ピーコックバスは至高のゲームフィッシュ!釣れる国と釣れるルアー・タックルは?

ピーコックバスは、スズキ目シクリッド科キクラ属の淡水魚。南米を原産地とし、その強烈なアタックや引きの強さでゲームフィッシュとして非常に人気があります。ピーコックバスが釣れる場所、釣り方についてまとめてみました。


アイキャッチ画像提供:ChillTrip

ピーコックバスという魚について

ピーコックバス 提供:ChillTrip
ピーコックバスは南米に生息する淡水魚。魚食性が強く派手なジャンプを繰り返すファイトから、南米のルアーフィッシングターゲットとして非常に人気があります。ピーコックバスという呼び名はシクリッド科キクラ属の魚たちの総称です。したがってピーコックバスという固有名詞の魚がいるわけではありません。

ピーコックバスと呼ばれる魚たちは現在正式に記載されているだけで15種類存在します。釣り人に最も有名なのはキクラ・テメンシスでしょう。それぞれ種類ごとに最大サイズや模様、性質、生息域が違うため、コレクション的な要素があるのもピーコックバスの魅力です。

ピーコックバスの形態的特徴

ピーコックバス 提供:ChillTrip
ピーコックバスは総称であるため、細かい形態的特徴にはバラつきがあります。体色は種により様々ですが黄褐色や黄緑のものが多いです。また共通特徴として、尾の付け根の部分に孔雀のような斑点が存在します。この模様が“ピーコック”の名前の由来になっています。

その他共通する特徴としては成長すると後頭部にコブが出来ることです。このこぶの大きさは種、雄雌や環境、個体差によって大きく変わってきます。

ピーコックバスの分布・生息域

ピーコックバスの生息域 出典:TULALA
ピーコックバスは南米のアマゾン川水系に分布しています。ピーコックバスという括りではアマゾン川全域に分布していると言えるでしょう。ただし種によって分布する流域は様々です。例えば有名なテメンシス種はオリノコ川やネグロ川、オセラリス種はガイアナ、ピニマ種はシングー川やタバジョス川などです。

急流の中にある障害物で出来る流れのヨレや流れが緩い浅い場所、乾季に水が引き、出現する水たまり(ラグーン)に生息しています。

ピーコックバスの生態・生活史

ピーコックバス 提供:ChillTrip
ピーコックバスは強い魚食性を持ちます。他のスズキ目の魚は無脊椎動物や死餌を捕食するものも多く見られますが、自然下のピーコックバスにおいてそれは稀なケースだとされています。ほとんどのケースで魚を捕食しているのです。産卵は一年を通して行われており、2ヶ月に1度のサイクルで繰り返されます。産卵数は一度で9000~15000個と言われています。

ピーコックバスの現地名・別名

ピーコックバスは現地ブラジルにおいて、“ツクナレ(トゥクナレ)”と呼ばれています。様々な種類が存在するピーコックバスは“ツクナレ”の後ろに種や特徴を表す単語をつけて呼称されます。例えば“キクラ・テメンシス”の若魚は“ツクナレ・パッカ”と呼ばれます。

また釣り人には英語での呼称からそのままピーコックバスと呼ばれていますが、日本の熱帯魚愛好家の間では“アイスポットシグリット”の呼び名が一般的です。

ピーコックバスは日本にもいる?

ピーコックバス 提供:ChillTrip
ピーコックバスは日本においても琵琶湖や多摩川で捕獲されたり、釣り上げられたケースが報告されています。これは愛玩用として販売されているピーコックバスを飼い主が飼いきれなくなり逃した個体がたまたま捕獲されたものです。夏シーズンや温排水が流れるエリアを除けば、ピーコックバスは低水温に弱いので、繁殖する可能性は限りなく低いと言えます。

また管理釣り場においては夏季限定でピーコックバスを放しているところもあります。


ピーコックバスの最大記録

ピーコックバス
出典:TULALA
ピーコックバスは数多くの種類が存在するため、IGFA(世界記録魚の公式認定機関)は種ごとに記録を定めています。ピーコックバスの中で最も大きくなるキクラ・テメンシスの大型個体、通称“ツクナレ・アスー”のオールタックル記録は29ポンド1オンス(約13.1キロ)です。この記録は2010年の3月11日にブラジルのネグロ川で更新されています。

別種であるキクラ・オセラリス、通称バタフライピーコックバスのオールタックル記録は12ポンド9オンス(約5.6キロ)と、種によって最大サイズに大きな開きがあることが見て取れます。

ピーコックバスを釣るには

ピーコックバスを釣る 出典:TULALA
ピーコックバスは南米のルアーフィッシングにおける超人気ターゲットであることは冒頭で触れましたが、最もピーコックバスフィッシング熱のある国はブラジルです。ブラジル国内はもちろんのこと世界中の釣り人がピーコックバスに魅了され、長期遠征にやってくるといいます。ルアーフィッシングの本場、アメリカのバス釣りトッププロも試合のオフシーズンは休暇としてピーコックバス釣りを楽しんでいます。

人気の理由としてはハイスピードなゲーム展開、トップやミノーで水面が爆発するアグレッシブさ、キャストからファイト、ランディングまで高いテクニックが要求されるといった点が挙げられるでしょう。

