FGゴーストノットとは!?

FGゴーストノット。
「Nishine Lure Works」の西根氏が、試行錯誤の果てに生み出したFGノットの改良版なのだとか。
特徴はとにかく結束部がコンパクトで、ガイド抜けの良いのが強みだそう。
ノット強度マニア出陣

なるほど、ならば強度計測だ!
どうも。TSURI HACKのノット強度マニアこと釣り好きまっちゃんです。
早速FGゴーストノットの強度を計測してみたいと思います!
強度を測定してみた

ドラグチェッカーを用いて結束強度を計測してみましょう。
ちなみに以前実施したFGノットは約83%の強度となりました。
FGゴーストの実力はいかに!?
ゴーストの強度はこちら

| PE0.8号+フロロ2.5号 | 結束強度(㎏) | 結束強度(%) |
| 1回目 | 4.10 | 78.1 |
| 2回目 | 4.25 | 81.0 |
| 3回目 | 4.00 | 76.2 |
| 4回目 | 4.10 | 78.1 |
| 5回目 | 4.40 | 83.8 |
| 平均スコア | 4.17 | 79.4 |
平均強度79.4%と通常のFGノットと大差はなく、パワーを用いる釣りにも十分使えます。

テスト中は全てリーダー側から断線し、摩擦系ノットの弱点である、すっぽ抜けは1度もありませんでした。
これは素晴らしい結果ですね!
FGゴーストノットの結び方

最後にFGゴーストノットの結び方について。
所感ですが、難易度でいえばFGノットと同程度に感じました。
練習は必要かもしれませんね。
手順
①PEラインのエンド部に10cmほどのダブルラインを作ります。

ダブルラインは予め用意しておいてもOKです。

②通常のFGノット同様、リーダーに編み込んでいきます。

③編み込み完了後、PE本線・リーダー端線を束ね、その上に用意したダブルラインを添わせます。

④PE端線を5回巻き付けていきます。

⑤PE端線をダブルラインに通します。

⑥ダブルラインをゆっくり引き抜きます。PE端線がリーダー側に移動すればOKです。

⑦結束部を濡らし3点締めを行います。

⑧リーダー端線を3mm程度残し焼きコブを作ります。

このとき結束部と焼きコブの間に1mmほどスペースを空けることが高強度のコツです。

⑨左右から締め込みPE端線をカットして完成です。
実際組んで思ったこと

今回は初めてチャレンジしたFGゴーストノット。
私自身色々なノットに挑戦していますが、こんなことに気づきました。
やはりガイド抜けは抜群に良い

試行錯誤の末でしょう。さすがの結果です。
焼きコブが端にあり、結束部に大きな凹凸(おうとつ)がありません。
通常のFGに比べガイド抜けは圧倒的にいいですね。
時短ができる

ハーフヒッチが必要ないので見た目もかなりコンパクト!
あらかじめ抜き糸を用意しておけば、20秒前後の時短効果が期待できますよ。
難易度は同等

FGノットの難関である”編み込み”工程は避けて通れません。
素早く正確に組むためにはとにかく練習あるのみです!
何度もトライしてコツを掴みましょう。
FGゴーストをマスターしよう!

高強度でガイド抜けがいいFGゴーストノットは本家のFGを超えた進化系ノットと言えるでしょう。
FGノットユーザーの方は習得必須です!
