【至高のリール】シマノ「18ステラ」をエキスパートが辛口インプレ!

2020/03/03 更新

シマノのフラッグシップスピニング「18ステラ」。マイクロモジュールギア2やサイレントドライブが導入され、14ステラから大きな進化を果たしましたが、その実力やいかに。約1年半使い込んだエキスパートアングラーがインプレします!


アイキャッチ画像提供:目黒毅久

至高のリール「18ステラ」

18ステラの画像
ステラと言えば最高峰のスピニングリールであり、釣り人ならば誰しもが1度は使ってみたいと思うリールだと思います。

18ステラはシマノの最新・最高の技術を惜しみなく投入し、成熟の域に達した性能と品質を形にしたリールです。

14ステラと比べて大きな進歩がないと言う人も時折見かけますが、見れば見るほど随所に進化が感じられ、使用すればフラッグシップモデルに相応しい進化を体感しました。

使用番手と使用環境


私の釣りはサーフ(フラットフィッシュ)がメインですので、バーサタイルに使える4000XGとフィネス用に3000MHGの2番手を使用しています。

1年半程の間で、4000XGは約80釣行、3000MHGは約50釣行しました。

4000XGはサーフの他にもリバーシーバスやショアジギングで使用していたので、かなり酷使したと思います。


18ステラの長所

私は2018年のフィッシングショーで、村田基さんにアレコレとその素晴らしさを説明されて購入を決意した経緯があります(笑)

ここでは、実際に18ステラを使用してきた私が思う長所を挙げます!

巻きの質感は最高

18ステラの画像
ステラの長所と言えば、誰もが口にする「巻き心地の良さ」がまず第一でしょう。

14ステラから更に進化し、マイクロモジュールギア2とサイレントドライブという新技術が投入され、更なる回転性能と巻き心地を手に入れました。

各メーカーの色々なリールを使用していますが、「巻きの質」と「ノイズの少なさ」に焦点を絞れば、18ステラに敵うリールはないと思います。

オール金属の剛性


ステラはスプール、ボディ、ローターの全てが金属です。リールの軽量化が注目される昨今、汎用スピニングリールの中でオール金属はステラだけ。※2020年2月時点

その恩恵はもちろん、「剛性の高さ」でしょう。これによって、いつ、いかなる状況でも魚との対峙に集中できます。

低負荷でも高負荷でもフィーリングが変わらず、オール金属こそが“ステラの根幹をなすもの”だと私は思います。

最高のドラグ性能


ステラの金属製ローターは硬くて強く、樹脂製ローターような撓み(たわみ)が発生しません。

この撓みが発生しないことにより、ラインの巻取りの支点となるラインローラーがブレないため、ドラグの動作が安定します。

ステラのドラグが素晴らしいというのは、ドラグの構造自体が優秀だという側面ももちろんありますが、実は剛性の高いローターの存在が大きいのです。

巻き上げパワーが強い


ボディ剛性が高く、ラインローラーの位置がブレず、歯数の多いギアが密に噛み合うことで、高負荷時の巻き上げパワーは汎用スピニングリールでは最強です。

高負荷時ともなると、樹脂パーツが混ざるリールでは上手く巻けなくなることもありますが、ステラならそんな心配は無用。

しっかりと巻けるパワーがあるということは、大型魚とのファイトで大きなアドバンテージです。

18ステラの短所

至高のリールと言われる18ステラでも全能ではありません。

私が使用して気になった点を容赦なく書いて行きます!笑

巻き出しが重く感度が悪い


以前はずっとダイワのリールが好きで使用していましたが、17ツインパワーXDが登場したことを機に6年ぶりにシマノ製リールを手に取ってみました。

よく考えたらずっと樹脂ローターのリールを使用していたので、ステラの金属製ローターの巻き出しの重さ、巻き感度の悪さに最初は戸惑いました。

1度回り始めたら自重によって慣性が働くため、その後巻き続けるのは楽ですが、細かくストップ&ゴーを繰り返す釣りには向かないと思います。

ラインローラーがイマイチ


「14ステラに比べて5倍持つ」と言われたラインローラーですが、私は7か月で2回交換しました。

消耗品だと割り切れば良いのかもしれませんが、高価なステラのラインローラーがすぐにシャーシャーと鳴るのは何とも嫌です。

筆者の釣行頻度だと1か月に1度はメンテナンスが必要なので、高額な特殊撥水グリスを買ってメンテナンスをするよりも、以前のようにベアリングに注油するだけの方が良かったと思います。

