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イワナ釣りの画像

イワナ釣りを始めよう!楽しめる時期や仕掛け、釣り方3つのコツとは

渓流釣りで人気のターゲットイワナ(岩魚)。特に餌を使っての釣りは古くから親しまれ、多くの方を魅了している釣りでしょう。初心者でも始めやすく、簡単な仕掛けで楽しめるイワナ釣りについてご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

イワナ釣りについて

イワナ釣りの画像

出典:PIXTA

イワナ釣りは、渓流や管理釣り場などで手軽に楽しむことができる釣り。天然のイワナ釣りは、自然豊かな渓流の上流部(源流域)で楽しみ、仕掛けやポイントを状況に合わせて見極める奥深い釣り。天然魚は希少種になりつつあるため、個体保護などの目的で地域別に禁漁期間が定められています。

管理釣り場では、整備された環境で楽しむことができ、1年を通して釣ることが可能。養殖魚の放流がされ、エサ慣れをしているために比較的に容易に釣ることができます。但し、イワナ以外の魚種も放流されているので、イワナのみを狙うのは、少々難しさがあります。

イワナは警戒心が強い!?

イワナは警戒心が強い魚ですが、好奇心旺盛でもあります。物陰に身を潜め、エサを見極めてから一瞬で食いつく特徴があります。イワナ狙う場合、警戒心を与えないために、釣り人は気配を薄くする必要があります。

釣り場では、いきなり水面に近づくのではなく、ある程度の距離をおいてからゆっくりと釣りをしましょう!

▼イワナがどの様な魚であるか紹介している記事です。

イワナ釣りの時期

イワナ釣りの時期は早春の解禁から、産卵を控えて禁漁となる秋前後まで。移り変わる季節に応じて、イワナの行動パターンやエサの対象が変化します。釣り人は、その状況を見極めて釣り方も工夫します。

イワナ釣りの時期の春の画像

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渓流釣りの解禁日は、地域や河川によって若干異なりますが、おおよそ3月ごろ。解禁当初は、まだ気温・水温ともに低く、特に残雪が日照によって溶ける雪解け水は、水温を低下させるので、そこに棲むイワナの多くは黒ずんだ「サビ」が残ります。桜が咲く頃から徐々に水温が上昇し、5月上旬前後が最も釣りやすい時期でしょう。エサは水生昆虫の幼虫が主体となります。

初夏

イワナ釣りの時期の初夏の画像

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新緑が美しい初夏に入ると、日によっては水温の上昇が顕著になります。この時期には蝶や蛾の幼虫、蟻など陸生昆虫の他、ミミズも活発に活動を始めるので、イワナのエサとして使えます。ヒットする時間帯も徐々に日中から朝夕の涼しい時間帯に移行していきます。日中では、日陰や淵などがイワナの隠れ家になっていることもあるので、ピンポイントに仕掛けを流してみるのも良いでしょう。

真夏

イワナ釣りの時期の真夏の画像

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梅雨を過ぎて盛夏に入ると気温は一気に上昇し、日中の水温は渓流魚の適水温を超えることが多くなります。それに伴い水中の溶存酸素も減少し、イワナの活性が悪く釣りにくくなることもあります。特に減水(渇水)している状況は難を極めます。しかし、夕立ちなどで笹濁りが入る程度の増水はチャンス。水温低下とともに流下してくるエサを狙ってイワナの活性が上がります。

※減水時期の水量増化は、鉄砲水などの危険性もあります。状況に応じて釣行を中止するなど、身を守りましょう。

イワナ釣りの時期の秋の画像

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9月上旬を過ぎたあたりから、朝夕の気温の低下が顕著になると、イワナの適水温に近づいてきます。この時期は越冬を控えて活発にエサを追いますが、産卵場所である渓流の最上流部まで遡る個体が多く、入渓しやすい場所にいる個体は一気に減少します。イワナを追うことで、禁漁区間に入ってしまうこともありますので、十分に注意が必要です。

