【2022年版】秋の霞水系”で注目の巻物!
霞水系でプロガイドをしている安江です! 今回の記事のテーマは秋の霞水系”で注目の巻物。
今回は2022年秋の巻物というテーマでご紹介します!
チャターベイト
今年はとくに霞水系のトーナメントシーンで活躍していると感じるチャターベイト。
霞水系では例年水温が下がり始める秋ごろから有効なルアーというイメージがあると思います。
ですが、今シーズンは夏の高水温時から様々なポイントにて威力を発揮していると感じます。
トレンドはコンパクトor弱波動ハイピッチ
トレンドとしてはルアー全体のシルエットコンパクトにした仕様や、チャターベイトととしては微波動なものが注目されていると感じます。
一般的にはチャターベイトにはトレーラーが必須とのイメージがありますが、トレーラーレスでの使用も種類によってはアリ。
ブレードを曲げると引き抵抗やピッチも変わるので自分好みに曲げてみるのも面白いと思います!
ジャッカル ブレイクブレード ウイニングスペック 3/8oz
トレーラーレス仕様でも違和感のない存在感
ラバーの量がとても多く、トレーラーレス仕様にしても違和感のない存在感を生み出しています。
トレーラーレスの火付け役は最強トーナメンター藤田京弥選手がワームの使えない河口湖でトレーラーレスで使用していたのがキッカケかなと思います。
霞水系でも有効で気に入って使用しているアングラーも多いです。
IMAKATSU モグラ・スピンモスチャター 3.5g
コンパクトなシルエットでプレッシャー対策!
7月後半に開かれたJBトップ50北浦戦にて、3日間チャターベイトオンリーで3位に入賞した吉川永遠選手の使用ルアー。
この試合、お立ち台で巻物を主体とした選手がほぼいなかった中での3位入賞。
チャターの可能性を感じさせてくれるのには十分な試合でした。
エバーグリーン バスエネミースティック 4in
吉川選手が、イマカツのモグラモススピンチャター合わせていたトレーラーはコチラ。
クランクベイト(シェイキークランキング)
シェイキークランキングとはクランクベイトを用いたテクニックの一つ。
水面下、クランクベイトが見えるか見えないかほどのレンジを基準にロッドをシェイクしながら巻きます。
アクションの特性上、移動距離を抑えられる為、オカッパリ(子場所)でのクランキングにも丁寧に流すことができます。
根掛りがしやすい霞水系で敬遠されやすいクランクベイトをより楽しませてくれるでしょう。
開発クランク Dチップ
H-1グランプリ(ハードベイトオンリーの大会)にてシェイキークランキングにて優勝された方が使用していたのが、このDチップ。
他にもシェイキークランキングに対応、特化したクランクベイトは存在しますが、まだまだ発展途中のテクニックの為いろいろと試してみるのも面白いと思います。
バスの目線より上で仕掛けて下方向からバスを引っ張ってくるタイプの釣りなので、水の色に負けないカラーセレクトがキモの一つではないかと感じます。
アラバマリグ
もはや霞水系では春の定番アイテムと化したアラバマリグ。
春以外にもベイトフィッシュを積極的に追うようになる秋~冬にかけて有効なリグだと思います。
中央のルアー以外をブレード仕様にするブレードアラバマなどもありますが、霞水系では効きにくいイメージがありますね。
セッティングはすべてジグヘッドかオフセット仕様のシャッドテールワームがおすすめです。
水路や小河川の垂直護岸といった、コレといった食わせどころの少ない場所で引いてみてください。
ジークラック ステルス7
安い・使い易いの良いとこずくめ
7つのルアーを付けられるので高い集魚力が期待できます。
ヘッドにオモリがない為、浅い場所を引くことが多い霞水系に非常にマッチ。
迷ったらこのアラバマから試してみることをおすすめします。
ただ巻き系トップ
近年SNSでよく見かける低速巻き系のトップ。
低速巻きで発生する微波動で食わせる釣りの為、ガシャガシャと音を立てるタイプのトップウォータールアーよりは、やや風や波に弱いと感じます。
その反面、サイトフィッシングを得意とするアングラーに好まれるなど、非常に食わせ能力が高いジャンルのルアーと言えるでしょう。
ノリーズ ジョイントフカベイト
ムーブメントの火付け役
フカベイトは、この手のルアーの火付け役とも言えるルアー。
ボディーがプカプカと左右に微妙に振れる独特のアクションはゆっくりとルアーを確認しながら迫ってくるバスにも見切られずにバイトに持ち込んでくれます。
フカベイト、ジョイントフカベイト共に人気商品で、ネットショッピングではその殆どがプレミア価格。定価を見かけたら即買いしたいルアーです。
痴虫 クワメス&カブメス
痴虫のクワメス カブメス シリーズ。とくに今はでっカブメスJr が人気ですね。(写真はクワメス)
フカベイト同様、バスの本能に訴えるようなアクションを生み出してくれます。
少し値段が張りますが、そのアクションと所有感は間違いないルアーでしょう。
共通点は“目新しさ”
近年の霞水系では人も爆発的に増えてプレッシャーが高く、ルアーやアプローチもどうしても似たり寄ったりになりがちです。
今回ピックアップしたルアーの共通点は、今までであまり使われないアクションやサイズ感のばかりで、バスにとって目新しい存在です。
若干のサイズ感の違いや、アクションの違いでまったく反応が違うのがバスフィッシングの面白いところだと思います。
また、新しい釣りやルアーを取り入れることによって、釣りの幅を広げ新たな楽しさを生み出してくれると思います。