シーバスってデイゲームでも釣れるの?

「シーバス=ナイトゲーム。デイゲームは釣れないでしょ?」といった声を耳にすることも。
しかしながら、私の過去で最も釣果が出たのは“デイゲーム”だったりします。
この時、同じポイントで30本以上釣れました。もちろん、サイズも期待できちゃいます。日によってはランカークラスが連発した経験も。
何が言いたいかというと、シーバスはデイゲームでも釣れるってことです! 今回はそんなデイゲームの攻略方法をお届けします。
筆者の紹介
https://www.instagram.com/p/BmrS41Wh0ql/内田聖
愛知県在住。愛称はウッチーダ。仕事・家庭・釣りと3足のわらじを履き、日々奮闘中のサラリーマンアングラー。
APIAではプロスタッフ、BlueBlueではフィールドテスターと2社を兼任。イベントなどではトークショーを担当することも。
メインターゲットはシーバス。チニングやメバリングなど、季節に応じたターゲットを追っています。
TSURI HACKではHowtoや最新の釣り動向、時には編集部の無茶ぶりをテーマに、楽しく・わかりやすく執筆していきます!
デイゲームの特徴
大興奮!視界でとらえるファイト

デイゲームとナイトゲームの大きな違いは何といっても「視界」でしょう。特にデイゲームのファイトは格段にエキサイティングです。
ウェーディングで魚と同じ目線に立ってファイトしていると、魚の暴れる姿が丸見えで、水しぶきをかぶりながらファイトは最高です!
太陽の下で魚と相対する楽しさを知ったら、デイゲームから抜け出せなくなりますよ!
狙いどころが見えてくる

視界の良さのメリットはファイトだけではありません。ナイトゲームでは見つけにくい流れの変化や水中のストラクチャーを見つける事ができます。
また偏光グラスを使う事で時には魚の姿を確認でき、シーバスがどういった場所を好むかもわかります。
ルアーの動きもじっくり見えるので、どういったアクションに魚が反応しているか確認することもできますね。
シーバスに対する“嗅覚”を養える

ナイトゲームは明暗部など限定された範囲に集中しやすく、目の前の魚を食わせる能力が上がります。
これに対し、デイゲームはポイント全体を広く見渡して魚の居そうな場所に的を絞りながらキャストしていくため、魚を探す能力が向上します。
またルアー選定においても、ナイトゲームとデイゲームでは扱う幅が異なります。
デイゲームではシェード撃ちのようによりピンポイントな場所だったり、堤防のようにより広い範囲を探る必要があるため、小型ミノーからメタルジグやブレードなど様々なルアーを使いこなす事が必要です。
時期はいつがいい?

基本的にシーバスは1年中釣れる魚です。デイゲームでも年間を通じて釣る事が可能です。
中でも春~秋はアツい!

都市部の港湾部などは、気温が上がると赤潮などの影響を受けて水の状況が悪くなります。気温が高い時期は、より流れのある河川のデイゲーム率が増えます。
全盛期はやはり秋。秋はシーバスアングラーにとって昼夜問わず忙しい時期ですね。
狙いどころはココ!

とはいえ、デイゲームで魚を見つける事は決して簡単ではありません。
「魚の付き場が分かりづらい! デイゲームはどんな場所を狙えばいいの?」という方のために、各ポイントで効率的に魚を探る要点をまとめます。
港湾部のシェードやストラクチャー

港湾部の攻略はシェードやストラクチャーが基本です。シーバスが身を潜めているのを目視することもありますよ!
魚の姿を目撃できるようになると予測する感覚が養われるので、居そうな場所に絞ってルアーをキャストできるようになります。
港湾のデイゲームでは、8フィートクラスの軽めで操作性の良いロッドがオススメ。ピンポイントを攻める釣りに重宝しますよ!
干潟・河川のブレイクライン

干潟や河川では、シャローウェーディングによるデイゲームも良く釣れます。
というのも、魚の付き場・回遊ルートになりやすい“ブレイク”に近づくことができるから。
特に、船の通り道は「ミオ筋」と呼ばれて掘れて深くなっており、その両側には明確なブレイクが存在ます。
場所によっては杭が立っているので目印にしましょう。最初は潮位が引いた時にポイント全体を見てみると、簡単に地形変化を把握する事ができますよ。
オープンエリアなら流れを見つける

沖堤防や港湾部の比較的水深のあるオープンエリアなどでは、ベイトの居る場所を探る事が鉄則です。
というのも、流れのある場所を小魚が回遊しているケースが多く、流れに着いているシーバスもまた活性が高いことが多いのです。
深場では地形変化が予測できません。鉄板バイブやブレードなど超広範囲に探れるルアーを使用し、巻きの抵抗感で流れを探しましょう。
釣果倍増!シーバス・デイゲームのメソッド
アピール力の強いルアーを使い、リアクションバイトを誘うことが基本です。しかしながら、投げて巻くだけでは難しい場面が多いのも事実。私がデイゲームで意識する“有効的なメソッド”を一部紹介しますね。
エグレを狙う