イワナ釣りの仕掛け

イワナ釣りの仕掛けの画像

出典:ダイワ

イワナ釣りの仕掛けはシンプル。ミャク釣り仕掛けをメインに、スポットを狙うちょうちん釣り仕掛けもあります。初めてイワナ釣りをされる場合は、市販のセットが使い易く便利です。中級者の方やステップアップをお考えの方は、針に拘ってみましょう! 素早いアタリに対応する早掛け仕様の針などがおすすめです。
超早アワセで上アゴを確実にとらえる


穂先に絡みにくい天糸仕様

竿

竿の長さは5~6メートル程度、高感度で先調子の渓流竿がおすすめ。警戒心が強いイワナに気配を察知されないためには、水面から離れた距離からアプローチすることも必要。また針掛けしたあと、すぐに抜き上げられるパワーのある竿を選ぶと良いでしょう。
極太チューブラー穂先のパワフル仕様

ダイワ 波路 超硬 50

全長:4.95m
継数:5本
仕舞寸法:116cm
自重:160g

▼渓流竿の選び方やおすすめアイテムを紹介している記事です。

イワナ釣りのエサ

イワナ釣りのエサの画像

出典:ダイワ

イワナ釣りのエサは、定番のイクラや特効エサのブドウ虫が有効的。また、渓流ごとに生息する水生昆虫も有効なエサになります。早春から夏の夕方に羽虫の多い渓流は、水生昆虫の幼虫(川虫)が沢山いますので、ポイントに合ったエサを現地調達することで、違和感なく食わせることもできます。
ブドウ虫は渋い状況を打開する特効エサ!

▼ブドウ虫について取り扱いなどを紹介している記事です。


▼川虫について紹介している記事です。

現地調達のコツ

イワナ釣りのエサの水棲昆虫の画像

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イワナが最もエサにしやすいのは、水中に棲む昆虫類。水辺にはトンボやカゲロウといった昆虫の他、その幼虫であるヤゴやカワゲラ、黒川虫といった水生生物が川底の石の裏に隠れています。足元に十分に注意し、川底の石をひっくり返すと、水棲昆虫が潜んでいます。

※石を動かし、必要分のエサを入手した際は、可能な限り復元をしましょう!

イワナ釣り3つのコツ

イワナは、流れのある渓流に住んでいるのに早い流れは苦手。渓流では流れのタルミ、岩下のえぐれ、障害物まわりの帯に身を潜めています。イワナ釣りは、エサをいかに自然に流すかがポイント! ここで3つのコツをご紹介します。

仕掛けの流し方

イワナ釣りの仕掛けの流し方の画像

出典:PIXTA

仕掛けをうまくコントロールし、エサをいかに違和感なく流すことで、魚に警戒心を与えない様にすることが釣果を左右します。下流から上流方向へ釣り上がっていきますが、仕掛けは上流側から水流れに合わせて流します。川の流心と流れが弱くなる境目付近で良くエサを捕食します。まずは流心の際から仕掛けを流しましょう。

仕掛けの流す速度

イワナ釣りの仕掛けの流すスピードの画像

出典:PIXTA

イワナの好む流速は、やや遅め。概ね秒速15センチ程度といわれています。瀬脇の底石付近の緩流部、障害物周りや駆け上がり、落ち込みなどにバイトチャンスがあります。ハリスに目印を付けて、1秒間に15センチ程度の移動となるよう底近くにエサを流してみましょう。

アタリの取り方

イワナ釣りのアタリの取り方の画像

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渓流釣りでは魚に警戒心を与えないため、ラインを水につけずに流す「ミャク釣り」が基本。アタリはハリスに付けた目印の動きの変化に出ます。活性によって目印に大きくアタリが出る場合と、ほとんど出ない場合があります。イワナがエサを咥えるのは一瞬なので、その一瞬を逃さないよう、「怪しいな」と感じたら聞き合わせしてみてもいいでしょう。

天然イワナは最初の1匹が難しい!

イワナ釣りの画像

出典:PIXTA

天然のイワナは、生息域が渓流でも特に急峻な上流域に生息。釣行を行うには、十分な装備も必要です。また、入渓しやすい人気河川では警戒心が強く、初心者には少々ハードルが高いです。渓流で最初の1匹を手にするためには、流れのある管理釣り場でエサの流し方を練習し、放流魚を確実に釣れるまで練習をしておくのも手です。奥深いイワナ釣りを体験してみてはいかがでしょうか。