美味すぎるテナガエビを食べたい!
釣るのも好きですが捕るのも好きなTSURIHACKライター小林です。
6〜10月頃にかけて河川で捕れるようになる、めちゃくちゃ美味しいエビが居ます。それがこの写真のテナガエビです。
この時期のテナガエビ捕りは、毎年の恒例行事。数回に渡り通っては、美味しく食べています。
テナガエビの捕り方
テナガエビの捕り方はいたってシンプル。多く捕るためには、そこにテナガエビが居るのか居ないのかを事前にキチンと探っておくことが何よりも重要です。
岩場やテトラなど、川の流れがヨレるような場所がテナガエビの生息地帯。そのような場所を見つけておきましょう。
必須アイテムの「エビ網」
場所が定まったら後はこちらを用意。『エビ網』と呼ばれる小型の網です。テナガエビを捕るためにあると便利なアイテムです。
網目も小さくなっているため、エビ捕り専用の網というわけです。釣具屋さんやホームセンター等に売っています。
ヘッドライトも忘れずに
後はヘッドライトも忘れずに。
テナガエビは夜行性のため、昼間は岩の隙間に隠れています。
夜になるとエサを求めて(?)なのかウロウロと動き回っているのでそれを見つけて捕っていくのです。
ヘッドライトで照らすとこの通り。目が光るためすぐに見つけられます。
ただ直接ライトを照らしすぎると、サ〜っと逃げてしまいます。そうなる前に素早く捕獲です。
写真がブレブレですがこの通り。後ろに逃げるエビの動きの習性を上手く利用したら、面白いぐらいにガンガン捕れちゃいます。
テナガエビの下処理
ものの10分でこれだけ捕れました。大漁に大満足。
テナガエビを捕ったら、生きているうちに下処理をするのが美味しくいただくコツです。
泥抜きはしておいたほうが吉
先ずは泥抜き。生息地域によっては泥臭い可能性もあるため、水をはってしばらく泥抜きすると良いでしょう。
今回ボクはクーラーボックスに水をはって一晩置いておきました。エアポンプを使って空気をおくってやると長く生きるため、エアポンプを持っている人は使うと良いでしょう。
茹でておくと保存もききます
泥抜きが終わったら茹でておくのが小林流。泥臭さの対策、そして何より保存がきく。そんな理由からもおすすめできます。
生のまま保存しておくと腐るのもかなり早いですからね。
おすすめテナガエビ料理① :唐揚げ
では下処理が終わったら早速料理にとりかかりましょう。テナガエビ料理の定番中の定番。唐揚げです。
先ずはテナガエビに片栗粉をまぶします。
180度の油で水分が飛ぶまでカリッと揚げます。
体内に残っている水分が爆ぜることもあるので、揚げる際には十分に注意しましょう。
綺麗に盛り付けたら完成です。レモンなんかがあると、暑い季節にもさっぱりいただけますねぇ。
殻までサクッと食べられるし、香ばさが口の中に広がりますぇ〜。
大きなテナガエビだと殻が口に残ることもあるので、大きなサイズよりも小さいサイズがオススメです。
唐揚げの作り方
- 1.下処理したテナガエビに片栗粉をまぶす。
- 2.180度の油で揚げる。
- 3.盛り付けて、軽く塩を降ったら完成。レモンを絞ると更に美味い。
おすすめテナガエビ料理②:クリームパスタ
お次はテナガエビのトマトクリームパスタ。
テナガエビのエキスがしっかりと出るように、また食べやすいように半分に切っておきます。
この料理は大きめのテナガエビで作ると、見た目もよく仕上がります。
オリーブオイルでにんにくを炒めたあと、玉ねぎを炒め、トマト缶やマッシュルーム、味付けにコンソメ、そしてテナガエビを投入し煮込みます。
仕上げに生クリームを入れたら、テナガエビ入りトマトクリームソースの完成です。
オマール海老や伊勢海老のように、迫力のあるパスタとはいきませんが……十分美味そうなパスタが完成。
テナガエビ自身も、まさかイタリアンな味付けにされるとは思ってもみなかったでしょう笑
しかし、トマトクリームとテナガエビ、とてもよく合います。いや〜贅沢だ。
クリームパスタの作り方
- 1.オリーブオイルでにんにくを炒め、玉ねぎを炒めます。
。
- 2.トマト缶、マッシュルーム、コンソメ、テナガエビを入れて煮込みます。
- 3.トマトの酸味が飛んだら生クリームを入れ、ソースの完成。茹でたパスタと絡めていただきます。
おすすめテナガエビ料理③:ガーリックシュリンプ
さてお次はハワイの定番料理でおなじみのガーリックシュリンプ。こちらをテナガエビで作っちゃいましょう。
オリーブオイルとバターを入れ、にんにくを炒め、テナガエビも投入。焦がすぐらいに強火で炒めるのがコツです。
カリッとなるまで炒めたら完成です。レモンを添えるのも忘れずに。
小さなサイズであれば、手で掴んで殻ごとむさぼりついちゃいましょう!
バター、ニンニク、そしてレモンがアクセント。これがビールのつまみとして最高なんです。ぜひお試しを。
ガーリックシュリンプの作り方
- 1.オリーブオイルとバターでにんにくを炒めます。
- 2.そこにテナガエビも入れてガンガン強火で炒めます。
- 3.こんがりしたら完成。手づかみでかぶりつきましょう!
おすすめテナガエビ料理④:パエリア
さてさて、ハワイの次はスペインに行ってみましょう。スペインと言えばパエリアですね。
あさりとテナガエビの海鮮(?)エキスを楽しみたいと思います。
フライパンで炒め、ネギ、レモンで盛り付けたら完成です。テナガエビの赤が食欲をそそります。
お、味もいいですね〜。
流石にあさりのエキスには全く敵いませんが、これはこれであり(笑)たくさん獲れて、レパートリーに困ったら実践してみてはいかがでしょう?
パエリアの作り方
- 1.オリーブオイルでにんにく、玉ねぎを炒め、次に炊いていないお米を投入し炒める。
- 2.水分が飛んで、チリチリとおこげが出来る音がしたら完成。
- 3..ネギやレモンで仕上げていただきましょう。
おすすめテナガエビ料理⑤:チリソース炒め
唐揚げにしたテナガエビを、チリソースで絡めて味付けする料理です。
オリーブオイルでにんにくを炒め、テナガエビ、チリソース、スイートチリソース、豆板醤の順で投入。強火で炒めて仕上げます。
綺麗に盛り付けて完成。辛めに味つけるのが、個人的には好み。彩りに葉物も添えておきましょう。
テナガエビの唐揚げにチリソースがよく絡み、口の中でスパイシーな旨味が広がりますね。たまらん。
そもそもチリソース系とエビの香ばしさはよく合います。そりゃあ、美味しいよってなもんです。
チリソースの作り方
- 1.オリーブオイルでにんにくを炒めます。
- 2.唐揚げにしておいたテナガエビと、市販のチリソース、スイートチリソース、豆板醤を入れて強火で炒めます。
- 3.レタスなどの葉物とレモンを添えたら完成。
まとめ
今回はテナガエビの捕り方から料理までオススメしてみました。
居場所さえ把握しておけば、捕ることは非常に簡単。食べても非美味しいため、超おすすめというわけです。
ライタープロフィール
小林大介
愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。
海、川、ルアー、エサ釣りと限らず、楽しく美味しい釣りはなんでもトライするのが信条です。