なにやら“すごいアプリ”があるらしい
「無料でスマホが魚探になる」
こんな凄い機能がスマホに備わっていたら、素晴らしいと思いませんか? 実は、そんな“神アプリ”があるんです。
それがシマノからリリースされている「Tankenmaru SMART(探見丸スマート)」。
アプリをダウンロードするだけでスマホが魚探となり、もちろん費用は一切かかりません。
そんなアプリの有用性を確かめるべく、編集部は真冬の検証釣行を企てました!
編集部が試してみた。
検証釣行の場に選んだのは、東京湾のタチウオジギング。
タナや居場所がコロコロと変わることから“幽霊魚”ともいわれるタチウオは、魚探のメリットを証明するにはピッタリのはずです。
お世話になったのは深川吉野屋さん。釣行日は記録的な寒波で、船にも雪が積もっていた。
大寒波で吹雪が舞う中、シーズン最終期の喰い渋るタチウオに編集部3名で挑んできましたよ!
映る!魚が映ってるよ!
ハイシーズンより数は減ったが、“タチウオ船団”ができている。
船に揺られること約1時間、観音崎沖のポイントに到着。早速、Tankenmaru SMARTを起動します。
「映ってる!めちゃくちゃ映ってるやん!」
水深80メートルのポイントで、底から10メートルほどの巨大な感度を捉えます。
めっちゃ釣れる
フォール中にラインが止まるバイトを見事キャッチ。ロッドに重みが乗った瞬間は「快感」の一言。
150グラムのジグを投入すると、編集部Mに早速ヒット! ファイトを楽しみながら上がってきたのは、指4本半のGOODサイズ。
「底から10メートルの反応だったから、底をネチネチと誘ったらフォールで喰った!」とのこと。
喰い上げのバイトは、竿先がフワッと軽くなる。即アワセで対応しなければラインブレイクしてしまう。
そう言っているそばから、編集部Nの愛竿ジグドライブがブチ曲がり、こちらも良型をキャッチしました。
編集部N曰く、「底からの反応が20メートルに変わって、すこし上まで巻いてきたら下から喰いあげたよ」。
「これしか当たらん!(ような気がする)」と、編集部Nはピンクのブランカ(デュエル)を使い倒した。
そう、タチウオは底で喰ったり、中層で喰ったりと、とにかくタナがよく変わる魚なんです。
魚探で感度を的確に捉え、リアルタイムでタナの変化に対応できるのは、Tankenmaru SMARTの絶大なアドバンテージ!
しかし!ひとつだけ“大きな問題”が……
筆者の編集部Sも、写真を撮りながら最終7本の釣果。ヒットジグはオブリークR(シーフロアコントロール)。
順調に釣果を重ねるものの、ひとつだけ大きな問題が生じます!
「うわっ!スマホの充電ぜんぜんないやん!」。
実はTankenmaru SMART、燃費が超悪いのです。1時間ほどで100%の充電が50%台に!(編集部Sのスマホが古いのも理由)
まあ、こんなこともあろうかと持参したのがモバイルバッテリー。今回編集部が使用したのは、「チャージックミニ」というアイテムです。
防水なのはもちろん、スマホを2台同時に充電できたり、太陽光で充電できたりと、とてもAmazonで3,000円とは思えません!
これ1台で難なく6時間の実釣をクリアできましたよ。
編集部Mが竿頭に迫る!
冬は大型率高し。もちろん、脂ノリノリで美味。
今回もっとも気を吐いたのが、“前回釣果4本”のリベンジに燃える編集部M。終わってみれば、竿頭(18本)に迫る13本の釣果に!
前回との最大の違いは、やはりTankenmaru SMART。釣果に満足した編集部Mは、得意気にこう語りました。
「もちろんジグの動かし方も大切だけど、それ以上に大切なのがタナ。美味しいタナを的確にキープできるから、バイトタイムが長いし効率もいい!」。
まさかのトラフグも登場。東京湾で増えているといわれ、春にはトラフグ船を出す船宿もある。
船中の釣果が前回と同程度であったため、編集部Mの釣果がTankenmaru SMARTの有用性を証明していると言っても過言ではないはずです。
オフショアビギナーにこそおすすめ!
「いまめっちゃ映ってるでー!」からのトリプルヒット。釣れるし、釣りも楽しくなる。
今回の釣行を通して、気付いたことが1点あります。それが、“Tankenmaru SMARTは船釣りビギナーにこそおすすめ”だということです。
魚がどこにいるのかハッキリと分かるため、釣れるイメージを持ちやすいでしょうし、実際によく釣れます。
みなさんもTankenmaru SMARTで科学的な釣りを楽しまれてはいかがでしょうか。こんなアプリが無料だなんて、すばらしい時代ですね!
お世話になった船宿
深川吉野屋
深川から出船する船宿で、東京湾の四季の釣りを楽しめる。地下鉄東西線「木場駅」から近く、電車釣行派にもおすすめ。
レンタルタックルも揃っており、“初めての船釣り”にも最適。船が綺麗で船頭さんも親切。
▼深川吉野屋を特集した記事です。
編集部S使用タックル
ロッド:シーウォーク ライトジギング 65M(ヤマガブランクス)
リール:グラップラー 301HG(シマノ)
メインライン:アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPEx8 1号300メートル(バリバス)
ショックリーダー:フロロ4号を2ヒロとり、先糸としてフロロ8号を50センチほど結束
ヒットジグ:ブランカ(デュエル)、鏡牙ジグベーシック(ダイワ)、オブリークR(シーフロアコントロール)、アストロ2(アズーロ)
充電用バッテリー:チャージックミニ