手軽で楽しい100均アイテムを使ったルアー作り
僕が初めて作った100均ビーズルアー“チューブスティック”

熱帯魚用品であるエアーチューブとビーズを使って初めて作ったルアーがなんと大爆釣したんです!
最初こそ「アイデア浮かばねー!」って嘆いていたのですが、実際に自分で作ったルアーで魚が釣れるとめちゃ嬉しかったんですね。
すっかりハマっちゃって……第二弾をさせていただくことになりました(笑)。
▼チューブ&ビーズルアーの作り方はこちら
100均の色鉛筆を使ってルアーを作ります

今回、数あるダイソー商品の中から僕が選んだルアー素材は色鉛筆です。
ペンシルベイトってあまりに有名じゃないですか。そら、釣れるに決まってる。今回は、ほぼ勝ゲーです!
20年ぶりに色鉛筆を買ってみました。それにしても彩り豊富。色んなカラーのルアーが作れそうですね!
ダイソーで接着剤2種類とワイヤーも購入

今回もダイソーで以下の商品を購入してきました。
■鉛筆ルアー作りに必要なもの
- ・色鉛筆:12本入
- ・スチール製カラーワイヤー:#20 0.9mm 40m
- ・セメダイン 協力瞬間接着剤:3g
- ・エポキシ2液混合タイプ:12g
- ・ファミリーソー
必要な工具もダイソーで購入できますよ

鉛筆ルアー作りにはラジオペンチ、カッター、釘を使用します。
僕は自宅にこれらの工具がありましたので購入しませんでしたが、いずれもダイソーで購入可能です。
色鉛筆ルアーの作り方
4タイプの形状の鉛筆ルアーを作って見ます

イメージが付いたほうが作りやすいと思いますので、まずは完成形をご覧ください。
今回、ご紹介するのは4種類の鉛筆ルアーです。
■鉛筆ルアー4種類
- ・(黒):ミノー
- ・(橙):ウェイクベイト
- ・(緑):リップレスミノー
- ・(桃):ダートルアー
作りたいルアーをイメージしながら鉛筆に印を入れます

4つのうち一個でもうまく泳いでくれれば良いなと思って、気軽に設計してみました。
このアイデアを考える時間も楽しみのひとつですね!
皆さんも自由なアイデアを形にしてみましょう。
ファミリーソーを使って鉛筆をカットします

ミノーは真っすぐに、それ以外は斜めに目印を引き、ファミリーソーでカットしていきます。
僕はガムテープを土台にしてカットしました。程よい引っ付き具合が良かったです(笑)
刃物を使用しますので、お子さんと一緒に制作する場合は大人がお手伝いしてあげましょう。
カッターで角度をつけていきます

ウエイクルアーとリップレスミノーは、断面にカッターで角度をつけていきます。
※手を切らないように細心の注意を払いましょう。

リップレスミノーは、サスケ(シーバス用ルアー)をイメージしてこんな感じに角度をつけてみました。
針金を使ってアイを作成します

釘や爪楊枝なんかを使ってアイを作りましょう。
釘に針金を巻き付けて、釘を抜けばでき上がり! 簡単ですよね。
ちょっと注意点

この針金、加工がしやすい反面、何度も曲げるとと簡単に折れてしまいます。
できるだけ曲げないように注意しましょう。
鉛筆にアイを装着します

鉛筆に釘で穴を空けたら、先ほど作ったアイをねじる様にして鉛筆に埋め込みましょう。
釘で穴をあける際に力を入れすぎると、鉛筆が割れてしまう場合があるので要注意です。
アイが鉛筆に埋め込めたら、瞬間接着剤を使って接着させましょう。仮止めなので、強度はそんなに気を使わなくてもOKです。
リップ付きのルアーを作る場合はリップを作成しましょう

今回、僕がリップに選んだのはペットボトルです。
他にもルアーのパッケージなんかも使えそうですね。

台形に型をとってカッターで切り取ります。

鉛筆にカッターで溝を作り、瞬間接着剤で接着しましょう。
2液性の接着剤を使ってコーティングします

このまま完成でも良さそうですが、木製の鉛筆は水を吸ってしまいますので、エポキシでコーティングしましょう。
コーティングすることによりアイの接着の強度も増します。
2液性の接着剤は、A剤とB剤を1:1で混ぜ合わせ鉛筆全体に塗りましょう。

分厚く塗るとムラができてしまうため、薄く薄くを心がけましょう。

塗り終わったら、吊るして完全に固まるまで一晩おいたら完成です!
【水中動画】100均素材で作った鉛筆ルアーのスイムテスト
ミノーはなかなか泳がなかった…残念ながらボツです
どうしてもクルクル回ってしまいます。リップが小さかったかな。
残念ながら今回はボツとさせていただき、またじっくり検証したいと思います。
ウェイクルアーは微調整なしで合格
ルアー自体はシンキングとなってしまいましたが、スローリトリーブでしっかり引き波を出してくれました!
更にトゥイッチすると……なかなか釣れそうなパニックアクションを演出してくれるではありませんか!
これは釣果も期待できそうですね。
リップレスミノーは板オモリを張ることにより泳ぎが改善
ミノーと同様にくるくると回ってしまったリップレスミノーですが、鉛筆ルアー下部に0.3mmの板オモリを張ることによって改善されました!
この微調整が結構楽しいんですね。ちょっとしたオモリのバランスで「フラ~フラ~っ」と泳ぐようになってくれました。
トゥイッチでも釣れそうな動きが出ています。もう僕には釣れるイメージができています。
ダートベイトは苦戦……
頭下がりのアクションを演出したかったのですが……。 どうしても浮き上がっちゃうんですね。
これは形状とアイの位置に問題がありそうです。

結局、板オモリを張りまくるという強硬策でなんとか動くようになりました。超ヘビーダートベイトの完成ですね(笑)
自作鉛筆ルアーいざ実釣!はたして爆釣するのか?!
やっぱりトップウォータープラグは強かった(釣りやすかった)

自分で作ったルアーに魚が飛びかかってきた瞬間、その高揚感は病みつきになりますね!
初めてビッグスイムベイトに魚が食いついた時のように「ヨッシャーデタァー!」って叫んじゃいました(笑)

ウェイクルアー水面トゥイッチに激しく水柱を上げてくれたのは、和製フィッシュイーターのハスです!
この日はハスの活性が高く合計7匹ものハスをウェイクルアーで釣ることができました。
針金の強度が心配でしたが、このサイズの魚なら大丈夫そうですね!
渓流でリップレス・ダート鉛筆ルアーをガンガン使ってみた

確かに、リュウキやDコンといった渓流ルアーを使えばもっと釣れたかもしれません。
でも、思い入れのあるルアーで釣れるイッピキってやっぱり格別ですね!

リップレスミノーで綺麗なイワナに出会うことができました。
皆さんもルアー制作を難しく考えずに、まずは100円ショップで手に入るものを使って作ってみてはいかがでしょうか?
釣り慣れた魚、行き慣れたフィールドでも、ルアーが泳いだ喜び、魚が飛びついてきたときの高揚感、いつもと違った感動が味わえますよ!
筆者紹介

山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017