ベイトフィネスのスタンダードモデルに新機種が登場!
ダイワのベイトフィネスのスタンダードモデルとして人気を集めているアルファスシリーズ。
初代モデルの登場から16年が経過した2020年に待望の新機種アルファスAIR TWが登場します。
人気ベイトリールが多数リリースされる2020年のダイワ製品の中でも特に注目を集めそうなモデルに迫ってみます。
アルファス AIR TWのディテールと特徴
アルファス AIRを踏襲しながらもボディは新規で設計され、スティーズシリーズに近づいた印象。
ガンメタのベースカラーにスプールの赤を差し色にしたアルファスらしさは、旧モデルを愛用している方にも受け入れられそうです。
持ち前のコンパクトなサイズ感は、実釣時のパーミングのしやすさも期待できるでしょう。
超小口径の28ミリAIRスプールを搭載
スプールには、なんと今年出たばかりのスティーズAIR TWと同じ超小口径の28ミリAIRスプールを搭載!
ボールベアリングには超軽量のマイクロBBを使用することで1グラム前後の超軽量ルアーも難なく扱えそうです。
ベイトフィネスの中堅機なのにスプールはハイエンド、これは事件と言っても差し支えないでしょう。
キャスティングとピッチングを高次元で両立するエアブレーキシステム
キャストアキュラシーとトラブルレスな性能を両立したエアブレーキシステム。
軽量スプールとマグブレーキの相乗効果は、小さい力でも安定したキャストができそうです。
ブレーキ設定を変えずにキャスティングとピッチングが両立できる点もエアブレーキシステムの恩恵が感じられます。
ブレーキの極限セッティングが可能なゼロアジャスター
スプールのガタつきがでない極限のセッティングができるゼロアジャスター。
実釣前にゼロアジャスターを設定することでメカニカルブレーキをいじらずに、マグネットブレーキだけですべてのルアーを扱えるようです。
ベテランバサーだけでなく、ベイトフィネスのエントリーユーザーにも扱いやすい仕様を感じられます。
待望のTWSを搭載でトラブルレスなキャストを実現
アルファスシリーズでは待望となるTWSの搭載。
軽量ルアーの遠投性能を高めながら、平行でタイトな巻き取りを実現しているようです。
ライントラブルを最小限に抑えたいベイトフィネスの領域ではTWSの恩恵も大きく出そうです。
淡水はもちろん、海水もOK!
バスや渓流などの淡水はもちろん、ライトソルトなどの海水での使用もアルファスAIR TWはOKです。
1g台のキャスティングを可能にした超フィネススプールは、近年注目されつつあるソルトでのベイトフィネスゲームにも一石を投じそうです。
アルファス AIRとの違いは?
32ミリスプールを採用したアルファスAIRに比べ、アルファスAIR TWは1グラム前後の超軽量ルアーの扱いに長けています。
また、ギア比もアルファス AIRが最大7.2だったのに対し、アルファス AIR TWでは8.6まで引き上げられており、撃ちの釣りの快適さがアップ。
自重も約5グラム軽くなったうえテクノロジーも最新のものが投入されています。まさしく正当進化モデルと言えるでしょう。
スティーズ AIR TWとの違い
2020年に「KTF」との共同開発で話題をよんだ「スティーズAIR TW」。G1ジェラルミンギアや、エアメタルハウジングといった剛性をつかさどる技術が投入されているため、巻きの滑らかさやボディの安定感はスティーズ AIR TWに軍配が上がるでしょう。
一方アルファスAIR TWにも、スティーズAIRと全く同じKTF仕様の超小口径スプールやエアブレーキシステムが採用されています。
軽量ルアーを扱ううえでのキモとなるテクノロジーは同一であるため、キャスタビリティの面ではスティーズAIR TWにも迫る勢い。にも関わらず価格は25,000円程低価格と非常にコスパが高いと言えます。
また、スティーズAIR TWが淡水オンリーだったのに対し、アルファスAIR TWは海水OK。使用フィールドを選ばない点もこのモデルの魅力になりそうです。
アルファス AIR TWのラインナップ
アルファス AIR TWは左右の2つのハンドルの2機種がラインナップ。
アルファス AIRはギア比の異なる2種類がありましたが、アルファス AIR TWではすべてハイギアで統一されているようです。
品番(番手) | 最大巻上長(cm) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量 フロロ(号-m) | 本体価格(円) |
8.6R | 75 | 8.6 | 160 | 3.5 | 6-45 | 42,800 |
8.6L | 75 | 8.6 | 160 | 3.5 | 6-45 | 42,800 |
アルファス AIR TWで次世代のベイトフィネスを体感しよう!
テクノロジーやスペックを見るとハイエンド機のスティーズAIR TWにも見劣りせず、価格は中堅クラス。海水使用もOKで、エントリーユーザーからベテランバサー、ソルトアングラーまでフォロー可能な進化型ベイトフィネスリールのデファクトスタンダードといった仕上がりです。
今年ベイトフィネスリール入れ替えを考えているアングラーにとって、最有力候補になるでしょう!
ダイワ アルファス AIR TW