フッキングに自信はありますか?フッキングの基本をマスターしよう

2018/11/05 更新

フッキングは魚を釣り上げるための重要なテクニック。かかった魚がバレてしまうと悩んでいる釣人も多いのではないでしょうか。フッキングの基本とは?ダメなフッキングって?フッキングをマスターして、目指せキャッチ率アップ!


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フッキングについて

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“フッキング”とは、魚がエサやルアーに食いついた時に、魚の口へ針をしっかりと掛ける動作のこと。“アワセ”とも呼ばれ、釣種・釣法を問わず重要なテクニックです。

しかし、その基本や原理を詳しく考えたり、雑誌や情報サイトで目にする機会は少ないかもしれません。今回はフッキングについて再確認していきましょう。

フッキングは必須

魚釣りをする上でフッキングは大切で、ほとんどの釣りにフッキングが必須といえます。ウキ釣りや投げ釣り、ルアー釣り、船の大物釣りまで、針に魚が掛からなければ釣り上げることはできません。

ただし、鮎の友釣りのように、なかには“フッキングが不要”な釣りもあります。

魚がバレる

せっかく魚が食らいついたものの、魚が途中で針から外れて、逃げられてしまったことはありませんか? これを釣り用語では“バレる”といいます。

竿が硬すぎたり、魚がジャンプしてしまったりと、バレる原因は多種多様ですが、フッキングミスはバラシの最たる原因といっても過言ではありません。

魚のキャッチ率を上げるためにはフッキングをマスターすることが重要です。

正しくフッキングできていますか?

フッキングは基本的なテクニックですが、意外にも正しくフッキングができている釣り人は多くありません。

正しいフッキングを身に着けることで、魚のキャッチ率が上がるだけでなく、竿の破損や怪我を未然に防ぐことができるのです。次項でフッキングの基本を確認しましょう。

フッキングの2つのコツ

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魚種や水深、距離、竿の調子、糸の種類、針の特性によって、フッキングの動作は異なりますが、ここでは一般的なフッキングについて解説します。

針を貫通させる力が必要

魚の口を貫くには、想像している以上に大きなエネルギーが必要。なぜならラインが伸び、ロッドが曲がり、フッキングパワーを吸収してしまうからです。遠距離でヒットした場合や大型の魚ほど、その傾向はより顕著に。

もし可能であれば、リールから50メートル程度ラインを引き出し、ラインの端を持った状態で友人にロッドを煽ってもらいましょう。きっと、自分の手に掛かる力の小ささに、驚かされるはずです。

バットで合わせる

フッキングパワーを針まで伝えるためには、ロッドのティップ(穂先)ではなく、バット(胴)部分を使ってフッキングすることが大切です。強い負荷を掛けられるのは、柔らかいティップではなく、強靭なバット部分。

ロッドの調子によってパワーを発揮するセクションは異なりますが、そのロッドの強い(固い)部分まで曲げて、針先に大きな力を掛けることが大切です。

フッキングの手順

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手順① 糸フケを取る

針にパワーを伝えるためには、糸を張った状態からフッキングをしなければなりません。そのために、フッキングの前には糸フケをとる必要があります。

糸が緩んだままロッドを煽っても、糸がまっすぐになるだけで、針にはまったくパワーが伝わりません。アタリがあったら糸フケをとる癖を身につけましょう。

手順② しっかり竿を倒す

フッキングの予備動作として、竿を動かすための“アワセしろ”を確保します。上方向にフッキングするなら前へ、右方向にフッキングするなら左方向へ、フッキングする方向とは逆に竿を倒しましょう。

アワセしろを作らずにフッキングをすると、十分なストロークを確保できないため、強いフッキングパワーを得ることができません。

手順③ 体の前から手前に引いてアワセる

体の前に作ったアワセしろを使って、“ロッドを体に引き付ける”動作でフッキングすることで、ロッドの最も強い部分でパワーを針へ伝えられます。どの方向にフッキングする場合も、手前に引くことが非常に重要。

