21ツインパワーXDを実釣インプレ!20TP&17XDと比較しながら○と×を語ります

2021/04/25 更新

2021年にモデルチェンジされたツインパワーXDを実釣インプレ!ショアジギング・シーバス・チニングを通して感じた17ツインパワーXDからの進化、20ツインパワーとの違いとは?2機種と比較しながら21ツインパワーXDの使用感を詳しくレビューします。

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

21ツインパワーXDを買ってみた

21ツインパワーXDの画像
前作の登場から4年が経ち、2021年にモデルチェンジが行われたツインパワーXD。

旧モデルが人気だっただけに注目している方もかなり多いと思います!

21ツインパワーXDの画像
そんな21ツインパワーXDを購入し、実釣してみましたので、旧モデルや兄弟機種の20ツインパワーと比較しながらインプレします!

ラインナップ

品番自重(g)ギア比最大巻上長(cm/ハンドル1回転)実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg)PE糸巻量(号-m)本体価格(円)
C3000HG2006.0893.5/9.01-400、1.5-270、2-20047,000
C3000XG2006.4943.5/9.01-400、1.5-270、2-20047,000
4000PG2454.4726.0/11.01-490、1.5-320、2-24048,500
4000HG2455.8956.0/11.01-490、1.5-320、2-24048,500
4000XG2456.21016.0/11.01-490、1.5-320、2-24048,500
C5000XG2456.21016.0/11.01.5-400、2-300、3-20048,500

外観&スペックをチェック

21ツインパワーXDの画像
21ツインパワーXDの画像
ご覧の通り、前作から外観の変化は少なく、デザインはキープコンセプトといったところです。

自然光下で現物を見てみると、公式HPの画像よりも「青くない」という印象。

個人的にはもうちょっと鮮やかな青を期待していたので残念でしたが、この点は好き好きでしょう。

21ツインパワーXDの画像
ボディに関しては、20ツインパワーのパッケージングと同じく、アルミとCI4+(炭素繊維強化樹脂)のハイブリッド構造。

17ツインパワーXDはオールアルミボディだったため、この点は旧モデルとの大きな違いです。

発売前から半プラ論争が巻き起こっていましたが、4000番比で前作から45gも軽量化されています。

21ツインパワーXDの画像
こちら側のボディのフタ部分がCI4+です。

そしてこのハイブリッドボディには、シマノのお家芸ともいえる冷間鍛造で作られた超々ジュラルミン製マイクロモジュールギア2が収まっています。

近年の高級ラインの例に漏れず、駆動系はサイレントドライブ仕様で、回転効率・静音性の向上が図られました。

21ツインパワーXDの画像
20ツインパワーとのもっとも大きな違いが、ローターです。

20ツインパワーは金属製ローター(C2500番までマグネシウム/2500番以上はアルミ)ですが、21ツインパワーXDは全番手がCI4+製のローターを搭載します。

強度と剛性を重視した前者に対し、後者は軽さとレスポンスを重視した仕様です。

ベールの素材にも違いがあり、20ツインパワーはステンレスベールですが、21ツインパワーXDはチタンベールを採用しています。なお、両者とも構造はワンピースです。

21ツインパワーXDの画像
スプールはもちろんロングストローク化が図られました。

そして、スプールリングがバリアコートされていることがこのリールの大きな特徴です。

これはステラSWと同等のもので、磯などに擦ってもスプールリングに傷が入らない代物。汎用スピニングでバリアコートが施されているのは21ツインパワーXDだけです。

21ツインパワーXDの画像
ドラグの仕様は、スプールをボールベアリングで支持するリジットサポートドラグです。

ワッシャーは耐久性重視のカーボン製。ノブは操作性を高めた大径タイプです。

21ツインパワーXDの画像
20ツインパワーよりベアリングが1個多く搭載されていますが、この1個はローターナット部分。

ローターには、ラインの巻き込みを防止するローターツバが装着されています。

21ツインパワーXDの画像
ラインローラーは、特殊防水加工が施された一体式タイプです。

防水性能が高い反面、交換する時はアッセンブリー交換(パーツ価格¥3,410)になります。

21ツインパワーXDの画像
防水機構は、前作から引き続きXプロテクトが導入されています。



21ツインパワーXDを実釣インプレ

21ツインパワーXDの画像
ここからは、購入した4000HGの実釣での使用感を主観でお届けします。

ショアジギング・ボートシーバス・ボートチニングに使い、良型のシーバスとチヌをキャッチすることができました!

