アイキャッチ画像撮影:山下洋太
夏に美味しい魚を厳選してみました

梅雨が明け、暑さが本格的な厳しい夏がやってきました。
暑さ厳しい夏でも釣りライフを満喫したい! どうせなら美味しい魚を釣って食べたいですよね。
そこで今回は、元料理人の筆者が夏に味わってほしい旬な魚を5魚種ピックアップしました。
「この夏、何を釣ろうかな」「美味しい魚を釣りたいな」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください!
マゴチ

夏のマゴチは照りゴチと呼ばれ、夏の代表的な魚。
サーフや堤防からのルアー釣りはもちろん、ハゼやサイマキエビを使用した船からのエサ釣りのターゲットとしても人気です。
初夏から夏に繁殖期を迎え、とくに産卵前のマゴチは身が厚くなり、一年でもっとも食味がいいといわれています。
テッサ並みを堪能できる薄造り

撮影:山根央之
そんなマゴチのおすすめ料理は薄造り。
フグの薄造り“テッサ”並みに美味しいことから、テッサナミとも呼ばれます。
また、骨や頭から出汁もよく取れるので、あら汁やあら炊きを作ってみるのもいいでしょう。
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シロギス

撮影:TSURI HACK編集部
スマートで美しい見た目から海の女王とも呼ばれるシロギス。
サーフや漁港などの投げ釣りから船釣りまで、幅広い釣り方で狙える人気ターゲットです。
夏から初秋に産卵期を迎えますが、産卵期前に当たる初夏がもっとも美味しい時期といわれています。
釣ったキスは刺身がおすすめ

撮影:DAISUKE KOBAYASHI
そんなシロギスのおすすめ料理はズバリ刺身。
定番の天ぷらも美味しいですが、釣ったシロギスなら刺身にしても絶品です。
また、しゃぶしゃぶにしても美味しいので、ぜひ試してみてください!
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アカハタ

アカハタは近年生息域を広げており、釣りものとしても人気が高まってるターゲット。
磯やゴロタを中心に、専門で狙う釣り船も増加中です。
夏は脂が乗っていて美味しいのはもちろんのこと、真っ赤な見た目で見栄え的にも夏を感じられる魚ではないでしょうか。
変わり種だけど胡麻和えがおすすめ

そんなアカハタのおすすめ料理は胡麻和え。
アカハタの淡白な白身にゴマと香味野菜の風味が合わさり、奥深い味わいを堪能できます。
また、火を入れても硬くなりにくいので、煮付けや唐揚げにしても美味しく食べられますよ。
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タチウオ

撮影:tsuki
タチウオは初夏から初秋にかけて旬を迎える魚。
夏のタチウオ釣りは、一年でもっとも安定して数釣りできることで人気です。
冬のタチウオも美味しいと話題に上がることがありますが、夏のタチウオもそれに負けず脂が乗って食味が良くなります。
ほろほろの身を味わえる煮付け

タチウオのおすすめ料理は煮付け。
煮付けの上に白髪ネギや針生姜をたくさん乗せると、夏らしい爽やかな味わいを楽しめます。
また、さっぱりと食べられる南蛮漬けにするのもおすすめです。
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アナゴ

撮影:山根央之
アナゴは初夏から初秋にかけて旬を迎える魚。
アナゴ釣りが盛んな東京湾では、夜釣りでアナゴを狙える釣り船が多数あります。
夏以外に冬にも旬を迎えますが、夏場はさっぱり、冬場は脂ノリノリで異なる味を楽しめるのも特徴です。
アナゴといったらやっぱり天ぷら!

撮影:山根央之
そんなアナゴのおすすめ料理は超定番の天ぷら。
ほかの魚と違い、やや焦がすように190℃ほどの高温に熱した油で揚げるのがおすすめです。
また、煮るのはもちろん、釣ったばかりであれば刺身も美味しいのでぜひ試してみてください!
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夏の魚を堪能しよう

茹だるような暑さで釣りから足が遠のいてしまう夏ですが、美味しい魚がたくさん釣れる季節でもあります。
魚をつまみにしてキンキンに冷えたビールで一杯! なんていうのもいいですよね。
夏に旬を迎える魚を追い求め、釣りに足を運んでみてはいかがでしょうか?
厳しい暑さが続きますので、暑さ対策を万全に楽しんでくださいね!