暑さ・虫との戦い「夏の車中泊」
釣りといえば朝が早いのは常識。真夏はとくに朝イチが勝負となる場合が多いです。
そんな時、車中での前泊は釣り人にとっては珍しくありませんよね。
ただ夏の車中泊の悩みは“暑さと虫”。この2つの悩みにより、夏の車中泊はかなりハードルが高くなっているともいえるでしょう。
熱帯夜
熱帯夜とは最低気温が摂氏25度以上の夜のこと。日本における熱帯夜の日数は年々増加、多い地域では年間100日を超えることも……。
熱帯夜での車中泊はもはや修行。そんな中で一夜を過ごしても次の日のためにしっかり休むことなんてできませんよね。
虫
夏の夜、もう一つの悩みのタネが“虫”。釣り場は基本的に夜は真っ暗なことが多いので、車中の光などにつられて蚊や蛾などの虫が集まってきます。万が一、車内に虫が入ってきたら苦痛そのものです。
夏の車中泊の危険性
夏の車中泊は、熱中症や脱水症状にも十分気をつける必要があります。水分補給はしっかりとってください。
また車の停車場所は気温の高い平地はさけ、少しでも涼しい高所を選びましょう。
さらに窓をしめきった状態でエアコンをつけた状態では、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒で死に至る可能性があることも認識しておいてください。
>>次ページでは夏の車中泊のコツを紹介
夏の車中泊を快適に過ごすコツ
ここまで夏の車中泊の過酷さをご紹介してきました。では、夏に快適な車中泊を送ることは可能なのでしょうか。
ここでは、そんな暑さ・虫にも負けず夏の車中泊を快適に過ごすコツを解説していきます!
暑さ対策
「車のエアコンをつければ解決じゃん」という人も多いと思いますが、夜間何時間もの間、ずっとエンジンをかけっぱなしで過ごすのは、エコ・エネルギー的にも避けたいところ。
そんな中でできる暑さ対策は、窓を開けたり車用のサーキュレーターを上手く活用したりすること。これで少しは快適に過ごすことができるでしょう。
虫対策
蚊などを防ぐためにはまずは車内への侵入を防ぐこと。蚊はちょっとしたドアの開け閉めで入ってくるので極力ドアや窓は開けない、もしくはすばやく開閉するよう意識します。
万が一侵入してきた場合のために、虫除けスプレーなどを有効活用すると良いでしょう。
夏の車中泊を快適に過ごすアイテム
最近のキャンプブームも相まって、便利グッズがどんどんと発売されています。ここでは、夏の車中泊を快適にしてくれるアイテムをご紹介します!
サーキュレーター・扇風機
サーキュレーターや扇風機は有効になってきます。選び方としては電池だけでなく、USBでも充電可能なタイプが使いやすいでしょう。
また、車内では置き場所に困ることが多いため、ちょっとした所に挟めるクリップ式がおすすめです。
KEYNICE usb扇風機 卓上扇風機
車窓用網戸
窓を開けたいけど虫の侵入が気になると言う人におすすめの車窓用網戸。色や網の素材など多種多様なので、視認性や防ぎたい虫の大きさなどを考えて選択するようにしましょう。
メルテック 虫除けウインドーネット
Y.WINNER ウインドーネット バックドア用
>>まだまだあります対策グッズ!
ひんやりマット
夏に寝ていると一番汗をかくのが布団と接地している部分。当然そこは体温がこもりやすいため暑くなり、汗をかきやすくなります。
そこでおすすめなのがひんやりマット。ひんやり冷たいマットを一枚敷くだけで夏の車中泊が劇的に変わりますよ!
ひんやりタオル
ひんやりタオルとは冷感機能素材を使用したひんやり冷たく、きもちいいタオルのこと。車中泊中だけでなく、その後の釣りにも使えるので、ぜひ持っていたいアイテムです。
体拭きシート
汗をかくとどうしても体がベトベトと違和感がありますよね。そんなベトベトした状態で釣りに行くのは、なかなか気持ちが晴れません。
そこでおすすめなのが体拭きシート。とくに冷感タイプやサラサラタイプなど用途に合わせたものが発売されているので自分の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
アクティ からだふきタオル 超大判・超厚手
エリエール 汗拭きシート 顔・ボディ ドデカシート
虫除け
虫対策の代表格は虫除け。霧吹きタイプのものやスプレー式などさまざまなものがあります。注意点としては、汗などで流されやすいため、汗をかいたりした場合はこまめに虫除けを塗るようにしましょう。
パフェクトポーション アウトドアボディスプレー エクストラ
スキンベープ 虫除けスプレー ミストタイプ
アイテムを上手に使おう
早朝からの釣りのために多くの人がしている車中泊。翌日の釣りに胸を膨らませて過ごす車中泊は、そこからもう釣りは始まっているようなもの。
夏の車中泊は難易度が高いかもしれませんが、うまくアイテムを活用して快適な車中泊にしましょう!
▼その他、車中泊のコツなどはこちら