操作性

21ツインパワーXDの画像
前作から一番の進化は、軽さだと思います。

リールの性格上軽さが軽視されがちな機種だと思いますが、ひたすらキャストとジャークを繰り返すショアジギングでは、45gの軽量化の恩恵は絶大。

とくに最近はライトショアジギングに軽量なシーバスロッドやサーフロッドを使う方が増えているため、多くのアングラーがそのメリットを感じると思います。

SWリールは別ですが、C5000番までの汎用リールは合わせるロッド・釣る魚のサイズを考慮すると、やはり軽さは重要だと再確認させられました。

巻き感

20ツインパワーと一番違うのが、巻き感です。

良く言えば初動が軽くてレスポンスに優れ、悪く言えばスカスカで質感に欠けると感じました。

やはり軽量ローターの恩恵もあって巻き始めが非常に軽く、低負荷系(軽い・水切りが良い)のルアーや釣り方とは相性が抜群です。この領域では20ツインパワーよりもワンランク上の繊細さを感じさせてくれます。

その一方で、旧モデルと比べて巻き感は良くなっているものの、20ツインパワーが感じさせるステラ譲りの上質なフィーリングは無く、乱暴な言い方をするとややチープさがあります。

この点をどう解釈し、どんな釣りに使うのかで、評価が大きく別れるはずです。

ルアーごとの使用感

21ツインパワーXDの画像
筆者の感覚では、トップウォーター・引き抵抗の軽いミノー・シンペン・ジグヘッドワームとの相性が良いと感じました。

とくに、ラインスラックの回収が連続するトップや、巻き速度が遅いワームには抜群です。

逆に、リーリング時の入力が大きなる40〜50gのメタルジグのワンピッチジャークは、20ツインパワーの方が気持ちよく感じます。

そして、これらの中間に当たる30gのジグや鉄板バイブ、ミノーは「甲乙つけ難いな」という印象です。

一般的にリーリングのオン・オフを多用する釣りにはローターが軽い機種が好まれますが、どの速度域・負荷域でのオン・オフかによってもそれは異なると思います。

同じオン・オフでも、ジグの早いワンピッチジャークとワームのスローなストップ&ゴーではまったく別物です。

ドラグ性能

ドラグは「今のシマノだな」という印象で、前作と比べると音が大きく高くなりました。ファイト時によく聞こえるので釣りが楽しくなるはずです。

性能面では20ツインパワーとほぼ同じだと思います。

半プラ論争について

21ツインパワーXDの画像
冒頭でも少し触れましたが、20ツインパワーに続いて「半プラ論争」が巻き起こっています(笑)

ただ、20ツインパワーを使い込んでみても、21XDと17XDを使い比べてみても、「半プラの実用上のデメリットはほぼゼロ」というのが筆者の見解です。

仮にわずかな強度・剛性の低下があったとしても、ロッド・対象魚とのバランスを考えると、軽くなったメリットの方が圧倒的に大きいでしょう。

どうしてもオール金属のスペックが欲しければステラ、実用上のパワーと耐久性が欲しければSWリールを選べば問題は解決すると思います。



17ツインパワーXD&20ツインパワーと比べてみて

17ツインパワーXDの画像
ここまでも度々比較してきましたが、改めて、17XDと20ツインパワーを使い込んだ筆者がそれらと21ツインパワーXDを比較します!

ちなみに、両者とも4000番をショアジギングメインで使用していました。

17ツインパワーXD

17ツインパワーXDの画像
21と17を比べると、やはり軽さと巻き感の向上が大きな進化です。

17XDが登場した時は「めっちゃ良いリールやな〜」と関心しましたし、つい先日まで何の不満もなく使っていましたが……

21を使った後に17を使うと、「やたらと重たいし、巻き感も安っぽいな〜」と思ってしまいました。

軽くなったがゆえに何となく不安を持つ方も多いかもしれませんが、一度使うと正常進化していることがわかるはずです。

買い替えに当たってタックルバランスを心配する方もいるかもしれませんが、よっぽど極端な竿ではない限りすぐに慣れると思います。

20ツインパワー

20ツインパワーの画像
20ツインパワーと21XDを使って感じたのは、「王道は20ツインパワー」だということ。

ステラ譲りの上質な巻き感や剛性感を踏まえると、20ツインパワーは「伝統的なシマノのスピニングリール」または「ハイパワースピニングリールの王道」といえるでしょう。

それに対して21XDは、その伝統的かつ王道的なスペックからやや軽快さに味付けを振っていて、「派生機種だな」という少々マニアックな香りが漂います。

どちらを選ぶかは完全に好みですが、迷ったら20ツインパワー、万人受けするのも20ツインパワー、というのが筆者の所感です。

15ツインパワー・17XDの時代は17XDが完全に上位でしたが、20・21はほぼ横並びの性格違いのモデルになっており、好みで選べるようになったのが素晴らしいと思います。

絶妙なポジションのリールだ!

21ツインパワーXDの画像
王道の強さに繊細さと軽快さをミックスさせた絶妙な立ち位置のリール。

21ツインパワーXDはそんな性格に仕上がっていると思います。

17XDから大きく進化し、20ツインパワーともまったくフィーリングが違うので、ぜひ手にとって検討してみてはいかがでしょうか。
撮影:TSURI HACK編集部
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シマノ ツインパワーXD C3000HG
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シマノ ツインパワーXD C3000XG
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TSURI HACK編集部

TSURI HACK運営&記事編集担当。海から川・湖、エサ釣りからルアーまで幅広く釣り情報をお届けします!

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