【カスタマイズ例も】愛好家が語る!アブガルシアの名機“アンバサダー”の魅力

2021/08/23 更新

アブガルシアのベイトリール『アンバサダー』は、発売から50年が経過した現代でも愛用しているアングラーも多い、知る人ぞ知る名機です。アンバサダーの魅力はその歴史とレトロな外観にあると思われがちですが、アングラーのカスタマイズやチューニング次第で、現行リールに負けない性能を引き出すことができるようです。今回はリールメンテナンスショップを営むアンバサダー愛好家に、アンバサダーの魅力やカスタマイズについて語ってもらいます。


アイキャッチ・記事内画像:すなっち

名機“アンバサダー”の魅力を語る

名機“アンバサダー”

ベイトリールの中でも歴史のある名機として知られ、発売から50年以上経った今でも、愛用しているアングラーが多いリールです。

今回はアンバサダーならではの魅力を、北海道在住の愛好家と一緒に解説していきます。

リールメンテナンスショップ 『ZEROTUNE』 大野さん


北海道で、中古車販売業を営んでいる大野さん。

釣り歴は21年のベテランアングラーで、中古車販売をしながら、リールメンテナンスショップ『ZEROTUNE』も営んでいます。

『ZERO TUNE』大野さんのインスタグラムはこちら


また、道内でも屈指のアンバサダーの愛好家としても知られ、所有している台数はなんと驚きの15台!

写真は今回の取材用に用意していただいた、大野さんが所有するアンバサダーの一部です。

愛好家が語るアンバサダーの魅力


アンバサダーを愛用して15年となる大野さんに、アンバサダーシリーズの魅力について語ってもらいました。

アンバサダーシリーズは、レトロ感のある外観やその歴史を好んで使うアングラーも多いです。

しかしながら、大野さんが感じるアンバサダーの魅力とは、それだけではないようです。

現行機にも負けない性能


大野さんは、雷魚釣りでアンバサダーを愛用しています。

雷魚釣りでは、6〜8号の太いPEラインを使うことが多いため、剛性の高い丸型リールが定番です。

アンバサダーの遠投性能は、適切なカスタムと使い方を伴えば現行機種に比べても非常に高く、他に変えられるものがありません。

逆に言えば、カスタムしたアンバサダーよりも雷魚釣りに適したリールがあれば、そちらの機種を使うとのこと。

チューニングの幅が広い


アンバサダーはカスタムの幅が広いことも魅力の1つです。

大野さんが活用しているカスタムパーツを使えば、サイドカップ等以外のほぼすべての箇所をカスタムきます。

純正を愛用している方から見れば邪道かもしれませんが、性能を追求して自由自在にカスタムできる点もアンバサダーならではの魅力です。

ピーキーな使用感


アンバサダーはトラブルレスという意味では、現行機に比べて大きく劣ります。

そのため、適切なメンテナンスや使い方ができなければ、実釣でその性能を発揮できません。

現行機のベイトリールに比べると、手のかかる機種ですが、使いこなしたときの性能や使用感は他のリールに代え難いものがあります。




大野さんの自慢のカスタム“アンバサダー”


今回は大野さんが実釣でも使用している最もお気に入りのアンバサダーのチューニングを紹介します。

細かいパーツの1つ1つにこだわりが詰まった、まさに世界に1つの至高のアンバサダーです。

今回はアンバサダー6500cを例に解説してもらいます。

フレーム


アンバサダーのカスタムで、最も大事なのはフレームです。

ベアリングなどを交換して回転性能を上げても、フレームが歪むとセンターが出ていない状態になるため、台無しになってしまいます。

そのため、フレームには千鳥屋のアンバサダー専用フレーム「鳥籠フレーム」を使用しています。

雷魚釣りで純正フレームを使用すると、歪んでしまうことが多々あります。一体型である鳥籠フレームは強く、歪むことがありません。

また自重も軽く、フレームのセンターがでているため、飛距離が伸びやすいメリットもあるそうです。

ハンドル


ハンドルはNSクラフトを使用しています。

太いPEラインを使った雷魚とのゴリ巻きファイトでは、ハンドルにかかる負荷が強く、純正ハンドルは曲がってしまうことも。

NSクラフトのハンドルは兎に角曲がりにくく、雷魚釣りには最適です。

ハンドルノブ


ハンドルノブにはIOS社のマンハッタンノブを取り付けています。

純正のノブに比べると力が入りやすく、ファイト時も滑りにくいメリットもあります。

スプール


スプールにはスワンプランブラーの雷魚用スプールを使っています。

自重は純正の約半分と非常に軽く、キャスト時の飛距離も伸びやすいです。

また、糸巻き量なども大きく変わらないため、雷魚用の太いPEラインも使いやすいです。

ナット


ナットはカケズカデザインワークスのチタンナットに換装しています。

大野さんのアンバサダーは、ドライブシャフトもチタン製に換装しているため、素材を合わせることで噛み合わせがよくなり、剛性感をアップしています。

ドラグ・レベルワインダー・ブレーキキャップ


スタードラグ・レベルワインダー・ブレーキキャップは自重の軽いアベイル製のカスタムパーツを使用。

レベルワインダーを軽量化するとこで、スプール回転時の動きもスムーズに。キャスト時の飛距離を稼ぐことができます。

内部

大野さんのアンバサダーはこれ以外にも内部のベアリングやパーツを交換し、調整を行なっています。

そのため、これらのパーツを購入し交換するだけでは、同じ性能を引き出すことは難しいです。

ZEROTUNEでは、アンバサダーのカスタムやメンテナンスも受け付けてくれるようです!

こだわりのアンバサダーの世界に足を踏み込んでみよう!


アンバサダーは現行機のベイトリールには変えられない所有感と魅力が詰まったリールです。

カスタム・チューニング・使い方のすべてが噛み合わなければ、その性能は引き出せませんが、現行機に負けない性能も期待できます。

ビギナーにはハードルの高い機種に感じるかもしれませんが、アンバサダーならではの至高の世界に足を運んでみましょう。

ライタープロフィール

すなっち
北海道でロックフィッシュやトラウトフィッシングをメインに釣りを楽しむ道産子ライター。
魚はもちろん、様々な想いやスタイルを持った釣り人との出会いは、釣り人やライターとしてのモチベーションにも繋がっています。
釣りライターとしての取材を通して、北海道の様々な魚種を狙ってルアーフィッシングを楽しんでいます。

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北海道在住の道産子アングラー。ロックフィッシュ、トラウトフィッシュなどを中心にさまざまなルアーフィッシングを楽しんでいます。豊富な釣りとライターの経験を活かして、全国のルアーフィッシングや道具の解説記事などを執筆しています。自分の経験を活かして釣りの魅力をより多くの人に知ってもらえるライターを目指しています!