ウェーディングでの立ち位置
最後にご紹介したいのがウェーディングでの立ち位置について。
ウェーディングは、水の中を自由に移動することができるがゆえに、立ち込みすぎてしまったり、先行者のアングラーに迷惑をかけてしまう場所に立ち込んでしまうケースなども見かけます。
以下の内容を抑えた場所で釣りを行うようにしましょう。
安全マージンを踏まえた水深で釣りをする

深場に立ち込みすぎてしまうと、流れに負けて流されてしまうリスクや、急な高波が来てウェーダーの中に水が入ってしまうことがあります。
立ち込む際は、写真のように腰丈前後の水深までを目安に立ち込むようにしましょう。もう少し立ち込む際も、全面のポケットが全水しない程度が立ち込むことができる水深の目安となります。
流れにも注意が必要

サーフなどで見かけることが多い離岸流。河口域や干潟にも同様の流れが生じることがあります。離岸流付近の流れは強く、流されてしまう恐れがあるため、このような場所に立ち込むのは控えましょう。
また、地形変化などで流れが強くなっている場所などに関しても同様です。流れが強くなったと感じたら、その場所から速やかに離れ、流れが比較的ゆるい場所で釣りをするようにしましょう。
隣の人と距離を保つ

最後に、周りの人を考慮した立ち位置についてです。基本的には先行者を優先となります。先行者よりも前進したポジションに立ち込むのは、マナー違反となりますので控えましょう。
また、自分の立ち位置から高ポイントになりうるウェーディングゲームでは、扇型のキャストコースを描けるように、周りのアングラーと距離をとった場所を選ぶようにしましょう。
緊急事態の時にも備えて置こう!
もしも緊急事態に遭遇した場合は、海上保安庁運用指令センターへと繋がる『118』の電話番号へ連絡してください。スマートフォンのロック画面でも、通話が可能な緊急電話番号となります。
そのほかに同行者がいれば、入水前に必ず電話番号を確認し合い、助けを求められるように準備をしておいてください。
ウェーディングでしか出会えない魚に出会おう

ウェーディングゲームでは、今まで出会えなかった魚を釣り上げるチャンスも大きく広がります。ただし、多くの危険が伴う釣り方でもありますので、しっかりとした準備が必要となります。
フィールドによっても必要な装備や入釣時の注意点が異なりますので、ここで紹介した内容だけでなく、現地の先輩アングラーのアドバイスも聞きながら、ウェーディングゲームを初めてみてください。