川虫は何種類いる?渓流エサに使える5種類の虫と取り方とは

2018/08/07 更新

川虫は渓流釣りでマス類を釣る際に使われる水生昆虫。釣具店での入手が難しいため、自分で採取することがほとんどです。釣り餌として使える5種類の虫と、川虫の取り方、保存方法を紹介します。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

川虫について

クロカワムシ 川虫は、渓流釣りのエサとして使われている水生昆虫の総称。主にトビケラやカゲロウ等の幼虫の事を指しています。

渓流釣りで主なターゲットとなるヤマメやイワナ等は、現地にいる川虫を主に捕食しているため、釣る為に最適なエサと言えるでしょう。また、捕食対象となる川虫たちは、渓流付近の石裏に潜んでいる事が多いため、割と簡単に採取する事ができます。

今回は渓流釣りで利用できる川虫の種類と、川虫の採取方法についてご紹介していきましょう。

川虫は渓流釣りに欠かせないエサ

ネイティブの(自然環境で育った)魚ほど、いつも捕食している川虫への反応が強く出ます。そのため、ブドウ虫やミミズをエサにしてもあまり食いつきが良くないケースも。

購入品のエサと比べ、現地の川虫のほうが魚の食いつきがよく、渓流釣りの熟練者は入渓前に川虫を取る人も多くいるのです。

川虫の種類

川虫 川虫、つまり魚の捕食対象となる水生昆虫の幼虫は大きく分けて三種類います。『カゲロウの幼虫』『カワゲラの幼虫』『トビケラの幼虫』です。

『川虫』とひとくくりにされがちですが、種類によって生息域や幼虫として川に住む時期が異なるため、採取に適した時期が微妙に違います。そんな川虫の種類や特徴についてご紹介していきます。

クロカワムシ

クロカワムシ クロカワムシは、トビケラの幼虫です。採取できる時期は春先から夏前。浅瀬にある岩の裏に、砂などを固めて巣を作っています。

比較的大型の川虫で、体長が4センチを超える個体もいるため、大物狙いのエサと言えるでしょう。渓流釣りだけではなく、ニゴイやウグイのエサに利用されるケースもあります。

オ二チョロ、キンパク(大型のカワゲラの幼虫)

オニチョロ トビケラの仲間で釣り人から『最高のエサ』と言われる川虫がこのオ二チョロ(キンパク)です。ご覧の通り黄色い体色が水中では目立ち、身体が柔らかいため、他の川虫で釣れない場合でもオ二チョロを使えば釣れるケースもあります。

トビケラの一種のため、生息域や採取できる時期はクロカワムシと一緒です。

ヒラタ(ヒラタカゲロウの幼虫)

ヒラタはヒラタカゲロウの幼虫で、トビケラとはまた違った川虫です。エサとして利用する川虫としては、トビケラ系よりもこちらのほうがポピュラーなのではないでしょうか。

流れの速い浅瀬の岩の裏に生息しています。初夏に成虫になるため、春先に採取する事ができます。

ピンチョロ(フタオカゲロウの仲間の幼虫)

ピンチョロ
出典:SHIMANO
ヒラタカゲロウの代用で使われる事が多いのがこのピンチョロです。ヒラタカゲロウと比べても泳ぎに適した形をしており、色彩も地味なのが特徴です。

採取できる時期・生息域はヒラタカゲロウと同様なので、一緒に取れる事も多くあると思います。また、ぴょんぴょんと跳ね回るように泳ぐ姿が可愛らしい川虫です。

カワムカデ(ヘビトンボの幼虫)

川に生息しているヘビトンボの幼虫が、このカワムカデです。頑丈なあご、ムカデそっくりな見た目からカワムカデと呼ばれており、中流域より上流に生息しています。

サイズが大きいため、大型のイワナを狙う際は効果的な川虫ですが、噛まれるとかなり痛いため、採取の際はピンセットなどを利用しましょう。

川虫の取り方と保存方法

渓流釣りで抜群のエサである川虫ですが、サイズや生息域も様々であるため、採取にもコツが必要です。また、人間の体温ですぐに死んでしまうほどデリケートであるため、釣り場で生きたまま持ち歩くのに適した方法があります。

川虫の採取方法と、採取した川虫の保存方法についてご紹介していきましょう。

川虫の取り方

川虫の取り方は品種によって微妙に異なりますが、基本となるのは目の細かな網を使う方法です。川底にこぶし大~両手で持てるぐらいのサイズの石がある浅瀬で、石の下流側に網を構えます。

網を構えたまま石をひっくり返したり、川底を足でかき回すと、濁りに交じって川虫も流れてきますのでこれを網で捕獲します。

また、クロカワムシ等のトビケラ系の川虫は岩の下に小石を固めて巣を作っています。巣の周囲には岩と岩の間に虫が作ったクモの巣のような捕獲網がありますので、これを目印にするとよいでしょう。小石の巣を崩すと中に潜むクロカワムシを採取することができます。

また、ヒラタカゲロウを代表とするカゲロウ類は、岩の裏についている事が多いです。岩を持ち上げてみつけたら、スポンジ等で優しく網に落とし、そのまま保存容器に入れましょう。

川虫の保存方法

川虫の保存方法 川虫は水生昆虫のため、保存方法には一工夫必要です。

保存容器には園芸用の水苔や木くずを一緒に入れてあげましょう。また、水生昆虫ですので乾燥は大敵です。水苔や木くずは、川虫を採取する前に少し湿らせた状態にしておきましょう。この状態であればどの川虫も一日元気でいてくれます。

川虫を採取して釣りに使ってみよう!

渓流釣り 渓流釣りのエサに利用できる川虫は、市販のエサよりも大きなポテンシャルを発揮し、なによりエサ代もタダになるという嬉しい要素もあります。初夏になると成虫になってしまう種類も多いので、春先は川虫を利用した渓流釣りにぜひ挑戦してみましょう。

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グランダー三平

三度の飯より釣り好き。 幼少期より川・海問わず色々な魚種を釣ってきました。 釣った魚を食す幸せを伝えたい!