竿を極端に立てるようなフッキングをしたり、手首だけを返すフッキングでは針が刺さらないのはもちろん、穂先に負荷が集中して破損につながる恐れもあります。

手順④ ハンドルを巻く

フッキングを終えれば、糸にテンションを与えるために、すぐにハンドルを巻きましょう。針にテンションが掛かっている限り、スッポ抜けることはありません。

また、フッキングが完璧ではなかった場合も、リーリングによって魚の重量が針先に掛かり、針が貫通するということもあります。

3つのダメフッキング

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ここまでは正しいフッキングの説明してきましたが、反対にダメなフッキングを紹介しましょう。基本を外してしまったときに起こりがちなダメダメフッキングです。

糸フケが残っている

糸フケが残った状態でフッキングをしてしまう人は少なくありません。アタリに驚いてフッキングしてしまう、通称“ビックリアワセ”がこれに該当。

針に力が伝わらないのはもちろん、瞬間的な力が糸に掛かるため、ラインブレイクの原因にもなります。

穂先部分でフッキング

ロッドを手前に引かず、その場でロッドを立てるようなフッキングをしてしまうと、柔らかいティップだけが曲がるフッキングに。魚の顎を貫通させることはできませんし、穂先の破損原因にもなります。

もちろん例外的なケースもあり、カワハギ竿などの極端な先調子のロッドは、ティップで魚を掛ける設計。極先調子のロッドは、手首を返す程度でもフッキングが完了します。

体の後ろでフッキング

体を後ろに反らして、頭の後ろまでロッドを持ってくるフッキングは、一見強いアワセに見えます。しかし実際は、曲がっているのは穂先だけで、バット部分を使えていないことがほとんど。

なによりも、設計時に想定していない角度でロッドを曲げることになるため、破断につながります。ロッドを折りやすい方は、あらためてロッドとラインの角度を見直してみてください。

いろいろなフッキング

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釣り全般で基本となるフッキングについて解説してきましたが、釣り方や魚の特性によっては、すこし違ったフッキングが必要になることも。

ここでは3つのフッキングを紹介しますが、魚種と道具の数だけフッキングは存在するため、これらを参考に自分の釣りあったフッキングを考えてみてはいかがでしょうか。

即アワセ

フッキングの基本は魚にきっちりと食い込ませることですが、中にはすぐに捕食したエサを吐き出してしまう魚や、歯が鋭いために食い込ませたくない魚がいます。

そのような魚をキャッチするために、魚が捕食した瞬間にフッキングをするのが“即アワセ”。基本的には、穂先でパワーを伝えられる先調子のロッドか、穂先まで張りが強いロッドが不可欠です。

即アワセが求められる代表的な魚種・釣法は、カワハギ、イカメタル、マルイカ、タチウオテンヤ、尾長グレ、ヘラブナなど。

バス釣りにおいてもバスプロ今江克隆氏の『電撃アワセ』が、これに準ずるテクニックとして有名です。いづれも上級者向けのテクニックといえ、入門者は真似しないほうがよいかもしれません。

巻きアワセ

巻物と呼ばれるタイプのルアーで有効とされ、クランクベイトやスピナーベイト、トラウト釣りのスプーンでは巻きアワセが多用されます。

ラインが張った状態でバイトに至るため、リールを数回速く巻くだけで、魚の自重によって針を口に貫通させることが可能。フッキングパワーが得づらい、柔らかいロッドやグラスロッドでは積極的に使いたいテクニックです。

ただし、太軸の針を使った場合や、口が硬い魚には不十分なケースもあるため、その際はリーリングとロッドワークを組み合わせたフッキングが必要でしょう。

複数回アワセ

太軸の針を使った大型魚狙いで用いられるのが複数回アワセで、追いアワセとも呼ばれます。硬い顎を持つマグロやクエなどの口に、極太の針を貫通させるのは容易ではありません。

最初のフッキングの後に2度、3度と強いアワセを入れて、確実に針を魚に撃ち込みましょう。ロッドに体重を乗せるイメージで、腕力だけでなく全身を使ってフッキングを行います。

基本でありながら最も難しいテクニック

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もっとも重要なテクニックの1つであるフッキングは、知識は当然のことながら、何よりも経験が重要です。釣行時に今一度“フッキング”を意識してみてはいかがでしょうか。きっと魚を釣り上げる確率が上がるはずです!

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高田 雄介
高田 雄介

高田雄介(ビックリマン高田) 全国47都道府県を全て釣り歩き、現在のホームグラウンドは海外。 淡水海水、大物小物問わず魚が大好きです。 皆様に魚の魅力や、釣りの楽しさを全力でお伝えします。

 

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