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最高の魚を一生の宝物にする方法。魚の剥製をオーダーする時の注意点と失敗談(2ページ目)

釣れる前に剥製屋を決めておくと良い

釣れる前にどのお店にするか決めておくと良い

魚剥製 気をつけておくこと

カジキの剥製の失敗談は釣れたカジキを目の前にして、焦って剥製屋を決めてしまったことが原因でした。相場20万円という額面にビビッてしまったのも事実です。

剥製は釣果を得る前に、どの職人さんに作ってもらいたいか決めた上で、予算を把握しておくと僕のような失敗は防げるでしょう。

可能ならお店を見学しておくと、職人さんのレベルが分かります

魚剥製 職人

実際に剥製屋さんを訪問しておくと、どんな職人さんがどんな作品を作っているか知ることができます。

一生の宝物になるべき素晴らしい魚が、自分の求める剥製になるかどうか確認しておいて損はないでしょう。

痛んだり、壊れてしまった剥製の修理も可能です

魚剥製 知っておきたいこと

経年劣化によって色あせてしまったり、引っ越しの際にヒレを割ってしまったり……。

そんな剥製でも、修理やリメイクすることができます。

怪魚ハンター山根
どうしてもファーストマーリンの剥製を蘇らせたくて、僕も剥製のリメイクを検討することになりました。

魚類剥製 俺ん家 飛魚丸|迷ったらココを選べば安心です

愛知県の剥製屋|飛魚丸

おすすめの魚剥製店

弟が剥製の制作を依頼したことのある、『魚類剥製 俺ん家 飛魚丸』に出向いて剥製のリメイクについて相談すると、「もう一回釣ってくれば良いよ!」なんて冗談を言われちゃいました(笑)

リメイクとは言え、あまりにも僕のカジキは状態が悪かったので作り直す必要があるとのこと。もちろん、新しく作るのと同じくらい費用も掛かります。

ファーストマーリンとの出会いは二度と起こらない

記念魚 思い出

それでも「じつはファーストマーリンなんです……」って伝えると、顔色を変えて『それはもう二度と釣れない。持ってきてください。直して差し上げますよ!』と。

聞けば、職人の谷さんもカジキ釣りが趣味とのこと。ファーストマーリンの価値は、カジキ釣りをする人なら誰しも分かり合える大切なモノなんです。

▼僕のファーストマーリンの釣行記はコチラ


まるで、銛でついた瞬間が蘇ったかのような完成度に驚愕

魚剥製 リメイク

リメイクが終わったと知らせを受けて、飛魚丸を訪れてみると……テーブルの上に僕のカジキのテールとビルが飾られていました。

欠損していた尾びれの傷も、曲がってしまっていた尾柄隆起縁も綺麗に直っています。

余りの美しさに加えて、直らないと思っていた部分まで直っていて、油断すると涙が出そうになるくらいです。

職人の技術と情熱が作り出す圧倒的な剥製

飛魚丸の谷さんが、『太陽の光を浴びると、きっと思い出の体色になりますよ。外に行ってみましょう』と言われたので、お店の外に出てみると。

まるで生きているかのような瑞々しさと、奥さんの願いでもあったコバルトブルーなカジキの発色が確かに剥製から感じられました。

作り手の技術と想いで、これほども剥製って生まれ変わるんだ。そう実感しました。

『魚類剥製 俺ん家 飛魚丸』のHPはコチラ

怪魚ハンター山根
剥製屋の選択に迷ったらココを選べば間違いはありません!

剥製にしたい魚が釣れたら、やるべきこと

釣れた瞬間の色合いを写真に残しておきましょう

魚 剥製 依頼する時

剥製を作る職人さんは、生きていた時の魚の色を知りません。

スムーズに魚の色を伝えられるように、釣れた直後に魚の写真を撮っておきましょう。

魚を保冷し、剥製屋に魚を送ることを伝える

魚 剥製

剥製を作る魚が釣れたら、ヒレやウロコなどに極力傷が付かないように注意しながらクーラーボックスで保冷します。

剥製には乾燥も天敵です。可能ならば濡れタオルや濡れ新聞紙で魚を包みましょう。

次に、剥製屋に電話し、魚を送ることを伝えるのも忘れてはいけません。

魚体の傷や乾燥に気を付けて、冷凍便で発送する

イシダイ 剥製

発送の際は必ず、ヒレを折らないように注意しながら濡れタオルや新聞紙で魚体を包み、しっかり水をかけて充分に水分を含ませた状態でビニール袋に密閉します。

直でビニールに入れるは変色する可能性があるのでNGです。

段ボールで梱包し、“冷凍便”で剥製屋に発送しましょう。発泡スチロールで発送する場合は、濡れタオルで包み、ビニール袋で密閉した状態であらかじめ凍らせてから発送しましょう。

魚種によっては、冷蔵でも大丈夫な場合もありますが、変色するのが早い魚は冷凍便で送る必要があります。

巨大魚やカジキのテールなど、大きなものは宅配業者が取り扱ってくれません。その場合は、切断する必要があったりしますので、剥製屋さんの指示に従いましょう。

大切な釣果が一生の宝物になります

カジキ マーリン 剥製

費用と時間こそ掛かりますが、数か月、数年後に剥製の姿として返ってきたときは感動間違いなしですよ!

自分にとってメモリアルな魚が釣れたら、剥製に残してみてはいかがでしょうか。

撮影・文:山根 央之

ライタープロフィール

怪魚ハンター山根ブラザーズ(兄)の記事一覧

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