イトウは熊を飲み込んだ?日本三大怪魚に数えられる伝説の魚について

日本三大怪魚、幻の魚と呼ばれるイトウ。今回はイトウの生態や釣り方、その料理やイトウにまつわる伝説についてまとめてみました。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

イトウとは

イトウの伝説
出典:photoAC
イトウは淡水に住むサケ科の魚で、日本最大の淡水魚として知られる魚です。体長1メートルを超える大きな魚であり、大きいものでは2メートルにも達する個体が過去に確認されたほど。青みがかった褐色の背と、無数の小さな黒点を持っています。

イトウの生息地

イトウの生息地である天塩川
出典:photoAC(天塩川)
イトウの生息地である湖
出典:PIXTA(朱鞠内湖)
イトウは水質の綺麗な川が流れる地域に生息する魚で、日本では北海道の尻別川(しりべつがわ)より北側での湿原や河川で生息が確認されています。猿払川、朱鞠内湖、天塩川などは、イトウの有名な釣りスポットとなっています。

イトウは幻の魚

イトウ
出典:photoAC
イトウは産卵可能な個体になるまでに時間がかかり、産卵を川の最上流で行うなど、なかなか数を増やすことが難しい魚です。かつて岩手県や青森県で生息していたものは絶滅してしまい、北海道においても、ダムの建設などによって産卵のための遡上ができなくなると、その数を減らしていきました。現在は絶滅危惧種レッドリストに認定され、幻の存在として釣り人の憧れのターゲットとなっています。

イトウの伝説

イトウ伝説の残る然別湖
出典:PIXTA(然別湖)
北海道の先住民族アイヌが語り継ぐ伝承の1つに、イトウに関するものがあります。熊が然別(しかりべつ)湖に飛び込んで泳いでいたところ、急にぶくぶくと沈んで見えなくなってしまいました。熊を追っていた狩人は、船を漕ぎ出して確認へ向かいます。

食われ熊
出典:楽天
すると、四、五十メートルもあろうかというイトウの主が、飲み込んだ熊を喉に詰まらせていたというのです。全長1メートルを超えるイトウだからこそ、そういった伝説が生まれたのかもしれません。

▼こちらは北海道の代表的なお土産の「鮭と熊と立場をチェンジ」した、風変りな置物「食われ熊」。

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今までで釣られた最大のイトウは?

イトウの顔
出典:PIXTA
JGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)に登録されている日本記録は、2015年5月現在で以下の通りです。

重量:12.95キログラム
登録年:2015年
釣られた場所:北海道猿払川

イトウの料理・味

イトウの刺身
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イトウは絶滅危惧種に指定されているため、食用として流通しているのは養殖のものです。青森県や、北海道の一部で、食材として取り扱われているようです。北海道の弘前市などでは、イトウをメニューに含むレストランも。その味は「川のトロ」とも言われ、鮭のような味というよりも、淡白でコリコリとした食感があります。
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イトウの値段(生体)

泳ぐイトウ
出典:photoAC
天然のイトウは幻とまで言われる魚ですが、観賞用として販売されている個体もあります。ペットショップでは、稚魚が9,800円ほどで売られています。やはりお手軽に飼育、というわけにはいかないようです。

イトウ釣り

朱鞠内湖でイトウ釣り
出典:PIXTA(朱鞠内湖)
天然のイトウは、キャッチ&リリースが基本です。5月下旬~6月の初夏と10~11月の秋がシーズンとなり、猿払川(さるふつがわ)や天塩川(てしおがわ)は有名な釣りスポットとなっています。その他、朱鞠内湖(しゅまりないこ)では増殖事業が実を結び、イトウの魚影も濃く、釣り師からの人気も高まっています。

ルアーフィッシング

スピニングタックルを使用し、竿の長さは8~10フィートが適します。12~16ポンドのナイロンラインもしくは0.8~1.2号のPEラインを使用し、PEライン使用の際は、20~30ポンドのナイロンラインをリーダーとして結びます。スプーンの重さは7~30グラム、ミノーであれば7~13センチのものが適しています。

フライフィッシング

8フィート程度で#10以上のダブルハンドの竿、#16~3/0の針を使用すると安心です。フライラインは、インターミディエイトを基準にタイプ2~4で竿と同じ番手のものを使用し、マイナス1~4xのリーダーを結びましょう。ショックリーダーはフロロカーボン6~8号が適します。リーダーの先につけるティペットは5X以上のものが適します。

イトウを大切に

優雅に泳ぐイトウ
出典:photoAC
生態数の減少や絶滅が危惧されている幻の淡水魚、イトウ。地域の特色ある味覚として養殖が盛んに行われ、釣り人の憧れのターゲットとして関心が高まることで、生態の保護にも繋がっていくはずです。イトウがいつまでも日本の自然の中で生き続けてくれれば、いずれ見たことのないような大物にも出会えるかもしれません。

イトウ
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