしっかりと泳ぐ安定感が特徴です。
ラインナップとスペック
モデル名 | 全長(mm) | 自重(g) | タイプ | レンジ(cm) | フック | リング |
125F | 125 | 16 | フローティング | 20-80 | #6 | #3 |
125S | 125 | 17.5 | シンキング | 50-120 | #6 | #3 |
150F | 150 | 23 | フローティング | 50-150 | #3 | #3 |
125F スリム | 125 | 14 | フローティング | 40-80 | #4 | #3 |
ナバロンには4種類のラインナップがありましたが、とくに125Fと150Fの出来がずば抜けていると感じています!
ナバロンの凄さ
よく飛ぶ
ひとつめの素晴らしい点が、よく飛ぶところ。
ボディバランスがとても良いようで、まるで矢のようにスパーンと飛んでいってくれます。
飛距離が出るのも場所とシチュエーションを選ばない理由ですね。
スローではハイピッチロール
個人的にめちゃくちゃ気に入っているのが、デッドスローで巻くとハイピッチにロールするところ。
水中を漂いながらパラパラパラっと小刻みにロールする姿は、「こりゃ釣れるわ」と思わせてくれます。
もちろんそう思わせてくれるだけではなく、デッドスロー引きでかなり魚を釣らせてもらっています(笑)
理由がわからない釣れ方をする
アクションを見ても他のミノーと大きく違う点はないのですが、明らかに他とは違う釣れ方をします。
他のミノーで釣れていない状況で、ナバロンに変えた途端にヒットするなんてことは何度も経験しました。
おそらく、目視ではわからない小さなアクションの違いがあると思うのですが……魚に聞いてみないとわかりません(笑)
SUU的・ナバロンの使い方
ただ巻き
ナバロンはとくに変わった使い方をする必要はありません。
一般的なミノーと同じようにただ巻きがメインです。
川や潮の流れを感じながら、1秒でハンドル1回転くらいのスピードで巻けばOK。
トゥイッチング
ただ巻きの中に時折トゥイッチを入れて、イレギュラーにダートさせるのも有効。
トゥイッチで魚にアピールし、ただ巻きで食わせる使い方もよく釣れます。
デッドスロー巻き
ぼくがもっとも魚を釣っているのが、デッドスロー巻き。
ルアーのブルブルがロッドに伝わらないくらいのスピードで巻くと、いきなりロッドがギュンと引き込まれるようなアタリがでます。
この瞬間がたまらなく気持ちいいので、ぜひ試してください!
中古で見つけたら買うべし!
廃盤となった今でも多くのファンがいるということは、それだけよく釣れるということです。
新品で買えないのは残念でなりませんが、中古釣具店で見かけたらぜひ買ってみてくださいね!
また復刻してくれないかな〜(笑)