車用ロッドホルダー

釣り人にとって、車は大きなタックルボックス! みなさん様々な収納方法で釣り具を運んでいますよね。
よく見かけるのは、車用ロッドホルダーにびっちりとタックルを積んでいる釣り人。
実は、筆者にとって憧れの対象なんです。
欲しいんだけど

長物となる釣竿は場所を取るため、専用のロッドホルダーがあれば便利ですよね。
しかし著者はパパアングラー。家族の外出や子供の送り迎えと私用に使うことが多く、固定式ロッドホルダーの禁止令が出ているのです。
過去にこんな事件も

多い時で5~6本のタックルを積んで釣りに出掛けることがある著者。
ロッドホルダーが無い故、過去にこんな実例が発生しています。
ロッド破損

普段座席の中央にロッドを積んでいるのですが、山道で“ガチャッ”と嫌な音が。
恐る恐る確認してみると、一緒に積んでいた三脚がティップ部にジャストミート。
「ホルダーを付けておけば」と後悔したのを今でも鮮明に覚えています。
ヒヤリハット

固定されていないため顔付近にティップがズレてくることも。
運転に支障が出てもおかしくありません。安全的にも良くないですね。
最安値・お手軽にチャレンジ!

というわけで取り外し可能・手軽・最安価をテーマに、車用ロッドホルダーを自作します。
矢先、100均ショップであるアイテムが飛び込んできました。
万能ベルト

発見したのは荷物をまとめるのに役立つ“万能ベルト”という100円商品。

幅2センチ・長さ245センチ、ワンタッチで長さを変更できるバックルがついています。
100円商品にしては予想以上にしっかりした作りです。
セットは爆速1分

室内左右についているアシストグリップにベルトを通し、テンションをかければ完了。

またロッドが傷つかないよう、バックル部分は端に調整しましょう。

室内車幅130センチの車ですが、ベルトの余白も然程なくピッタリ設置。
ベルト自体は120センチ前後まで対応できそうです。
今回は最安価を目指して単品使用。ポールなどの添え木のようなものがあれば、安定感がもっと増すかもしれません。
取り付け方を動画でチェック
実際使うとこんな感じです

収納するのは繊細で壊れやすいロッド。
実際本当に大丈夫なのか1週間ほど使用してみました。
〇 ロッドベルトでしっかりホールド

元々使用していた“ロッドベルト”を巻き込み固定。
更に前方側にもベルトを使用すれば、走行中のズレはほとんどありませんでした。
〇 自由な収納性

固定式のロッドホルダーでは真っ直ぐロッドを入れることしか出来ず、車種やロッドレングスによってはそのまま詰めないことも。
万能ベルトホルダーは決まった固定箇所がないので、空間を自由に使えることが大きなメリット。

実際今まで折りたたんでいた9フィート近いロッドも斜めにすることで、そのまま積み込みが出来ました!
× 中央がたるんでくる

ロッドを乗せたまま数日経つと、後ろのベルトが若干緩み中央が垂れてきてしまいました。
テンションを張り直す手間はデメリットですね……。
お得に釣りを楽しもう

あまりにも単純な作りに不安はありましたが、ロッドを守り収納する仕事はきっちりこなしてくれた万能ベルトホルダー。
今回は100円のみで済ませましたが、面ファスナー(マジックテープ)の併用などカスタム性もまだまだありそう。
既製品に比べてしまえば安定感がないように思えます。しかし、100円と思えば使い勝手は抜群です!