釣り仕様にカスタムした“愛車”
こんにちは、渡辺です!
今回は釣り仕様にカスタムした軽バン(エブリイ)について、具体的にどんなカスタムを施したのか紹介していこうと思います。
エブリイに施した主なカスタム
ロッドホルダー
釣り仕様にする上で、必須とも言っていいタックルの収納。
当初、まとめて荷室の下部に収納しようと考えましたが、取り出しがスムーズに行えないこと、運転中転がって破損したりといった懸念がありました。
また軽バンのようなスペースの限られた車内では、できる限りデッドスペースをなくしたいですよね。そんな場合も左右のアームでホルダーの角度調整をすることにより、天井にピッタリと沿わせて配置することが可能です。
天井ギリギリに設置した様子。こうする事で頭上の圧迫感が軽減され、車内で過ごす際も快適になります。専用のものでないとなかなかここまでギリギリに設置するのは難しいですよね。
イレクターパイプでベッド&収納スペースを向上
荷室には自作のベットキットを設置。車中泊で釣行する際、しっかり睡眠が取れないと翌日の釣行に響きます。納車後、真っ先に手を付けたカスタムです。
主な材料はイレクターパイプとコンパネ。イレクターパイプを骨組みにし、コンパネにカーペットを貼った板をのせています。
筆者は各部をあえて接着せず、バラしやすいように組みました。こうすることでパーツを抜いていくだけで、あっという間に解体することができます。
バラせるように製作する際の注意点は、寸法ギリギリで作ること。そして、バラす必要がない箇所は要所要所を接着しておくこと。
以上を忘れると遊び(隙間)ができてグラついたり、使用中にパイプが抜けたりなどのトラブルが起こりやすくなります。バラす必要がない部分はなるべく接着するようにしましょう。
イレクターパイプのカットは、パイプカッターという専用の工具を使用します。音も出ないので自宅でカットすることが可能です。
サイドバーとディスプレイネットで収納を拡張
荷室両サイドにはホームセンターで売っているステンパイプを装着。
元々、ロッドホルダー純正のパイプが付いていましたが、もう少し長さが欲しかったので、同径のパイプをホームセンターで調達し流用しています。
延長したことにより、洗濯物を干したり、上着を引っ掛けたりできるので非常に重宝しています。
そしてこのパイプを利用し、ディスプレイネットをタイラップで左右に固定。
ここには小物やティッシュ、パックロッドケースなどを収納しています。
また、クォーターガラスとディスプレイネットの隙間にはブランケットやウルトラライトダウン、レインウェアなどを挟み込む形で収納。アイデア次第で使いやすいように拡張させることができます。
天井とステンパイプの隙間。“イイ感じ”にグリップが挟まったので、定位置になったテンカラロッド(笑)
ロッドホルダーのステーを利用して天井にも設置。ランタンや着替え、洗濯物などを吊るすことができるので便利です。
リフトアップカスタム
釣り場までの道中は悪路な事もよくありますよね。筆者は過去にハマって脱出不能になった事が何度かあるのでこの辺りは慎重にいきたいです。
まず最初に手をつけたのはリフトアップ。車高を上げるカスタムです。ガッツリ上げる方法と少し上げる『チョイアゲ』と呼ばれる方法の2パターンがあります。
荒れた悪路を走行する予定の方は、ガッツリ上げる方法を検討するのもアリです。限界まで車高を上げるので、路面とのクリアランスをかなりとる事ができます。
筆者が選択したのは後者のチョイアゲカスタム。千葉県にあるフォレストオートファクトリーさんのリフトアップスプリングを使用。こちらの場合、スプリングの交換のみでリフトアップが可能となっています。
控えめなシルバーのスプリングがチラッと見えてかっこいいです。費用も安く構造変更の申請も不要。その割にはそこそこ上がるので、悪路での安心感があります。
オフロードタイヤで悪路性能と雰囲気UP
リフトアップしたらもちろんタイヤも変えちゃいます。悪路走行前提なのでタイヤはオフロード仕様のマッドテレーンタイヤ。
MLJさんから販売されている、エクストリームJの14インチホイールにタイヤはナンカン FT-9(165/65/R14)を装着しています。
エブリイは前輪のインナークリアランスが狭いので、このサイズが無加工で入るギリギリのサイズになります。
チョイアゲカスタムでの限界サイズは15インチホイール+タイヤサイズ165/60/R15まで。しかし、この場合は必ずインナーが干渉するため、インナーをカットするなど少々加工が必要です。ご注意くださいね!
まとめ
釣り仕様の車は、ハイエースの様な大型のワゴンか、悪路走行前提のランクルやジムニーなどが定番かもしれません。
しかし、近頃は軽バンをアウトドア車として活用するなんていう楽しみ方も増えてきました。そこそこ荷物も積めて、多少の悪路もへっちゃらな軽バンは、アウトドアの相棒としてなかなかいいラインを攻めてきてるんじゃないかと感じます。
ライタープロフィール
渡辺ヒロユキ
子供の頃から釣りを始め、シーバス、バス、ライトゲームを経て、現在は仕事の傍ら国内外を釣り歩いています。ソロキャンプや車中泊などアウトドア全般が大好物。
自信が経験したワクワクするモノを、記事を通じて読者のみなさんに届けられたら嬉しいです。
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