バイブレーション不要論者が現れた
前回のお話しでさんざん説明したのに何も学んでいない奴キターーーー!
▼前回のお話しはコチラ
バイブレーションは今もバス釣りにガンガン使えますよ!
霞水系なんかで使ったら根掛かり地獄ですよ! 日本のフィールドにマッチしているとは思えないんですよね!
もちろん、バイブレーションが不得意な場所は存在します。
ですが、日本のフィールドにも様々なタイプがあって、日本にマッチしていないというのは決めつけが過ぎますよ!
中古釣具店行けば、バイブレーションいっぱいあるじゃないですか!
それが不要な(使われていない)証拠ですよ!
たまたまOさんの周りのフィールドがバイブレーションに向いていないフィールドが多い可能性もあるじゃないですか?
確かに、最近はバイブレーションを使う人は減っているかもしれないですね。
でも今もなお、バイブレーションは必要不可欠な存在ですし、スレた今こそ効くルアーですよ!
というわけでバイブレーションが生きる使い方を解説してみましょうか。
バイブレーションの魅力
飛距離と手返しの良さでサーチベイトとして優秀!

バイブレーション最大の魅力はサーチベイトとしての能力です。限られた時間の中で広大なエリアから魚を探していくために必要な能力をバイブレーションは持っています。
よく飛ぶので広範囲を探れますし、速いスピードで泳ぐので手返しもよいです。また、ブルブルと震えながら水を押してバスに強くアピールしてくれるので魚を引っ張るだけのチカラを持ち合わせています。
魚が散っているような時、魚が回遊している時、魚のポジションが分からない時には、なくてはならない存在なのです。
また、遠くを狙える遠投性能はシンプルにオカッパリの味方でもあります!
高いリアクションバイト誘発能力ゆえに最終手段としても使える
バイブレーションはリアクションバイトを誘発するチカラがあります。
思わず口を使ってしまうので、何しても釣れないときはバイブレーション……というある意味最終手段にもなりえる強い存在です。
そのリアクションバイトを誘発する能力は小バスさえも口を使わせてしまうところからも伺えます。
スピードで強引に口を使わせることができるルアーなので、他のアングラーがスローな釣りをメインにしているような状況においては、とくにチカラを発揮するでしょう。
クランクよりも浅いシャローを引けるリップレスクランクとしての能力

バイブレーションはバスフィッシングの本場であるアメリカではリップレスクランク(リップのないクランク)と呼ばれています。
リップがついていないだけで背中で水を受けて左右に体を振るクランクの一種なのです。
それゆえ、バイブレーションに抵抗があるアングラーはバイブレーションを速く巻けるクランクとして使ってみると良いでしょう。
普通のクランクベイトは急潜航で潜るので障害物に当たったらもう一度浮くまで待つ必要があります。
ですが、バイブレーションはリップがついていない分下に潜っていくチカラが働きにくいのでより速くシャローをガシガシ攻めることができます。
濁りの中でも目立ってくれる

バイブレーションはマッディフィールドや、急な濁りなどにも強いルアーです。
強い音と波動で視界が弱くなる中でもマックス級のアピールをバスに与えてくれます。
水色が濁ったところでは迷わず投げるべきルアーの一つです。
バイブレーションを使い分ければよりアジャストできる?
ボディウェイト
バイブレーションは基本的に殆どのモデルがシンキング。
中にはフローティングやサスペンドも存在しますが、それらはある条件において優秀な能力を持っているものの、スタンダードなバイブレーションとは言えません。
やはりバイブレーションの仕事をさせるなら使いやすいのはシンキングモデルです。
ボディウェイトは基本的に軽ければゆっくり沈み、重ければ速く沈みます。
ボディ形状も影響するので一概には言えませんが、自分の使いたい場所にあったウェイトを使う必要があります。
軽いウェイトはシャロー、カバー際、リップラップなどが得意なのに対して、重いウェイトはディープ、ボトムの障害物などが得意です。
根がかりがあまりにも多いようなら、バイブレーションのウェイトを見直してみてください。
ボディ背中の幅

背中の幅が広ければ水を掴んでより大きく強く揺れて、浮き上がりやすくもなります。
シャローを攻める時、マッディウォーターで目立たせたいときは背中の幅が広いものが良いでしょう。
逆に背中の幅が狭ければタイトなアクションになり、浮き上がりは抑わります。
ディープを攻める時、クリアウォーターであまり強く動かしたくないときは背中の幅の狭いものが良いでしょう。
ラトルの種類
ラトルには大きく分けて3つのタイプがあります。高音ジャラジャラ系、低音コトコト系、そしてノンラトルです。
ラトル音には諸説あり、好みもわかれるので明言は避けますが、まずバイブレーションを1つ持っておくのならば高音ジャラジャラ系はアピール力も強く、使用感もわかりやすくなるので非常にオススメです。
バイブレーションのオススメの使い方
みんなはただ巻くだけってどうせ言うんでしょうけど、私はその言葉に何回も騙されてきましたからね!
確かにこんな信用できない言葉も珍しいですよね。
バイブレーションの使い方は”巻く”のですが、巻き方はというかスピードは大事だと思います。
高速巻き
バイブレーションの特性であるリアクションバイトを誘発するには高速巻きがオススメです。
泳ぐ限界=動きが破綻しないギリギリの速さまで高速で巻いても構いません。
そんなスピードでもバスは平気で追いついてバイトしてきます。リアクション要素はもちろんのことフィーディングの魚も日頃からスピードの速いベイトを追い回しているので、スローに巻くよりも見切られにくいと言えるでしょう。
浅い場所であれば着水してすぐに巻き始めることで水面直下を高速で泳がせることができます、水深のある場所ならボトムまで沈めて物に当てながら高速で泳がせるのも有効でしょう。
バイブレーションのサーチベイトとしての能力やリアクションバイトを誘発するチカラを引き出すならやはり高速引きがよいでしょう。
低速巻き
おもに晩秋〜春の水温の低いシーズンに有効になってくるのがバイブレーションの低速巻きです。
ボトム付近をゆっくり障害物に当てながら引いてくることでタフコンディションな魚に口を使わせることができます。

深い場所なら通常のシンキングバイブレーションを使いますが、浅い場所ならフローティングやサスペンドを使うことで低速巻きが可能に。
低速巻きは、厳冬期でもかなり有効な使い方です。
リフトアンドフォール

リフトアンドフォールも有効です。ロッドを上げてブルブルと持ち上げて、フォールでストン!と落とすというアクションは、ボトムに張り付いているニュートラルなバスまでバイトに持ち込む魔力があります。
またボトムをついばむような動きや、ボトムで跳ねながら逃げるような動きに見えるので、底棲生物を捕食しているバスにも有効な使い方です。
今こそバイブレーションを使おう

以下に僕がおすすめするバイブレーションを貼り付けておきました。何を使うのか迷ったらぜひ試してみてくださいね!
ダイワ TDバイブレーションシリーズ
ニシネルアーワークス バスルアー シムコー75HW