アマダイ釣りの仕掛け

アマダイは本州中部以南の沿岸、水深30〜150m程度の砂泥地帯に生息する魚です。
若狭湾では「グジ」とも呼ばれ、古くから高級魚として扱われ、とくに京料理では重宝されています。
釣りの対象魚としても人気がありますが、陸からは釣りにくく、船から釣るのが一般的です。
本記事では、元釣具屋の筆者がアマダイ釣りに用いる仕掛けを5種類解説します。
天秤仕掛け

もっともポピュラーな甘鯛の釣り方は、天秤仕掛けです。
底付近でエサを自然に漂わせやすいため、海底に生息するアマダイには非常に効果的。
釣り方は、着底後にゆっくり誘い上げ、しばらく止めてエサを漂わせ、アタリがなければ再度着底させて誘いを繰り返します。
エサはオキアミやホタルイカ、アオイソメなどです。
おすすめの天秤仕掛け
2本針のアマダイ用天秤仕掛けです。
ハリがロングシャンクなのでオキアミを刺しやすく、ケンが2個付いているのでエサが外れにくいことが特徴。
エダスと幹糸は信頼性の高いシーガーハリスです。
胴付き仕掛け

基本的には天秤仕掛けの方がよく釣れますが、状況によっては胴付き仕掛けが有利なこともあります。
釣り方は天秤仕掛けと同じく、底付近での誘い上げと着底の繰り返し。
天秤仕掛けよりもアタリがわかりやすい反面、エサが漂いにくいので喰いが悪くなります。
また、天秤仕掛けと比較すると絡むことが少なく、初心者の方でも扱いやすいです。
おすすめの胴付き仕掛け
アマダイやレンコダイに照準を合わせた3本針の胴付き仕掛けです。
全長が短めなので扱いやすく、エダスが回転ビーズ仕様でトラブルも少なめ。
下針は海底ギリギリの位置に設定されており、アマダイを喰わせやすくなっています。
アマダイディギング

特殊形状の専用シンカーを用いた天秤仕掛けです。
釣り方は天秤仕掛けと同じですが、専用のディグシンカーが海底で砂煙を巻き上げ、アマダイへ強烈にアピールします。
甘鯛等の砂地にいる底生魚は、砂煙をエサの動きだと認識して寄ってくるため、非常に効果的な仕掛けです。
ただし、ディグシンカーはオマツリしやすいため、あらかじめ遊漁船に使用の可否を確認しておきましょう。
おすすめの専用シンカー
ディギング専用のディグシンカーです。
テール部がスコップのような形状になっており、これが砂煙を巻き上げます。
シンカー自体がアマダイのようなシルエットなので、縄張り意識の強いアマダイを刺激する効果もあります。
アマラバ(タイラバ)

タイラバでもアマダイを狙え、釣り方も普通のタイラバとほぼ同じです。
アマダイはあまり上下移動をしないので、底から5mほどだけ巻き上げ、着底を繰り返します。
底取りがしやすく、着底時に砂煙を巻き上げやすい重めのヘッドを選ぶのがおすすめ。
また、フックに匂いや味付きのワームを付けるのも有効です。
おすすめのヘッド
高比重なタングステン製のヘッドです。
タングステンはフォール速度が速いため、着底時に砂煙が舞いやすく、しっかりアピールしてくれます。
深場でも存在感が強いグロー(夜光)カラーがおすすめです。
ライトジギング・スーパーライトジギング

ライトジギングやスーパーライトジギングでもアマダイを狙えます。
釣り方は、ボトム付近を中心にリフト&フォール、ただ巻き、ステイなどを組み合わせます。
底中心のスローなアクションを意識し、着底時に砂煙を巻き上げさせることが重要。
小さいシルエットのジグによく反応するため、タングステン製のジグがおすすめです。
おすすめのメタルジグ
高比重なタングステン製のメタルジグです。
安定感が良く、引き抵抗も少ないので誰でも扱いやすい設計。
コンパクトなシルエットなのでアマダイを喰わせやすいです。
絶品のアマダイを狙おう!

アマダイは1kg当たり1万円以上の値段がつくこともある超高級魚です。
釣りの後は、昆布締め、酒蒸し、松笠揚げなどで上品な味わいを楽しめます。
新鮮なアマダイが食べられるのは釣り人の特権ですので、ぜひ狙ってみてくださいね!
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