聖地巡礼に出かけよう
バスアングラーならば、『池原ダム』と『七色ダム』という2つのフィールド名を耳にしたことがあるでしょう。
奈良県下北山村に並ぶこの2つのリザーバーは、“ロクマルの聖地”“国内最高峰トーナメントの舞台”として、バスアングラーならば誰もが憧れる場所です。
ロクマルの聖地「池原ダム」
池原ダムは1964年に完成した、高さ110メートルのアーチ式コンクリートダムで、アーチ式ダムとして国内最大総貯水容量と湛水面積を誇ります。
その豊かな水によって、ブラックバスが大型に育つことで有名。60センチ級の大型ブラックバスが釣れることから、ロクマルの聖地として知られています。
国内屈指のロクマルの魚影

1990年代末から2000年代初頭にかけ、日本のバスシーンは、“池原ダムロクマルフィーバー”に沸きます。とくに多い年では、1軒のボート屋で年間100匹を超えるロクマルが確認されました。
池原ダムは国内ではもちろんのこと、世界的に見てもトップクラスのデカバスフィールドです。
腕が問われる超クリアウォーター
池原ダムは透明度が非常に高く、繊細な釣りが要求されます。くわえて、放水による増減水を繰り返すため、バスのポジションはめまぐるしく変動。
メインとなるサイトフィッシングとディープ攻略は、アングラーの腕が試されます。その難易度の高さゆえに、釣れた時の達成感が魅力といえるでしょう。
▼池原ダムの攻略を特集した記事です
レンタルボート
池原ダムでは陸っぱりでの釣りが禁止されており、釣りを楽しむためにはボートが必須。船舶免許の有無やボートのタイプによって、レンタルボート店を選びましょう。
レンタルボート店へのリンクをまとめていますので、参考にしてみてください。
激戦の舞台「七色ダム」
七色ダムは1965年に完成した重力式アーチダムです。奈良県・和歌山県・三重県の境にあり、池原ダムの下流に位置。トップカテゴリーのトーナメントも行われており、バサー憧れのフィールドです。
JBトップ50シリーズの激選が繰り広げられる
国内最高峰のトーナメントである『JBトップ50シリーズ』が開催されます。透明度が高いため繊細な釣りが主流ですが、ビッグベイトやロングワームで超大型を狙えることもあり、驚愕のビッグウエイトが出ることも珍しくありません。
一発逆転の超ビッグバスが狙えるため、ドラマチックなトーナメントが繰り広げられてきました。まさに国内屈指のトーナメントレイクであるといえるでしょう。
日本記録が出現
大型のキャッチ率では池原ダムに軍配が上がるとされていますが、ルアーで釣られたブラックバスの日本記録は七色ダムが保持しています。
平成22年4月10日にジグヘッドリグで仕留められたモンスターは、驚愕の71センチ、9140グラムと圧倒的な大きさ。透明度が高いため、モンスターバスの目撃情報も絶えず、常に訪れたアングラーを興奮させるフィールドです。
▼七色ダムの攻略を特集した記事です
レンタルボート
七色ダムは足場が悪く、陸っぱりがおすすめできないため、ボートからの釣りが基本です。ご自身に合ったレンタルボート店を見つけて、ぜひ七色ダムにチャレンジしてみてください。
遠征釣行の醍醐味!温泉&グルメ
池原ダム・七色ダムがある下北山村には、魅力的な温泉や名産品が数多くあります。温泉とグルメで、釣りの疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
下北山村の温泉・グルメ情報は、『きなりの郷 下北山スポーツ公園』のホームページで詳しく確認できます。
下北山温泉 きなりの湯
『下北山温泉 きなりの湯』は、日帰り入浴が可能な温泉。平日は21時、土日は21時30分まで受け付けを行っていますので、釣りの帰りに余裕を持って足を運ぶことが出来ます。
併設のレストランでは、ご当地グルメの『池原ダムカレー』や『七色ダムカレー』をぜひ召し上がってみてください。
幻の柑橘“じゃばら”
じゃばらは、甘さと酸味のバランスが取れた風味と、口にした後にほんのり残る苦味が特徴の果物です。
花粉症の改善に有効とされていて、果実酒やシロップ、ポン酢などでその味を楽しむことが出来ます。通販でも手に入れることが出来ますので、ぜひ利用してみてください。
南朝味噌
南朝味噌は下北山村伝統のさっぱりとした味わいが特徴の味噌。原材料は大豆・米・塩・米麹のみで添加物を一切使用せず、魚や野菜との相性が抜群に良い味噌です。
南朝味噌作りの体験イベントも開催されているので、日時をチェックして参加してみてはいかがでしょうか。
まなうどん
下北山村で古くから自家野菜として栽培されてきた、『下北春まな』を麺の材料に使用したうどんです。味のよさはもちろん、栄養価がとても高い健康食材。
きなりの湯のレストランで食べたり、売店でお土産として購入したりすることができます。
憧れのビッグバスレイクに足を運んでみよう!
バスアングラーなら誰もが憧れるロクマル。池原ダム・七色ダムの両フィールドであれば、ロクマルに出会える確率も高いでしょう。
ぜひ自身のレコード記録、さらには日本記録を狙って、憧れのビッグバスレイクに足を運んでみてはいかがでしょうか。