【バス釣り】ベイトは上級者でスピニングは初心者!?その考えちょっと勿体無い!

2020/07/21 更新

スピニングタックルと聞くと、初心者のタックルと思ってはいませんか?実は上級者ほどスピニングタックルを使いこなしてるのです。スピニングタックルにしか出来ないこと。スピニングタックルがやりやすいこと。初心者にではなく、バス釣りをやり込んでいる人にこそ感じて欲しい、スピニングタックルの力について解説していきます。


記事内画像提供:Transcendence

ベイトタックルへの憧れ

ベイトタックルを華麗に扱うTVの中の人たち

TVやDVD、そこに出てくるトッププロたちがベイトタックルで華麗にデカバスを釣り上げる。

そんな映像を見たバサーであれば、誰もが一度はベイトタックルへのに憧れを抱いたのではないでしょうか?

釣りを始めたばかりのビックリマン少年が最初に手にしたのはもちろんスピニングタックル
初心者=スピニング?

少年時代の筆者(ビックリマン高田)も例には漏れず、ベイトタックルに強烈な憧れを持っていました。

小学生の頃、友人がベイトタックルを買ったのを見て、とても羨ましく思ったのと同時に、その友人がカッコよく見えて仕方なかった記憶があります。

それどころか、スピニングしか持っていない自分が恥ずかしくも思えました。

今思えば、「ベイトは難しい=使いこなせば上級者」なんて思い込みもあったような気がします。

上級者ほどスピニングの深みを知っている

そんな自らの少年期の経験を踏まえながら今思うこと。

スピニングは初心者だけのものでは決してない。むしろ上級者になる上で絶対外せないのがスピニングタックルだと思うのです。

スピニングタックルにしか出来ないこと。初心者にではなく、バス釣りをやり込んでいる人にこそ感じて欲しい、スピニングタックルの力について解説していきます。


スピニングタックルのメリット

スピニングリールはベールアームが回転して糸を巻き取ります。そのため糸が巻かれたスプール自体が動いて糸を巻き取ることがありません。

ベイトリールはスプールが回転してラインを巻き取ります。この構造が最も大きな違いです。

細糸が使える

スピニングリールはベールアームが糸を巻き取ってくれるおかげで細い糸が使えます。なぜならスプールに巻かれた糸には直接強い力が伝わりにくいからです。

ベイトリールの場合は細い糸を使いすぎるとスプールに巻かれた糸にラインが食い込みやすくなります。

最近のベイトリールは進化しているため、細糸を使うことができるモデルも出てきましたが、技術と注意を要することには変わりなく、やはり細糸を扱うにはスピニングに分があります。

