ショアジギングリーダーの選び方

ショアジギングは飛距離が重要な要素で、飛距離が出る方が広大なエリアを探る上で有利に働きます。そのため使用するラインは飛距離を出やすくするために、細いラインを用いることが有効です。
「細くても強度があり、感度の良い」という条件を揃えている、PEラインを選ぶ人が多いのはこのためです。しかし、このPEライン、実は根ズレに弱く、ささくれると切れやすくなります。
こうした弱点をカバーするのがリーダーと呼ばれるラインで、岩礁帯やサーフなどPEが傷付きやすい場所で有効です。
▼ショアジギングに関して紹介している記事です。
ショックリーダーの必要性

PEラインとルアーの間に結ぶラインをリーダー、又はショックリーダーと言います。重いルアーを投げる際、傷の入った細いPEラインに負荷がかかると切れるリスクが高くなります。
ショックリーダーは負荷を緩衝する役割を持ちます。また、水深の浅い場所では、PEラインが擦れて痛みます。こうした点をカバーする上でも一役買ってくれます。
ショアジギングのリーダーの太さ(号数)

ショアジギングのリーダーの太さは、ターゲットの大きさやフィールドによって変える必要があります。(リーダーが太いと安心ですが、ルアーの大きさに対し、あまりにも太すぎるとルアーの動きを制限してしまうことも)
中型の青物や10キロを超える大型となると、相応の強度が必要となるため、それに合わせた太いリーダーを付ける場合があります。
サワラやサバなどのライトターゲット

サバなどは大きくても40センチ前後。最初の走りは強烈ですが、それをこらえれば比較的に取り込みやすいターゲットです。横走りするので根に潜られることはなく、簡単に浮かすことができます。
リーダーは強度10~30ポンドもあればいいでしょう。但しサワラや太刀魚は歯が鋭く、リーダーはより太めが安心です。
中型の青物がターゲット

50センチを超えるメジロやブリ、遊泳力の高いヒラマサなどの青物がターゲットの場合、相応の長いファイトになります。この場合は40ポンドを超える強度のリーダーが必要になるケースも。
磯竿のような長く柔らかいロッド、ドラグ機能の優れたリールを使うとリーダーの負担を減らせます。
10キロを超える大型がターゲット

10キロを超える大型魚がターゲットの場合、リーダーにかかる力は相当大きく、強引に浮かそうとするとラインブレイクの危険があります。
リーダーは60ポンド以上の強度が必要です。このクラスになると、リーダー、ロッドワーク、ドラグ機能を上手に使った長時間のやり取りを要します。
ショアジギングのリーダーの長さ

リーダーの長さはロッドの長さとの兼ね合いで決めると良いでしょう。あまり短いとショックリーダーとしての緩衝が少なくなり、長すぎるとガイド抜けが悪く、結節部がキャストの際の摩擦で痛みます。
概ね短くてロッド長の1/3程度、長くてロッド長の2/3程度にすると、キャストの際にガイドとの干渉が避けられると思います。
リーダーとラインの結び方
リーダーとラインの結び方はさまざまな方法があります。結節強度が最も高いと言われているのがFGノットですが、初心者には結び方が難しく、現場では専用の道具が必要となることが多いです。
比較的簡単でおすすめなのはサージェンスノットです。ラインが切れた時に応急的にも使える結び方で、結節強度的にオススメです。
FGノットを含む、オススメのショックリーダーの結び方はこちら!
ショアジギングにおすすめのリーダー7選
ショアジギングをはじめ、重いルアーで深場を探る上でリーダーは重要です。各社から高品質の商品が提供されているのでいくつかご紹介します。
根ズレに強く、タイトに攻められる
クレハ シーガー フロロショックリーダー 20m 20lb
高感度設計で小さなアタリもわかりやすい
シマノ独自のフロロ二層構造で強度抜群
シマノ エクスセンスリーダー EX 30m
ナイロンで適度に伸び、耐摩耗性能が高い
バリバス VEPショックリーダー 50m (22~35lb)
コストパフォーマンス良くノットが組みやすい
ラパラ ラピノヴァ フロロカーボン 20m 4.0号 16lb クリア
TRP加工で抜群のスレ強度と耐摩耗性を実現
サンライン システムショックリーダーFC
フロロとナイロンのいいとこ取りを体感
デュエル ハードコア パワー カーボナイロン 50m 5号 20lbs クリアー
ショアジギングリーダーの基礎をおさえよう!

ショアジギングにおいては、キャスト性能を優先するとともに、遠くにいるターゲットのアタリを敏感に感じるラインが必要です。
PEラインはこの理想に最も近い素材ですが、その弱点をカバーするために適度な強度、適度な長さのリーダーを、必要な結節強度を有する方法で現地で確実に結節できるようにしましょう。