もう少し耐久性が欲しかった


シマノの最新技術を投入した18ステラですが、謳い文句の「永遠に変わらない巻き心地」は少々オーバーな表現かなと……(笑)

マイクロモジュールギア2とサイレントドライブが優秀過ぎる巻き心地を与えてくれる反面、調子が悪くなると違和感が顕著に現れます。

サーフで半年ほど使うと、各部のクリアランスが狂ったのかギアはコリコリ、ハンドルはカタカタとなり、オーバーホールが必要な状態になりました。

他のリールに比べれば耐久性が高いのは間違いなく、「1年は持つかな?」と期待していましたが、ステラと言えども定期的なオーバーホールは必要です。

ただし、釣行回数・釣行時間が一般の方の数倍なので仕方がないことかもしれません。なので、これを短所と言って良いのか迷う所ではあります。


18ステラと他のリールを比較!

至高のリールは最強か!? 他の人気モデルと徹底比較してみます!

19ヴァンキッシュとの比較


MGL(クイックレスポンス)シリーズの頂点で、シマノ最高峰リールの双璧となったヴァンキッシュ。

ヴァンキッシュの売りは巻きの軽さと感度の高さ、自重の軽さですので、根本的にステラとは求めている要素が違います。

ストップ&ゴーを繰り返したり、僅かな変化を感じ取ったりする繊細な釣りにはヴァンキッシュが良く、回転性能や剛性を活かした巻きの釣りや高負荷な釣りにはステラが向くでしょう。

17ツインパワーXDとの比較


XD(エクストラデュラビリティ)の名を持つツインパワーXDは、その名の通り耐久性重視のタフネスモデルです。私も18ステラを使用する前はXDを使用していました。

マグナムライトローターのおかげで回転レスポンスが良く、剛性・耐久性は14ステラに匹敵するレベルでしたが、ネックは自重の重さです。

MGLシリーズではありますが、用途がステラと被ります。巻きの質感、自重の軽さ、所有感にプラス3万円を出すか否か……難しい選択です(笑)

19セルテートとの比較


18ステラと19ヴァンキッシュを使用していた私が、現在メインに使用しているのがこの19セルテートです。

モノコックボディ・タフデジギアの耐久性はかなりのもので、半年以上使用しても違和感は皆無。

巻きの質感・ノイズの少なさはステラに劣りますが、巻きのレスポンス・感度でステラを上回り、さらに自重も軽いリールがこの値段で買えるのはかなりコスパに優れていると思います。

ダイワのLTコンセプトは思ったよりも良く、セルテートでこの性能ですので、まだ所有したことがない18イグジストにも興味が沸いて来ました。

ただし、個人的にはデザイン・見た目の高級感はステラの圧勝で、セルテートにはまずそこを改善して欲しいです(笑)

やはり18ステラは素晴らしい


好き放題言って参りましたが、18ステラは総合評価がかなり高いリールです。

モデルチェンジ毎にシマノの最新技術を投入しているだけあって「至高のリール」の呼び名に恥じない性能を持っています。

巻き心地の良さや剛性の高さに加え、フラッグシップ故に高級感や所有する満足度が高いのも魅力の一つでしょう。

釣りの細分化が進んでる時代ですが、「もしもリールを1台しか持たない」となったら、私はステラを選びます。

「いつかはステラ」と考えている方は、1度手に取ってみてはいかがでしょうか?
画像提供:目黒毅久
ITEM
シマノ ステラ 4000XG
ギア比:6.2:1
最大ドラグ力:11.0kg
自重:255g
巻取り長:101cm
ナイロン糸巻き量(号-m):3.5-170/4-150/5-125
フロロ糸巻き量(号-m):3-190/4-145/5-115
PE糸巻き量(号-m):1-490、1.5-320、2-240

筆者の紹介


目黒毅久

サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。

サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN。宮城県在住。

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目黒 毅久
目黒 毅久

サーフのフラットフィッシュがメインで年間300以上のフラットフィッシュをキャッチする。 他にシーバス、ライトロック、トラウト 、オフショア等釣り全般をこなす。サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN・ADUSTA。宮城県在住。

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