メジャークラフトがエギを発売!
初級者・中級者層から絶大な支持を集めているメジャークラフト。
低価格で使いやすいアイテムを多数リリースしているメジャークラフトから、ついに、エギが発売されました!
安いエギってどうなん?
その名は「餌木蔵」。なんと、定価800円前後の格安エギです!
でも、エギって安ければいいというものではありませんよね。
今回は、メジャークラフトから発売された餌木蔵を使用し、その性能を丸裸にしたいと思います。
まずは観察
今回用意したのは3.5号の餌木蔵。
まずは見た目から観察していきましょう。見た目からわかることもきっと多いはずです。
ノーズが細い
餌木蔵の頭部分はかなり細く絞り込まれています。
見た感じは、水を切り裂いて鋭いダートをしてくれそうな印象。
腹部分にボリュームあり
ボディ真ん中のお腹部分にはかなりのボリュームを持たせてあります。
鋭いノーズ部分とのギャップがかなりあるように感じました。
フッ素コートフックはGood
カンナにはなんと、フッ素コーティングが施されています。
刺さりのいいフッ素コートが採用されていることに、メジャークラフトさんのコダワリを感じます。
アクションをチェック!
では、実際にどんな動きをしてくれるのか、港で投げて観察してみました。
性能を確かめるには、実際に見て確認するのが一番です!
飛距離は少し劣る
まずは遠投性能を確かめます。
実際に計測してみましたが、ぼくのタックルでの飛距離は45メートル。
正直、あまり飛ぶとは言えない結果です。
ちなみに、餌木蔵と同重量の一般的なエギの飛距離は50メートルでした。
たったの5メートルですが、実釣においては大きな差になり得るかもしれません。
ダート幅は控えめ
ダート幅はあまり大きくなく、控えめな感じ。
一般的なエギのダート幅を10とすると、餌木蔵は6〜7くらいのイメージです。
しゃくり感は重い
ジャークの際に感じる抵抗感は重めです。
ワンピッチジャークやスラックジャークなど色々と試しましたが、しゃくり感はずっしりとしています。
フォールは安定している
驚いたのが、フリーフォールでの安定感。
フラつきや回転をすることなく、まっすぐにフォールしました。
フォールの安定感は釣果に直結するので、かなり好印象なポイントです!
ステイ時におしり上がり
すこし残念なのが、水中でステイさせたときの姿勢。
ステイ時は水平姿勢が理想ですが、餌木蔵はお尻上がりの斜め姿勢でした。
イカがナーバスな状況では、少し抱かせにくいかもしれません。
実釣で試す。
どんな特徴があるのかはわかりましたが、“本当のところ”はイカに聞いてみないとわかりません。
寒さで渋くなり始めた夜のサーフエギングで試してみます。
少しの差で釣果に大きな差が出る時期なので、エギの性能を見るにはもってこいです!
ボトムを取ってジャーク
ボトム付近をゆっくりとアクションさせるのが初冬のサーフエギングのコツ。
潮の流れを感じながらジャークとフォールで誘います。
キタ!
餌木蔵はしっかりとイカを誘い出してくれました!
しかもかなりの良型サイズ!
フォール中にググっと重くなる気持ちのいいアタリでした。
まさかのキロアップ!
計測してみると、まさかの1.1キロのキロアップでした!
初冬の渋い時期ですが、このサイズは素直に嬉しいです(笑)
実際に使ってみて
今回、餌木蔵を観察から実釣まで使ってみて感じたことがいくつかあります。
十分な実釣性能はある
釣果が証明してくれたように、餌木蔵には十分な実釣性能があります。
特にぼくが良いと感じたのは、フォールの安定感。
低価格ではありますが、エギにおいてもっとも大切だと思うフォール性能がしっかりと備わっていました。
3.5号ならM〜MHロッドを推奨
しゃくり感が少し重いので、相応のパワーを備えたロッドが合うと感じました。
エギングロッドのM〜MHクラスならば快適に扱えると思います。
玄人は満足できないかも……
正直なところ、「玄人は満足できないかも」というのが本音。
ダート幅が狭くて飛距離も劣るので、物足りなく感じるアングラーは多いはずです。
残念ながら、ぼくのスタメンエギのメンバーにはなり得ませんでした。
これからエギングを始める方に!
餌木蔵は低価格でもしっかりとした実釣性能をもったエギです。
これからエギングを始めたいって方には、お財布にも優しくておすすめですよ!