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バラマンディの魚体

バラマンディ|“大きな鱗”を意味する怪魚について

バラマンディ(Lates calcarifer)。金色に輝く眼。鋭くスリムな顔のシェイプと相反するような体高。ルアーを凄まじい勢いで引ったくり、強烈なエラ洗いを見せてくれる。なんて魅力的な魚でしょうか。そんなバラマンディの魅力、釣り方、ルアー、タックル、果ては食味に至るまで、ChillTrip所属のプロガイドビックリマン高田が解説します。

目次

画像提供:ChillTrip

バラマンディは世界的人気のルアーターゲット

バラマンディとは

バラマンディ(Lates calcarifer)

オーストラリアの先住民“アボリジニ”の言葉で「大きな鱗」を意味する魚。

バラマンディのエラ洗い
出典:PIXTA

金色に輝く眼。鋭くスリムな顔のシェイプと相反するような体高。

ルアーを凄まじい勢いで引ったくり、強烈なエラ洗いを見せるそのファイトスタイルは、世界中の釣り人を虜にしています。

バラマンディの生態
出典:PIXTA

バラマンディは、スズキ目アカメ科に属する沿岸性(河口や汽水域などの陸地に近い海)の大型肉食魚。

体長は大きいもので2メートル、体重は60キログラムにも及びます。

バラマンディの生息域はとても広い

美しいバラマンディの魚体

インド太平洋の熱帯域に分布しており、台湾を北限、オーストラリア北部を南限に、アジアオ・セアニアに広く分布しています。

バラマンディのポイント

海・マングローブ河川・都市部河川・ジャングルの淡水域・ダム等々、実に様々なシチュエーションでバラマンディ釣りに挑戦が可能です。

バラマンディの釣り場

バラマンディの釣り場

バラマンディ釣りで有名なのはオーストラリア北部パプアニューギニアです。

また、あまり知られていませんが、インドネシア・マレーシア・ミャンマーでもバラマンディ釣りのガイドサービスがあります。

バラマンディは釣り堀でも人気

バラマンディの釣り堀

自然下のバラマンディ釣りは費用と日数が多少必要になってきますが、タイ・マレーシア・台湾などではバラマンディの釣り堀が有名で、誰でも簡単に強烈なファイトを味わうことが出来ます。

釣り堀は場所や値段によって釣れるサイズや数はまちまちですが、釣れる釣り堀は1投1匹の夢の爆釣が味わえる場所も。

▼アカメは日本で狙えるバラマンディの近似種

バラマンディ釣りのタックルやルアー

バラマンディのタックル

自然下での釣りは基本的にはボートからとなるのでバスロッド(M~XHクラス)が適合します。

ロッドパワーパワーは狙うサイズや投げるルアーによって選びましょう。

釣り堀も同様のタックルで問題ないでしょう。

フックやラインは強力なものを

バラマンディのルアー
実際にバラマンディを釣った後のフック。前のフックがバラマンディの強い引きで伸ばされている

ロッドやリールは日本で使ってるものを使えますが、バラマンディは引きが強い魚です。フックとラインは強いものを選びましょう。

PEライン2号~4号。リーダーは30~80ポンドくらいまでが基準です。フックもルアーサイズに合わせて強いものに交換しましょう。

ルアー

バラマンディ用ルアー
オーストラリアで売られているバラマンディ用のルアー

定番はミノー・シャッド系。ポッパーなどのトップウォーターなども用いられます。

ハイプレッシャーな場合はワームのジグヘッドリグも多様されます。

バラマンディは高級食材!

バラマンディの料理

意外かもしれませんが、バラマンディは東南アジアやオセアニアでは食用魚として重宝されており、高値で取引されています。

蒸し、揚げ、焼きと、どんな料理法にも適応。

白身で癖がなく日本人の口にも合うこと間違いなしです。

一部の地域では生食も

バラマンディの刺身

基本的に生食は避けられることの多い東南アジアですが、筆者は1度バラマンディのカルパッチョを食べたことがあります。

マレーシアサバ州では生食のバラマンディは伝統料理らしく、スズキのような味で「また食べたい!」と思わせるほどの美味でした。

バラマンディ釣りに挑戦してみませんか?

バラマンディの釣り

海外釣行は少し敷居が高いと思われがちですが、バラマンディの釣り堀などは観光のついででも挑戦できます。

美味しい魚なので、是非食の方でもトライしてみてくださいね!

画像提供:ChillTrip