ダイソールアーロッドが安すぎる!
100円均一のダイソーといえば釣り人にとっては、バイブレーションやメタルジグなど激安釣具でおなじみですよね。
最近ではルアーロッドも発売し、色々なレビューで話題に。今回は注目のダイソールアーロッドをレビューします。
ダイソールアーロッドの動画レビューはこちら
ダイソールアーロッドの基本スペック
ダイソールアーロッドは6.88フィート(約210cm)、5.9フィート(約180cm)の二種類が発売されています。
お値段はともに税込1,100円と激安価格。
長さ:6.88フィート(約210cm)
重さ:約140g
適合ルアーウェイト:7-14g
適合ライン強度:4-10lb
対象魚:根魚、小型回遊魚、ブラックバスなど
長さ:5.9フィート(約180cm)
重さ:約110g
適合ルアーウェイト:6-12g
適合ライン強度:3-8lb
対象魚:ブラックバス、根魚、小型回遊魚など
素材はカーボンでなくグラスファイバー。最近のカーボン製ロッドしか触ったことがない方だと、ロッドの柔らかさに驚くかもしれません。
今回は6.88フィートのロッドを使って、ルアー釣り、エギング、エサ釣りの実釣。キャスト性能や操作感、ロッドパワーなどをレビューできればと思います。
ダイソーロッドで実際に釣ってみた
SLS編
まずは重さ7gのメタルジグを使ったSLS(スーパーライトショアジギング)から試してみます。
グラス特有のキャスト後のブレ、アクション時の柔らかさに翻弄されるまっちゃん。
やはりキャスト性能・操作感はカーボン製ロッドに遠く及びません。
重さは6.88ftで140gと決して軽いとは言えませんが、いざ使ってみると案外重すぎることはない様子。
竿の感度に関してはラインをしっかりはっていれば、グラスといえどもアタリはロッドに伝わってきました。
ライトゲーム編
2gのジグヘッドも試したところ、ダイソーロッドでのライトゲームはキャスト・着底もままならない感じ。
さすがに2gは適合ルアーウェイト範囲外なので無理もありませんね。
エギング編
続いて3号サイズ(重さ16g)のエギでダイソーロッドとエギングの相性を探っていきます。
元々、飛距離の出づらいエギ。ロッドの反発がないグラス製だとさらに飛距離が思うようにでません。
エギの操作性に関してはロッドのしなりがアクションを吸収し、連続したしゃくりは難しく感じます。
ただし、しなりを活かし一回一回しゃくればエギをダートさせることは可能でした。
検証中にアオリイカをゲットしましたが、ロッドに反発力がないので大きな魚の抜き上げは難しく、抜き上げを躊躇していたらイカが壁にはりつきました。
エサ釣り編
いかにカーボンロッドの恩恵にあずかっているかを実感したルアーでの実釣でした。ここからはエサ釣り定番のちょい投げを試してみます。
使用したオモリは30gとダイソーロッドの適合ウェイトを大幅に超えていますが、重さを乗せやすいロッド特性なので投げやすい印象。
重い仕掛けもヨイショと投げれば問題なさそうです。(※適合ウェイトを超えたオモリは自己責任で使用しましょう。)
天秤仕掛けで底を探ると良型のキスをゲット! ダイソーロッドでのちょい投げは、相性がよく全然できる感じです。
1日を通してキャストしていますが、ロッドのジョイント部分やリールフットは1,100円といえどもしっかりしていました。
ダイソールアーロッドの強度は?
1.25、2.5、5kgのオモリを用意しダイソーロッドの強度テストをしてみます。1.25kgはなんとか持ち上がるものの、2.5kgは少しだけ動かせる程度。
5kgのオモリにいたってはビクともしませんでした。体感的には1kg程度の負荷にとどめ、無理はしないほうが良さそうですね。
ルアーには難ありだがコスパ◎なダイソーロッド
ルアーやエサ釣りでの投げ心地や操作感、パワーなどダイソールアーロッドの実力を検証してきましたが、ルアー釣りには向いていない。という結論にいたりました。
当然のことですが普段使っているカーボン製ロッドに慣れてしまうと、グラス製のダイソーロッドではキャストしてアクションを必要とする釣りはやりづらいといった印象です。
一方でアクションを必要としないちょい投げや、サビキ釣りにはかなり使えるロッドで、柔らかいグラス製のダイソーロッドはかけた魚をバラしにくいというメリットも感じました。
カーボンロッドとの違いも踏まえ検証をしてきましたが、やはりコスパが魅力なダイソーのルアーロッド。子供用の釣竿、初めての釣竿として選択肢にいれてみるのはアリかと思います。
動画でのダイソーロッド実釣レビューも是非ご覧ください。