大野さんの自慢のカスタム“アンバサダー”
今回は大野さんが実釣でも使用している最もお気に入りのアンバサダーのチューニングを紹介します。
細かいパーツの1つ1つにこだわりが詰まった、まさに世界に1つの至高のアンバサダーです。
今回はアンバサダー6500cを例に解説してもらいます。
フレーム
アンバサダーのカスタムで、最も大事なのはフレームです。
ベアリングなどを交換して回転性能を上げても、フレームが歪むとセンターが出ていない状態になるため、台無しになってしまいます。
そのため、フレームには千鳥屋のアンバサダー専用フレーム「鳥籠フレーム」を使用しています。
雷魚釣りで純正フレームを使用すると、歪んでしまうことが多々あります。一体型である鳥籠フレームは強く、歪むことがありません。
また自重も軽く、フレームのセンターがでているため、飛距離が伸びやすいメリットもあるそうです。
ハンドル
ハンドルはNSクラフトを使用しています。
太いPEラインを使った雷魚とのゴリ巻きファイトでは、ハンドルにかかる負荷が強く、純正ハンドルは曲がってしまうことも。
NSクラフトのハンドルは兎に角曲がりにくく、雷魚釣りには最適です。
ハンドルノブ
ハンドルノブにはIOS社のマンハッタンノブを取り付けています。
純正のノブに比べると力が入りやすく、ファイト時も滑りにくいメリットもあります。
スプール
スプールにはスワンプランブラーの雷魚用スプールを使っています。
自重は純正の約半分と非常に軽く、キャスト時の飛距離も伸びやすいです。
また、糸巻き量なども大きく変わらないため、雷魚用の太いPEラインも使いやすいです。
ナット
ナットはカケズカデザインワークスのチタンナットに換装しています。
大野さんのアンバサダーは、ドライブシャフトもチタン製に換装しているため、素材を合わせることで噛み合わせがよくなり、剛性感をアップしています。
ドラグ・レベルワインダー・ブレーキキャップ
スタードラグ・レベルワインダー・ブレーキキャップは自重の軽いアベイル製のカスタムパーツを使用。
レベルワインダーを軽量化するとこで、スプール回転時の動きもスムーズに。キャスト時の飛距離を稼ぐことができます。
内部
大野さんのアンバサダーはこれ以外にも内部のベアリングやパーツを交換し、調整を行なっています。
そのため、これらのパーツを購入し交換するだけでは、同じ性能を引き出すことは難しいです。
ZEROTUNEでは、アンバサダーのカスタムやメンテナンスも受け付けてくれるようです!
こだわりのアンバサダーの世界に足を踏み込んでみよう!
アンバサダーは現行機のベイトリールには変えられない所有感と魅力が詰まったリールです。
カスタム・チューニング・使い方のすべてが噛み合わなければ、その性能は引き出せませんが、現行機に負けない性能も期待できます。
ビギナーにはハードルの高い機種に感じるかもしれませんが、アンバサダーならではの至高の世界に足を運んでみましょう。