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ドラド | 『川の虎』こと黄金色に輝く南米の怪魚の特徴・釣り方とは?

2022/10/20 更新

ドラドは、中南米から南米を原産地とし、その強烈なアタックや引きの強さ、黄金色に輝く美しい魚体でゲームフィッシュとして非常に人気があります。ドラドが釣れる場所、釣り方についてまとめてみました。

目次

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ドラドという魚について

ドラド

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ドラドは(Dorado)カラシン目・カラシン科・サルミヌス属に分類される南米産の大型淡水魚です。現地では食用にもされており、古来より愛されている魚です。

肉食性であるため釣りにおいても高い人気を誇り、南米を代表するゲームフィッシュ。世界中の釣り人が、このドラドを目当てに南米を訪れるほどです。

人気の理由は、黄金に輝く美しいボディと、その強烈な引き。フックアップすると激しいジャンプとダッシュを見せてくれます。

ドラドの形態的特徴

ドラド

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ドラドは細長い楕円形で側扁した体形が特徴です。流れのある川に住んでいるため、激流の中でも泳ぐことが出来るフォルムと筋肉を兼ね備えてます。

全長は1.3メートルにも達する大型魚で、全身が金色に染まります。鮭と似ており、脂ビレも持っていますが、分類的には鮭とは全くの別種です。

ドラドの分布・生息域

ドラド

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ドラドは南米に分布しています。パラグアイやブラジルのパラナ州、アルゼンチン、ボリビアなどが生息地として有名で、流れのある河川の障害物を好みます。

クリアな水から、マッディな水質まで適応範囲は広いですが、南米どこにでもいるわけではなく、貴重な魚と言えるでしょう。

ドラドの生態・生活史

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ドラドは肉食性で基本的には水中に住んでいる甲殻類や魚を捕食しています。しかし時には水面に落ちたトカゲや昆虫類、大型のものになると鳥まで捕食すると言われています。

大きな体からは想像できないほどのスピードを持っているのが特徴です。水温や季節によって移動し、時には数百キロも川を遡上することが知られています。

ドラドの現地名・別名

ドラドはスペイン語・ポルトガル語でDourado(ドラード)と呼ばれています。これは黄金という意味で、言葉の通り、ドラドが持つ金色の体色を指してそう呼ばれています。

大航海時代の伝説として有名な、黄金郷を指すエルドラドと同じ語源。なんともロマンに溢れる名前です。

ドラドは日本にもいる?

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ドラドを日本で見ることが出来るのは、一部の水族館と熱帯魚ショップです。愛玩魚として日本に輸入されています。

仮に放流されたとしても、熱帯地方の魚なので日本の冬を越すことが出来ず、定着することは考えにくいでしょう。ただし、温排水で生き残る熱帯魚も確認されているため、密放流は厳に慎まなくてはいけません。

ドラドの最大記録

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ドラドは世界的に人気を誇るゲームフィッシュであるため、世界共通のワールドレコード認定機関であるIGFA(世界ゲームフィッシュ協会)で正式な釣りによる記録が認定されています。

道具に制限を設けないオールタックル部門の世界記録は25.28キロです。

この記録はアルゼンチンのウルグアイ川で打ち立てられたもので、釣り人はアンドレさん。2006年の1月11日に釣り上げられ、10年以上経つ今もこの記録は破られていません。

ドラドを釣るには

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ドラドは世界的人気のゲームフィッシュであることは説明してきましたが、それゆえに南米の有名なドラドポイントでは釣り人向けのガイドサービスやボート、宿泊ロッジなどが充実しています。そのため、安全にエキサイティングなドラド釣りを楽しむことが可能です。

強烈なダッシュやジャンプを繰り返すのでバレやすいことでも有名で、流れの障害物を好むため正確なキャストが要求されるゲーム性の高い魚と言えます。ルアーフィッシングやフライフィッシングが釣り方としては有名です。

ドラドの釣り方

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フライフィッシャーマンでなければドラドはルアーフィッシングで狙うことがお勧めです。ドラド釣りのスタイルは大きく分けて2つあり、渓谷のような幅の狭い川でオカッパリから狙うか、大河でボートから狙います。

いずれも流れの中の釣りになるので、きっちりルアーを泳がすことが出来る道具や釣り方が重要となります。

ドラドを釣るためのタックル

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ドラドは引きの強い魚でありますが、同時にジャンプを繰り返すバレやすい魚でもあります。ティップがきちんと入りながらもバットが強く、魚の引きを吸収できる竿がよいでしょう。

現在では多くのメーカーから怪魚ロッドが発売されているのでそれが適合します。リールは剛性があり、ギア比の高いものを選びましょう。メインラインはPE、リーダーはショックを吸収するナイロンがおすすめです。

TRANSCENDENCE LateBloomings510+

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ドラドにはどんなルアーがいい?

ドラド

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ドラドは非常に遊泳力が高い魚であるため、アグレッシブにルアーに反応します。トップウォーターからディープダイブミノーまで幅広いレンジに対応するルアーを揃えておきましょう。

また、流れの中の釣りになるので、その中でもきっちりと泳ぐレスポンスの良いルアーが求められます。

ヤマリア ローデッド F140

ラパラ カウントダウン マグナム CD14 MAG

 

ドラドが釣れる場所

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ドラドは南米の各地に生息している魚ですが、魚影が濃いエリアは意外と少なく、釣行場所は吟味する必要があります。

最も有名なのはアルゼンチンのウルグアイリバー。12月~4月のベストシーズンにおいては、驚くほどの魚影を確認することが出来るでしょう。

また、ボリビアも魚影が濃いエリアとして注目されていました。かつてはパンタナルという地域が最もドラド釣りで有名でしたが、近年では乱獲により生息数が激減。釣ることが難しくなっています。

黄金の魚にチャレンジしてみませんか?

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ドラドは世界中のゲームフィッシュアングラーの憧れの的です。黄金に輝くボディに、強烈なジャンプはゲームフィッシュの面白さを全て兼ね備えたターゲットと呼んでも過言ではありません。

また、文豪の開高健氏が著書の『オーパ』にて紹介したことでも有名で、日本国内にも憧れる釣り人は大勢います。地球の裏側で少し遠いですが、機会に恵まれたなら世界的ゲームフィッシュのドラドを狙ってみてください。

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