放流魚種数日本一を誇る『日本イワナセンター』
日本イワナセンターへ行ってきました!
こんにちは。怪魚ハンター山根ブラザーズ兄、山根央之です。
普段、あまり管理釣り場に行く機会がないのですが、魚の交雑について調べものをしている時に気になる釣り場を見つけてしましました。
場所は群馬県沼田市、自宅がある神奈川県から高速道路を使えば3時間弱の距離です。
渓流もいよいよ禁漁になってしまったことですし、久々に管理釣り場に行ってみますか!
放流魚種は軽く20を超えるらしい
僕は“初めてのイッピキ”に最も価値をおいた釣りをしています。言わば魚種マニアといったところですね。
そんな僕のハートを、日本イワナセンターのホームぺージは見事に掴んだのです。
だって、『国内で一番魚の種類がいる!』って書いてあるんですよ! 行かざるを得ないでしょ!
何種類釣れるかチャレンジ
思い立ったが吉日。やりたいことはすぐやる!ってことで、急いで手持ちの渓流ルアー達をシングルフックに交換して群馬へGO!
そんなこんなで、今回は日本イワナセンターで何種類のトラウトを釣りあげることができるか挑戦した記事です!
※魚種同定は素人判断によるものです。
のっけから65cmのロックリバートラウト出現にビビる
ミノーでイワナ・ブルック系を狙います
開店時刻の7時に釣り場に到着し、管理人さんに「どの池にどんな魚が入っていますか?」と訪ねてみましたが……。
「魚種が多すぎて細かく把握できていないんですよ(笑)」とのご返答。
それなら全部回ってみます! と満面の笑みで答えて早速、リリース専用のゼロ号池第一エリアに行ってみます。
クリアポンドなので目視で色んなトラウトが見える!
池の中を覗き込むと魚がウジャウジャいます。
「圧倒的な魚影」ってHPに書いてあったけど……身をもって体感すると確かに圧倒されますw
よーく観察すると、見慣れたニジマス以外の魚がたくさん泳いでいます。
密かに釣ってみたいと思っていたパールトラウトも結構な数泳いでいますね! これは期待できるゾ!
一投目でレインボートラウトget
とりあえず何も考えずにシンキングミノーを投げ込んでみると……早速レインボートラウトがヒットです!
朝ということもあってか、しっかりサイトで狙いを定めないとニジマスばっかりになりそうな幸せすぎる予感を感じます。
とんでもないのがヒットしたぞ
ひときわ大きい個体が僕の目の前に鎮座していたので狙ってみることに!
シンキングタイプのシャッドを使って口元でネチネチと誘ってみると「何だてめぇー(怒)」って凄い勢いでルアーに噛みついてきました!
本気でファイトしてます(汗
グネグネとしながらあっさり水面まで上がってきたかと思った瞬間、バシャーン! と水柱を上げて疾走を始めました。
ジィージィー出っ放しのドラグ。管理釣り場といえども緊張する瞬間ですね。やっぱ釣りってこのドキドキ感が楽しい!!
ロックリバートラウトだと思いますッ!
デカすぎて当たり前のようにネットからはみ出ますw
何とか岸辺に寝かしつけて記念写真をパチリ!
えらく細長い形をしたこの巨大トラウトは多分……ロックリバートラウト。
アメマス×ブルックトラウト×トラウトサーモンの3種掛け合わせのようです。レアキャラGET!
産卵行動をするブルック、ニジマスを喰うニジマス……色々凄すぎる
ミノーイングで順調に魚種を稼ぐ怪魚ハンター山根
ブルックトラウト、ブラウントラウト、オショロコマ、イワナ。とワイルドでも釣れるいわば掛け合わせの基本となる魚達も釣れてきます。
特に産卵真っ盛りのブルックトラウトの婚姻色がめちゃ綺麗! 何尾釣ってもついつい見とれてしまいます。
ジャガートラウト登場!
比較的多くの魚種を放流している管理釣り場で、まれに見かけるジャガートラウトも登場してくれました。
秋はさまざまなトラウトが派手に色づきますね! やっぱトラウトって綺麗だなぁと管理釣り場に来ても感じます。
モヤっと体験……良く分からなくなってきましたw
ブラウンの血がかなり濃いタイガーっぽい魚だったり、ブルックなんだけどレイクの血を数パーセント感じるスプレイクっぽい魚も釣れたり……。
迷宮に迷い込むと婚姻色が出たニジマスでさえもニジマスに思えなくなってきます……このモヤっと感が交雑種好きにはたまりません(笑)。
▼天然水域でモヤっとした交雑種を追い求めた釣行記はコチラ!
魚達の活性がすこぶる高い
日も高くなってきましたが、依然としてルアーを変えたり移動をしたりしながら数釣りを楽しんでいると、弱った魚に目を付けたニジマスが「ガブっ!」っと食いつく衝撃的なシーンを目の当たりにしました。
あちこちで魚が産卵してるし、共食いもするし、とにかく魚達がアクティブです!
パールトラウト、アークティックリバー、ホワイトブルック…日本イワナセンター楽しいぞ!
