九頭竜川のサクラマスについて
九頭竜川は日本でも有数のサクラマスの釣り場として知られています。その歴史は非常に古く20年以上前から遊漁対象魚としてサクラマスが設定され、キャッチアンドリリースの推奨。ルアー、フライに限った遊漁区間の制定や稚魚の放流も行われ、釣りの対象魚としてだけではなく資源としての保全活動にも積極的に力をいれています。
もちろん九頭竜川には毎年多くの釣り人が訪れるため、サクラマスに対するプレッシャーも高く、ベテランのアングラーであっても簡単に釣り上げられないことから、多くのトラウトマンが憧れの魚を求めて全国から集まるフィールドです。
九頭竜川のサクラマスシーズン
九頭竜川にはサクラマスの遊漁期間が設定されており、すべての区間で解禁日と終了日が制定されています。
三国河口~布施田橋 2/16〜9/30
布施田橋~高屋橋 2/16〜5/31
(ルアー、フライのみ)
高屋橋~北陸自動車道 2//1〜5/31
(ルアー、フライのみ)
北陸自動車道より上流 2/16〜5/31
(ルアー、フライのみ)
九頭竜川のサクラマスの料金
九頭竜川にはサクラマスに漁業権が制定されているため、釣りをする際は必ず、遊漁証を購入しなければいけません。遊漁証は福井県内の釣り具店を中心に販売。朝から釣りを楽しみたい方は前日のうちに購入しておくことをおすすめします。
年間入漁証:6,500円
1日券:1,500円
九頭竜川のサクラマスポイント
九頭竜川にはサクラマスの定番ポイントが数多く存在します。ポイントは大きく分けて上流域、中流域、下流域の3種類。それぞれのポイントで解禁日が異なるため、釣りをする際はしっかりと確認することを忘れてはいけません。
またこれらのポイントは解禁日になると多くの釣り人が訪れる人気のエリア。先行者への挨拶や、ラインがクロスしないようにするなどの近くの釣り人への配慮など、川釣りのマナーも基本は必ず守ってください。
高屋橋下流右岸
下流部の鉄板ポイント、高屋橋の右岸側に位置するポイント。水深2から3メートルのゆったりとした流れが続き、どこでサクラマスがヒットするかわからない、一か八かのエリアです。非常に人気の高いポイントとして知られており、週末には多くの釣り人が訪れるため場所取りには注意が必要です。
高屋橋上流右岸
高屋橋の上流側に位置するポイント。水深は2メートル前後と比較的浅めになっていますが、スリットが点在しており、そこにサクラマスがついていることが多いです。こちらも人気の高いポイントであるため、場所取りには注意が必要です。
カプセルホテル~カントリー前~柳
テトラポットが護岸に1キロほど続くゆったりとした流れのポイントです。沖目のテトラポットやスリットにサクラマスがついているため、丁寧に探っていくことが釣果アップの鍵です。サクラマスのカプセルホテルになっていることから、この名称がつけられたと言われています。
えちぜん鉄橋下流左岸
えちぜん鉄橋の左岸は過去の護岸整備によって、岸際にはテトラポットが沈んでおり、サクラマスがつく好ポイントになっています。テトラポットの周辺は根掛かりのリスクもあるので要注意。足場があるためランディングにも工夫が必要です。
寺前水門前
水深が1.5メートル前後の中流域のポイント。瀬の釣りが中心になるため、ミノーなどのプラグの釣りにおすすめです。上流の人気ポイントに比べると釣り人は少ない印象です。
R8号下流
大きな瀬が続く、中流域の人気ポイントです。見通しが良くルアーだけでなくフライマンも非常に多いエリア。近年は釣果実績が高い年も多いポイントであるため、さまざまな探り方で攻めてみる価値があるでしょう。
九頭竜川のサクラマスおすすめルアー7選
九頭竜川は2月にサクラマスが解禁されると、全国から多くのトラウトマンが訪れる日本でも屈指のフィールドです。そのためサクラマスへのプレッシャーも非常に高く、簡単に釣り上げられない憧れの魚です。そんな九頭竜川のサクラマスを攻略するには90ミリ前後のミノーがおすすめとされています。今回はそんなルアーの中でも特に実績のある7種類のルアーを紹介します。
ハイプレッシャーフィールドでの実績抜群、サクラマスミノーの新定番
バスデイ シュガーディープ2/3SG92F
オールラウンドに対応する元祖サクラマスミノー
バスデイ シュガーディープ90F
本流域のサクラマスに大きな力を発揮する、抜群のアクション
ティムコ シュマリMD90F
綺麗なローリングアクションと圧倒的な飛距離でサクラマスを狙い撃ち
スミス チェリーブラッドDEEP90
早瀬のサクラマスに効く、新感覚のトラウト用バイブレーション
バスデイ レンジバイブ80ES
ナチュラルなアクションはサクラマスにも効果的なシリコン製バイブレーションプラグ
マドネスジャパン シリテンバイブ73
幻の九頭竜川のサクラマスをその手に
九頭竜川のサクラマスは、20年以上の歴史がある日本を代表するマスの一つです。九頭竜川のトラウトマンが守り続けた幻のサクラマスをぜひその手で釣り上げてみてください。九頭竜川で釣りをする際は遊漁券や解禁時期はもちろん、川釣りの基本的なマナーなどもしっかりと理解し、守られたルールの中でサクラマスとのファイトを楽しみましょう。