ピーコックバスの釣り方

ピーコックバスの釣り方 出典:TULALA
ピーコックバス釣りはルアーで狙うことが主流になっています。オカッパリで釣れる場所もありますが、日本からツアー会社等を利用しピーコックバス釣りに挑戦する場合はボートからの釣りになるでしょう。

川や乾季にできる水たまり(ラグーン)などシチュエーションは様々ですが、共通しているのは障害物や変化を狙うことです。倒木やオーバーハング、流れのヨレなど魚が居そうな場所に正確にルアーを落とすことが重要です。

ピーコックバスを釣るためのロッド

ピーコックバスを釣るためのロッド 出典:TULALA
ピーコックバス釣りはルアーをポイントに投げ、ルアーを動かし続ける作業を1日中繰り返します。そのため、短くて軽快なロッドが好まれます。大型のピーコックバスになると引きも強烈であるため、パワーも必要となります。上記の条件を満たしたアマゾン釣り用ロッドが日本のメーカーから発売されています。
ITEM
TULALA/ツララ MORENA/モレーナ 53
TULALA/ツララ MORENA/モレーナ 53◆Length:5.3ft◆Lure:5-45g◆Line:MAX20lb/PE6号◆Rod Wt:125g ◆Action:R★

ピーコックバスを釣るためのリール・ライン

糸も3号以上の太いPEラインを使用するため、リールは糸巻き量に余裕があるものを選びます。ハイギアなら、なおよいでしょう。リーダーはワイヤーが主流ですが、ナイロンやフロロでも問題ありません。
ITEM
シマノ クラド 200PG RIGHT
ギア比:5.5
自重:210g
最大ドラグ力:5.5kg
糸巻量:ナイロン/12lb-165,14lb-145,16lb-120,20lb-100

ピーコックバスにはどんなルアーがいい?

ピーコックバスにはどんなルアーがいい? 提供:ChillTrip
ピーコックバス釣りのルアーで最もポピュラーなのはペンシルベイトです。ハイスピードからミディアムスピードまで対応するレスポンスの高いルアーが好まれます。その他にはスイッシャーやミノーなどもピーコックバス釣りでは外すことが出来ません。また、近年人気があるのがフェザージグと呼ばれる、動物の毛をジグヘッドに巻いたルアーです。通常のプラグで反応が薄いときに威力を発揮します。

ITEM
ボンバダアグア×ネルソンナカムラ マジックスティック110
全長:11cm
重量:19g


ITEM
ボンバダアグア×デコント BBT 80mm
全長:80mm
重量:16g



ピーコックバスが釣れる場所

ピーコックバスが釣れる場所 提供:ChillTrip
ここでは実際にピーコックバスを釣ることが出来る場所をご紹介します。ピーコックバスは前述の通り、南米のアマゾン川水系に生息する魚ですが、現在では様々な場所に移入されています。有名なリゾート地や、日本からも近いアジアの国々でもピーコックバスを釣ることが出来るのです。

ピーコックバスは元々南米に住む魚なので、基本的には日本も含む寒い国で生きることができません。それ故、ピーコックバス釣りに挑戦できる場所はいずれも日本より暖かい国ばかりです。暖かい国での釣りは旅としても、とてもいい思い出になることでしょう。

ハワイ

出典:PIXTA
日本人に最も馴染みの深い海外旅行先のひとつであるハワイにもピーコックバスは移入されています。海リゾートのイメージが強いハワイですが、川や湖に人気ゲームフィッシュ、ピーコックバスが潜んでいるのです。小さい島なので観光地から車ですぐに釣り場に到着する事ができます。

通常の海外旅行で訪れた場合でも、1日時間があればピーコックバス釣りにチャレンジできます。フィッシングガイドサービスもあるので安心です。

台湾、マレーシア

マレーシア 提供:ChillTrip
ピーコックバスはアジア諸国にも移入されています。自然下で釣ることが出来る国がお隣“台湾”と“マレーシア”です。特にマレーシアの魚影は非常に濃く、人気のゲームフィッシュになっています。タイランドの釣り堀に放された時期もありましたが、他の魚に食べられてしまうためあまり定着していないのが実情です。また、シンガポールにも移入されていますが釣り禁止の場所が多いので注意が必要です。

ガイアナ、ブラジル、コロンビア

ガイアナ、ブラジル、コロンビア 出典:TULALA
ピーコックバスの故郷は南米。時間とお金があるならやっぱりその魚の故郷で釣りたいもの。魚影の濃さもハワイやアジアとは桁違いです。最も有名なのはブラジルで、中でもネグロ川やシングー川はピーコックバス釣りのメッカといえます。またガイアナやコロンビアも有名です。

日本から南米へのピーコックバス釣行を計画する場合、最低でも10日間は必要でしょう。金額は50万円以上が目安です。その価値に見合うだけの釣果は期待できます。

ピーコックバスは至高のゲームフィッシュ

提供:ChillTrip
ピーコックバスは基本的に日本に生息していないため、海外に出向かなければ合うことが出来ません。それでもこの魚に魅了され幾度となく海外に足を運ぶ釣り人が沢山います。釣り好きが一度味わうとやみつきになる高い依存性を持つターゲット、それがピーコックバスなのです。

ピーコックバス
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高田 雄介
高田 雄介

高田雄介(ビックリマン高田) 全国47都道府県を全て釣り歩き、現在のホームグラウンドは海外。 淡水海水、大物小物問わず魚が大好きです。 皆様に魚の魅力や、釣りの楽しさを全力でお伝えします。

 

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