ペレット撒いてナブラ発生!
朝の爆釣タイムが落ち着いた頃に、スタッフの方がスコップでペレットを撒いてくださりました!
すると、まるでイワシ玉に突っ込むイナダのような激しいボイルに……。
ルアーをペレットに似せたアラベスクに変更すると入食いタイム突入です!
すると見慣れない魚が掛かりました!
ヤマメ×ブラウントラウト
釣って見たかった、ヤマメとブラウントラウトの交雑種“パールトラウト”も釣ることができました!
思わずネットに入った瞬間「キタァー!」って声に出しちゃいました。
ブルックトラウト×オショロコマ
アラベスクで数釣りモードに徹すると、ちょくちょく変わった魚が掛かってきます。
これはブルックとオショロコマの交雑種“アークティックリバー”と思われます。
ブルックトラウト突然変異
この日、ニジマスの次に良く釣れていたのがブルックトラウトでしたが、こんな変わり者ブルックも釣れました!
どうやらホワイトブルックトラウトと呼ばれる品種のようで、全体的に赤い色が抜けています。
控えめに言ってメチャ楽しんでます(笑)
この時点で釣果は10魚種50尾を超えており、釣ったことも見たことも無いトラウトに出会えて大満足です。
「管理釣り場ってこんなに楽しいんだ!」とあらためて感じる釣行となりました。
って締めの言葉を書いていますが……まだまだ釣りますよ! ここからは脂の乗った刺身用トラウトサーモンを狙います!
お土産に刺身用トラウトサーモンを狙ってみた
何やこの水溜まりみたいなチッコイ池は?!
1~9号池では釣れた魚を持ち帰ることができるとのことで、お昼からはビクを借り大型魚ばかり放流されている7号池に行ってみました。
7号池をみて思わず笑ってしまいました。だってこのサイズですよw
でもでも、確かに入ってる魚は全部40cmオーバーの美味しそうなレインボーばかりです!
7号池で真剣勝負
ペレット系のルアーやシンキングミノーを駆使して激スレニジマスと一騎打ちを挑みます。
20分程粘ってようやくミノーでリアクションバイトをいただきました!
めちゃ引くんですが、池が狭すぎて……これはこれで楽しいです!
上がってきたの肉付きの良いドナルドソンです。記念写真の際に溢れ出すイクラ……これはお持ち帰りですね!
8号池でペレットルアー炸裂
続いて、ホテルや料亭などに卸すためのトラウトサーモンが放流されているという8号池で腰を据えて狙ってみます。
ペレット系のルアーで数釣りを楽しんでいると、釣れました! 50cm級のトラウトサーモンです!
言わずもがな、スーパーなどで良く見かけるサーモンとはまさにこの魚です。
捌き場でイクラを絞る
お土産になる美味しい魚まで釣れて大満足な1日となりました。
帰りがけに魚の検量をすると、スタッフの方に「このドナルドソンはイクラが入ってますね!」
「ザルをお貸しするので真水に当てないように絞ってください!めちゃ旨いですよ!」
ご丁寧にイクラの洗い方や美味しい食べ方まで教えていただきました!
食べる楽しみまで提供してくれる日本イワナセンター
トラウトサーモンには期待通り脂が乗っていて、出汁醤油で漬けたイクラと合わせて贅沢な丼でいただきました。
どんな魚が釣れるんだろうと考えるワクワク感、大小問わずたくさん釣れる魚影の濃さ、そして美味しい魚。
本当にレベルの高い管理釣り場だなと感じさせられました。今回釣れなかった魚種もいっぱいいるので、また近いうちに再訪しようと思ってます!
皆さんもぜひ、日本イワナセンターへ出掛けてみてはいかがでしょうか?!
普段、管釣りをやらない方もきっと楽しめますよ!
日本イワナセンターで良く釣れたルアー
色んなルアーで釣ることができたのですが、特によく釣れたルアーを3つピックアップしてご紹介いたします。
ダイワ・ドクターミノージョイント50S
渓流用に発売されているモデルなので、トリプルフックをシングルフックに交換する必要があります。
トリプルからシングルに交換することで絶妙なスローフォールを演出してくれました。
エリア用のフローティングモデルも販売されていますが、日本イワナセンターでは渓流用シンキングタイプの方がよく釣れました。
ダイワ ドクターミノー ジョイント 5S
オーナー SBL-55M シングル55バーブレス (ミノー用)
ロブルアー・アラベスク
自作や改造されたフェザー系のルアーは使用禁止されていますが、メーカー品であれば使用可能です。
ルールギリギリということもあり、やはりよく釣れます。
初心者の方やお子さんと一緒に釣行される場合は持っておくと良いでしょう。
rob lure アラベスク
IOR・まめペレット
スタッフの方にオススメされて現場で購入させていただきました。
「もう反則でしょ!」ってくらいよく釣れましたw
他にも受付で爆釣ルアーが販売されていますので、釣り場で思うように魚が釣れなかった場合は気軽にスタッフさんに相談してみましょう。
筆者紹介
山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017