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高いけど買ってよかった!ビーストマスター2000を実釣インプレ。

高いけど買ってよかった!ビーストマスター2000を実釣インプレ。

シマノのハイエンド電動リール、ビーストマスター2000を実釣インプレ!

電動ジギングはもちろん、完全フカセなどのエサ釣りにも使ったので、その使用感をお届けします。

高価なリールですが、「買ってよかった」と思える1台でした!

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目次

最強最速の電動リール!

ビーストマスター2000

シマノ製電動リールの最上位機種、ビーストマスター。

旧モデルは、エサ釣り用の18ビーストマスター2000と電動ジギング対応の19ビーストマスター2000EJの2機種が併売されていましたが、2022年に両機種が統合される形でビーストマスター2000となりました。

本記事では、そんなビーストマスター2000の使用感をお届けします。

スペック

ビーストマスター2000の特徴

ビーストマスター2000の特徴

まずはビーストマスター2000のスペック的な特徴から解説します。

GIGAMAXモーター × 強化ギアシステム

ギガマックスモーター

ビーストマスターシリーズには、シマノでは最強のギガマックスモーターが搭載されています。

モーター軸に接する部品がないブラシレス構造を採用しており、ブラシの摩耗がないため、耐久性は抜群。

さらに、慣性が小さいので瞬時にモーターを止められること、高温時も性能が低下しにく行こともブラシレス構造のメリットです。

ビーストマスター2000で電動ジギング

旧モデルの2000EJと同様、強化ギアシステムを採用しており、ギアの強度も文句なし。

エサ釣りに比べて負荷が大きな電動ジギングでも安心して使えます。

簡易魚探機能

旧モデルの2000EJと大きく変わったのが、スクリーン画面です。

探見丸スクリーンが導入されており、探見丸対応船に乗ると画面上に魚探が表示されます。

リール上の小さな画面とはいえ、本来なら別売りである探見丸CV-FISHの機能が備わっているのはお得感がありますね。

e-センタリングシステム

e-センタリングシステム

クラッチを切ってラインを放出する際、レベルワインドが自動でセンターに移動するe-センタリングシステムを搭載しています。

これによって糸落ちがスムーズになり、スピーディーかつ安定したフォールを実現。

レベルワインドは大径化されており、130lbまでの太いリーダーの結束部もスムーズに通ります

サーモアジャストドラグ制御

ファイト中のドラグ部の発熱を抑える、サーモアジャストドラグを搭載。

ドラグが滑るのを感知するとモーターの回転数を自動的に下げ、異常な発熱を防ぎます。

モータークラッチ連動

巻き上げ中にクラッチをオフにすると、モーターが自動でオフになる機能です。

クラッチをオンにするとすぐにモーターが立ち上がり、フォール⇔巻き上げの移行がスピーディーになります。

EJモード

巻上スピードや巻上時間、停止時間を好みで設定できるEJモードも採用。

これによって多彩なジャークパターンを演出できます。

電動ジギングにおいて便利な機能ですが、使い方によってはコマセのシャクリなどにも応用可能。

2000EJよりアップデートされたアドバンスモードでは、ジャークの強さを3段階に設定できるようになり、ジグの動きを意識的に変えることもできます。

ビーストマスター2000をインプレ

筆者はもともと旧モデルの2000EJを使用していましたが、モデルチェンジに伴い買い替えてみました。

電動ジギングをはじめ、完全フカセなどのエサ釣りでも使ってきましたので、使用感を振り返ります。

ハイパワー&ハイスピード

旧モデルの2000EJと同スペックのモーターではありますが、巻き上げハイパワーかつハイスピードです。

動画は350gのジグを水深50mから回収している様子ですが、所要時間は11秒前後でした。

もちろん回収が速いだけではなく、ジギングでは、この手巻きでは不可能なハイスピードによってスイッチを入れられるシチュエーションもあります。

ビーストマスター2000で完全フカセ

スピードとトルクはトレードオフの関係にありますが、やりとりでも力負けすることはありません。

ブリ程度であればガンガン寄せられます

さすがに30kgオーバーのキハダマグロになると、ゴリ巻きとはいきませんが、やりとり中に不安はありませんでした。

想定外の大物がヒットしたとしても、ロッドワークとピックアップボタン(瞬間的に短距離を巻き上げる機能)を使ってやりとりをすれば、たいがいの魚は獲られるはずです。

なんだかんだ、ダイアル式が使いやすい

巻き上げレバーはオーソドックスなダイアル式ですが、それゆえに微妙な速度調整がしやすく、魚の動きに応じて正確な操作が可能です。

目新しさはありませんが、シンプルかつ直感的に操作できるので好印象です。

個人的には、小型電動リールに採用されているタッチドライブよりも使いやすいと感じています。

中深海&ディープのドテラに◎

さまざまなジギングで使用してみましたが、やはり回収距離が長い釣りはかなり楽になります

水深150〜300mのスロージギング、水深100〜200mのドテラ流しでの青物ジギングやトンジギはとくに◎。

画面に水深も表示されるため、ジグの位置をイメージしやすいです。

もちろんエサ釣りもOK!

ビーストマスター2000で完全フカセ

エサ釣りでは、フカセモードを備えているので完全フカセとは好相性。

フカセモードは、スプールの逆転(アタリ)を感知してアラームで知らせてくれる機能です。

※フカセモードを設定した場合は、EJモードは使用できません。

ビーストマスター2000EJ
写真は旧2000EJ

その他にも、落とし込み(アンダーベイト)や泳がせ釣り、アカムツ釣り、イカ釣り、寒サバ、イサキ釣りなどに使えます。

関西で釣りをすることが多いため、使用頻度はかなり高いですね。

買ってよかった!

手持ちでも扱いやすい2000番クラスのボディに、クラス最高レベルのモーターを備えた、優秀なリールでした。

電動ジギングをはじめ、幅広い船釣りに対応する汎用性があり、「高いけど買ってよかった」と思えるはずです。

かなり満足度の高いリールだったので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

撮影:tsuki

    シマノ ビーストマスター 2000

    自重(g)690
    ギア比5.1
    最大ドラグ力(kg)15
    巻取り長さ(cm)70
    PE糸巻量(号-m)4-400
    実用巻上持久力(kg)9.5
    最大巻上速度(m/分)215
    実用巻上速度(m/分)1kg185
    実用巻上速度(m/分)3kg168
    実用巻上速度(m/分)5kg142
    定価(円)146,600

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