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リールマニアが語る“本当に怖い夏のリールトラブル”と対処法(2ページ目)

ギアグリス

リールの画像

提供:佐藤稜真

ギアグリスとは、ボディ内部のドライブギアやピニオンギアを保護しているグリスです。

これが流れてしまうとギア同士がグリスを介さずに噛んでしまうので、ギアの摩耗が急速に進んでしまいます。その結果、決まった位置でゴロ感が出るような症状が現れます。

近年のリールは防水性能を高めるために、外部からの注油ができなくなっているので、定期的にオーバーホールに出すことが唯一の対策です。

▼オーバーホールの目安を解説した記事です

塩ガミの加速

出典:PIXTA

海の釣りで注意したいのが、塩ガミ。暑さゆえに水の蒸発が早く、塩ガミの原因となる“塩の結晶化”が早く進みます。

防水機構が進化して塩ガミすることが少なくなったとはいえ、できれば釣りが終わってすぐに水洗いをするようにしましょう。

▼リールの洗い方を解説した記事です

車内放置は厳禁!

撮影:TSURI HACK編集部

一説によると、真夏の車内の温度は70度を超えることもあるようです。なので、リールを車に積みっぱなしにするのは絶対にNG!

なるべく、日陰か風通しのいい場所で保管するようにしてくださいね。

トラブルが多いと言えども、最低限のことさえしていればリールは壊れないので、夏の釣りを楽しみましょう!

筆者の紹介

佐藤稜真

某リールチューンメーカー在籍時、全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。

中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。

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