軽いルアーが扱える

スピニングリールはルアーを飛ばすときにテンションがフリーになります。そのためごく軽いものでも飛ばすことができるのです。

対してベイトリールはキャストの際にスプールも同時に回転させなければならないため、強い力が必要です。

スプールを軽くしたり、リール自体の回転が上がることで以前よりも投げやすくはなってますが、飛距離やトラブル等考えるとやはりスピニングタックルに分があるでしょう。

ラインを瞬時にフリーにすることが出来る

キャスト時と同じ理屈ですが、ルアーを操作する際に、瞬時にラインをフリーに出来るというメリットがあります。

スピニングはベイルアームを起こすだけで自由に糸が出ていきます。対してベイトリールはクラッチを切った上で自分で糸を出さなければいけません。

垂直にルアーをフォールさせたり、流れにドリフトさせたりする時にこの特性はとても役に立ちます。

遠投先でも巻き取り量に変化が少ない

スピニングリールはベイルアームの回転で糸を巻き取るため、遠投した先であっても巻き取り量に変化はほとんどありません。

対してベイトリールはスプールの糸が投げた分だけ少なくなるため、スプール1回転での糸を巻き取る量に大きく変化が生じます。

遠投先でも同じ速度で巻き続けられるのもスピニングタックルの大きなメリットです。

▼同じ速度で巻き続けられるメリットについて

ドラグの微調整が容易

撮影:TSURI HACK編集部
スピニングリールはドラグの微調整が瞬時に行えます。

そのため細糸での繊細なやりとりなどを得意としています。

バラシを軽減する“ドラグゆるゆるファイト”などを容易に行えるのも、スピニンリールのメリットと言えるでしょう。

ベイトリールにもドラグはありますが細かい調整はスピニングリールに比べると難しいと言えます。

▼ドラグゆるゆるファイトについての解説

シェイクがとても楽

スピニングタックルはリールが下に来るため、重心が下に来ます。対してベイトタックルは手の中に重心が来ます。

重心が下に来るので、ロッドを軽く弾くだけでシェイクが出来ます。より軽い力でロッドを動かせるのでスピニングタックルは繊細な攻めに向いていると言えます。


ベイトタックルのメリットも知ろう

スピニングタックルの特徴(メリット)を挙げて来ましたがもちろんベイトタックルにもメリットはあります。

そのメリットはスピニングリールと真逆のものと言えます。ベイトタックルのメリットも知ることで、それぞれの特徴を最大限に生かしてタックルをチョイスすることができます。

太糸を巻いてもトラブルが起こりにくい

スピニングタックルは細糸に向いているというお話をしましたが、ベイトタックルは反対に太糸に向いています。

スピニングタックルは太い糸を巻いてしまうとテンションがかからないためゴワつきやすくなってしまいます。

ベイトタックルは常にテンションをかけながら巻き続けられるため、太い糸でもゴワつくことなく巻くことができます。

重いものをストレスレスに投げることができる

ベイトタックルはスプールの抵抗によって適度なテンションをかけながらルアーを放出するので、重いものを楽に投げることができます。例えばジョイントビッグベイト。

ベイトタックルの方が回転しにくく、飛距離も出て気持ちよく投げることができます。

感度が良い

ベイトタックルはリールが手の中にあります。そのため糸が設置するレベルワインドやガイドが直線上にあるので感度が高いと言えます。

ダイレクトにルアーの抵抗を感じることが出来るのです。

巻きが安定する

ベイトリールの多くはダブルハンドルです。しかもリールを包み込むことが出来るので一定に巻くことができます。シングルハンドルが一般的であるスピニングリールはどうしても重力の関係で巻きスピードがバラつきがちです。

スピニングリールもダブルハンドルにすることで解決はしますが、一定に巻くという点ではやはりベイトリールに軍配が上がるでしょう。

瞬時に魚を引きはがせる

リールを巻くとダイレクトにスプールが回って巻き取るために、巻き取りのトルク、巻き上げ始める速さはベイトリールが有利です。

抵抗の強いクランクやスピナーベイトを巻いたりするとき。またカバー際でのファイトなどではベイトタックルが活躍するでしょう。

手返しが良い

撮影:TSURI HACK編集部
ベイトタックルは親指でスプールエッジを抑えながらクラッチを切って、投げて巻くだけですぐにルアーを泳がせることが出来ます。

スピニングタックルの場合は、ラインローラーの位置を最も近いところに合わせて、糸を指で引っ掛けて、ベールアームを起こしてキャスト。着水したらベールアームを倒すといった用に作業工程が多いです。

どんどんキャストして探っていくような釣りではスピードの速いベイトタックルが活躍します。

スピニングタックルは上級者も使うタックル

スピニングタックルのメリットは沢山あります。それを理解してスピニングタックルを完璧に使いこなしているバサーはとてもカッコいいと思うのです。

ただ同時にベイトリールにもメリットは沢山あります。どちらかが優れているという訳ではなく、両方を適材適所で使い分けて行くことが魚を釣る秘訣と言えるでしょう。

ライタープロフィール

ビックリマン高田
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。

国内での釣行はバスフィッシングがメイン。関東在住ながら琵琶湖のモンスターバスフィッシングが得意分野です。

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ビックリマン高田
ビックリマン高田

高田雄介(ビックリマン高田) 全国47都道府県を全て釣り歩き、現在のホームグラウンドは海外。 淡水海水、大物小物問わず魚が大好きです。 皆様に魚の魅力や、釣りの楽しさを全力でお伝えします。

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