私の場合、どうしても釣果が欲しい時はシェード撃ちに徹することがよくあります。
特に、シェードと岸壁のエグレが両立するポイント。こういった場所は魚も身を隠しやすく、ヒット率が高いと感じています。
ミノーやダートが得意なワーム等を使ってエグレとほぼ同じ高さ、もしくはエグレの少し下くらいまでを探ってみると魚の反応が得られやすいですよ。
ただ巻きとリフトアンドフォールの使い分け

デイゲームで広範囲を効率的に狙う際、バイブレーションが圧倒的に有利です。まずはただ巻き。ポイント全体を広く探っていきましょう。
バイブレーションは投げすぎると見切られる事も多いので、場所をずらしながら扇状に攻めていくと良いですね。
反応が悪ければ操作性の良い樹脂バイブにチェンジし、リフト&フォールを試しましょう。
魚の目の前でフォールさせる事ができたら、ただ巻きで食わなかった魚が反応することも多いです。
レンジを刻むことを忘れない

反応がない場合はレンジを変えてみましょう。活性が低い時は魚がボトム寄りに定位している事が多いです。
鉄板バイブやブレードは巻いていると浮き上がってしまいます。途中でいったん巻きを止め、一時的にテンションフォールさせて下のレンジをキープしましょう。
ルアーカラーの選択

デイゲームは、ルアーカラーによって釣果に差が出る傾向が強いと感じています。
私のホームエリアでは濁りのある場所が多く、ゴールド系のルアーカラーにヒットが集中する現象を何度も経験してきました。
これにチャート系の色が入っているルアーカラーであれば、濁りの中でもアピール力に期待できます。
地域によってご当地カラーなるものが存在するため、それぞれの地域で強いカラーについても調べてみると良いですよ!
超実績!デイゲームのオススメルアー

デイゲームで使用するルアーの種類も様々です。次に挙げるルアーは私がとても信頼を寄せる超実績ルアー達です。
デイゲームのレジェンドルアー【IP-26】
水深のあるオープンエリアをデイゲームで狙う際、コアマンのルアーは強いですね。
特に鉄板バイブレーションのIP-26。飛距離・姿勢・フラッシングと、デイゲームで欲しい要素がバランスよく設計されたレジェンドルアーです。
ちなみに、私が過去最高釣果数を出したルアーもIP-26でした。流れを掴む能力も優れており、抵抗感の変化が手に伝わりやすいルアーです。
エグレ狙いなら【ニンジャリS】
私の場合、エグレ狙いはこれ一択です。
ロッドを縦に操作しながらはじくようにルアーを操作する事で、左右180度反対方向に横っ飛びダートさせ、エグレの奥に放り込んで使用します。
釣りのテンポがとても楽しいルアーで、フォールを交えながらエグレの内・外を機敏に動かしているとシーバスが飛びつきます。
実は私のデイゲーム釣果のおよそ半分くらいがこのルアーです。
シェードの奥までフラッシングを届ける【バグラチオン】
港湾部のストラクチャー周りで使い易いルアーです。
渓流ミノーからインスピレーションされたこのルアーは、フラッシングが特徴的でシェードの奥までアピールさせる事ができます。
またシミーフォールさせる事ができ、フォールでのアピールも強いです。フォール速度も早めなので、素早くレンジを探って効率よく探っていくタイプのミノーと言えます。
シャロー河川のただ巻きなら【トレイシー】
数ある鉄板バイブの中でも、シャロー河川に強い定番鉄板バイブです。特徴は水平姿勢と抵抗感の弱さです。
鉄板バイブはその抵抗感から疲れてしまいます。しかし、トレイシーの柔らかい波動は手に伝わる抵抗感が少なく、とても身体に優しいルアーなんです(笑)
ホームの河川で毎年ランカークラスを引き寄せる、デイゲームで信頼を置いているルアーです。
デイゲームでいい汗かこうぜ!

デイゲームは通い慣れるとナイトゲームよりも簡単に釣果を出せる釣りです。それに視界がいいのでシーバスのエラ洗いを間近で見る事ができ、とてもエキサイティングです。
日中暑くなる事もありますが、好きな釣りして汗かくことも心地良いものです。夏場はしっかり水分補給を忘れずにしてくださいね。
デイゲームは本当に楽しいです!ぜひ、本記事を参考にシーバスデイゲームにチャレンジしてみて下さいね!
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